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ポイントは「ニーズ」を引き出すヒアリング。【Ayami建築工房】で、暮らしが輝く家づくりを

ポイントは「ニーズ」を引き出すヒアリング。【Ayami建築工房】で、暮らしが輝く家づくりを

家を建てたいと思い住宅会社を探してみると、たくさんあって選ぶのがとても難しい。どんなデザインにしよう?収納スペースはたっぷりあったほうがいいだろうか?機能性の高い家が建てられる会社も良さそう……。一番大切にすべきポイントは人によりさまざまだ。富士宮市の『Ayami建築工房』では、家を建てる人が心から求める、深層心理を引き出す「空間デザイン心理学®」を取り入れた家づくりをしている。その内容について、代表の石川文美さんに話を聞いた。

「空間デザイン心理学®」を取り入れた家づくり

やってきたのは、富士宮市にある『Ayami建築工房』の本社兼モデルハウス。周辺から壮大な富士山が見渡せる気持ちのいい場所だ。エントランスには花が飾られ、一歩足を踏み入れると、爽やかな吹き抜けが広がる。

富士宮市にある『Ayami建築工房』の本社兼モデルハウスの2階から撮影した写真

どうすれば少しでも家事がしやすくなるか、家族団欒(だんらん)の時間が持てるかなど、女性の目線に立った提案力と、高いデザイン性に定評のある文美さん。住宅のみならず、彼女の手がけた旅館や店舗の評価が高いのには理由がある。

富士宮市にある『Ayami建築工房』代表石川文美さんの写真

『Ayami建築工房』代表の石川文美さん

富士宮市にある『Ayami建築工房』のタイル使いが素敵なキッチン

タイル使いが素敵なキッチン。やり方次第で、システムキッチンよりも手頃な価格で仕上げることができる


『Ayami建築工房』が取り入れている「空間デザイン心理学®」は、文美さんが都内の建築事務所で働いていた時に知り合った、高原美由紀さんが立ち上げた学問だそうだ。2022年の秋には大学の学科にも取り入れられる予定で、最近はハウスメーカーも積極的に取り入れる動きを見せている。

「家づくりに心理学が必要なの?と疑問を持つ方もいるかもしれません。でも心理学ってすごく身近なもの。実は遊園地やスーパーなどでも採用されているんですよ」
深層心理にもとづいて設計された空間はストレスが少なく、無意識下で“また来たい”と感じていることが多いそうだ。それを家づくりに応用できたら、きっと自分が“心地よい”と感じる空間にできるだろう。

富士宮市にある『Ayami建築工房』の2階、キッズルームの写真

2階にはキッズルームがあり、子ども連れも歓迎。気軽に訪ねたい

高原さんは、以前一級建築士として広く知られていた。しかしある日、かつて満足していたはずのお客さんの10年後の姿を見て愕然とする。施主さんの希望で立派な大容量クローゼットを造ったのだが、10年後にそのお客さんを訪ねると、クローゼット周りの床には物が散乱し、家は散らかりっぱなしだったという。収納としてまったく機能していなかったのだ。

希望通りに造ったはずなのに、なぜこんなことになってしまったのだろう。本当に満足してもらうためにはどうすればよかったのか。悩んだ高原さんは、空間づくりの本質についていちから見直し、早稲田大学・大学院で「幸せと空間の関係」について研究を重ねた。その中で、「ニーズ」を引き出すヒアリング方法に出合う。

富士宮市にある『Ayami建築工房』でニーズを引き出すヒアリングをしている写真

「どんな家にしたいですか?」という問いかけだけでは、表面上の希望しか聞き出せていなかった。「ニーズ」を引き出すヒアリングをすれば、その人が本当に求めているもの、深層心理を引き出すことができる。それをもとに家を設計すれば、本当に満足してもらえる家をつくることができるのではないか。そう信じて、「LDNメソッド™」という、独自のヒアリング法として体系化させていった。

一方文美さんは、以前都内の建築会社に勤めており、建築士として順調な日々をすごしていた。同僚からヒアリングのコツなどを聞かれたりすることもあったが、今思えば自然と深層心理を引き出すヒアリングをしていたのではないかと当時を振り返る。
「お客さまの要望をどんどん深掘りしていきました。“広いリビングが欲しい”という方は、なぜそう思ったのか。その“なぜ”を引き出し、突きとめていくんです」

私たちが何かを選んだり決めたりするとき、“なんとなく”好き、“なんとなく”こうしたいと思う瞬間があるはずだ。自分ではなかなか掘り下げることが難しかった“なんとなく”の部分を文美さんが掘り下げてくれることで、要望の輪郭がはっきりと見えてくる。それを形にすることで、お客さんの満足度が高い家づくりを実現することができたのだ。

富士宮市にある『Ayami建築工房』のカタログを見ている写真

同じようなことを考えていた二人が20年ぶりに連絡を取り合ったのは、空間デザイン心理学®セミナーを受講した文美さんが強く心を打たれたことがきっかけだった。

深層心理にもとづいてつくられた家は、「ありのまま」で過ごすことができ、幸せを感じる。片付けが苦手な人でも、整頓された状態をキープできることが多いそう。「たくさん収納があっても家が片付かないのは、実はその空間が自分にとって本当の理想ではない場合が多いんです。自分の好みや行動の癖、考え方に沿ってつくられた空間であれば、人はそれを維持しようと動くものです。つまり、“片付けたくなる家”にすればいいんです」

富士宮市にある『Ayami建築工房』でニーズを引き出すヒアリングをしている写真

ヒアリングには一人あたり1時間半ほどかけるそうだ。夫婦の意見を聞く場合も、必ず一人ずつじっくりヒアリングをする。そのあと聞き取った内容をまとめた解析書を作り、それをもとに図面を作成する。
「解析書を作るのは大変ですが、手間を惜しまずしっかりと作ることによって図面の修正も少なくてスムーズに進みます。お客さまの中には、家づくりに関する悩みや、『本音』を聞いてもらえたことに安堵する方もいらっしゃいますね」

「心地の良い空間」といっても人それぞれ求めるものが違い、ザワザワしたカフェの方が仕事がはかどる人もいれば、無音の空間でないと集中できない人もいる。だからこそ、文美さんは一人ひとりの違いをていねいにヒアリングし、キャッチしていく。
「家は人間にとっての巣であり、心をリセットしてくつろげる場所。自分が心から居心地がよいと思える空間で過ごせば、モチベーションもアップします。きっと暮らしもより素敵になっていきますよ」

富士宮市にある『Ayami建築工房』の事務所兼モデルハウスの2階から1回を眺めている女性の写真

モデルハウスの床や天井には、無垢の木を用いた素敵なあしらいが施されている。「素材は手頃な価格のものを使用していますが、木工職人がいる工房を併設しているので、アイデア次第で何でも作ることができるんです。“予算”という壁があっても、工夫次第で理想のデザインや理想のイメージの空間がつくれることを伝えたくて」

富士宮市にある『Ayami建築工房』の細部にもこだわった洗面スペースの写真

細部のデザインにもこだわった洗面スペース。使用している鏡や無垢材は、手頃な価格で手に入るものを使用している。お金をかけなくても、工夫次第で素敵な仕上がりに

一生の半分を過ごすともいわれる大切な家。人生のパートナーのようなものだからこそ、自分が心から求める、ありのままでいられる家を提案してくれる会社を選んでみてはいかがだろうか。

『Ayami建築工房』の詳細はこちら

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Ayami建築工房

人の深層心理にもとづいて提案 自然体で効率よく快適にすごせる理想の住宅

更新日:2022/4/11
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