
温もりを感じる素材でつくるおもちゃ、木製ミニカーをDIY
材料をかたちに切り出し簡単に組み立て!木製ミニカーのつくり方
子どもが安心して遊べるかわいい『木製ミニカー』
温もりを感じる木のおもちゃは、軽くて扱いやすく、子どもも楽しく遊べる。特に動くものには興味を示しやすく、ボディと車輪、車軸などの簡単なパーツでつくれる木製ミニカーは、DIY初心者にもおすすめ。ちょっとしたインテリアにしてもかわいい。木製のおもちゃづくりで注意することは、角を取って表面をなめらかにすること。おもちゃ自体をできるだけ丸みのある形にしよう。そして、塗料には子どもが口にしても安全な自然素材由来のものを使うこと。紙やすりでていねいに表面をなめらかにしたら、木製食器にも使われる蜜ロウワックスで仕上げれば安心だ。今回のサンプル用の形だけでなく、子どもが好きな形のクルマにも挑戦してみて。
使ったのはコレ

●ホワイトウッド 2×4 900×89×38mm
●南洋材丸棒 約600×30φ
●工作丸棒 900×5φ
●竹用ドリル 5mm No.601
●竹用ドリル 6mm No.601
●竹用ドリル 12mm No.601
●未晒し蜜ロウワックス 100ml Aタイプ
●木部がすべるすべーるスプレータイプ(木部用潤滑剤)
●糸鋸盤、ボール盤、サンダー、紙やすり、差し金、ノコギリ、スポンジ、ウエス、木工用接着剤など
※最寄店舗に掲載商品がない場合は、取り寄せにて承ります。
【材料(見本)】
・ホワイトウッド 2×4 900×89×38mm
100×89×38mm
・南洋材丸棒 約600×30φ
10×30φ 4個
・工作丸棒 900×5φ
60×5φ 2本
つくりかた
【1】材料をカットし、下書きをする


下書き用図
木材を見本のサイズでカットする。クルマのボディはホワイトウッド、タイヤには30φの丸棒、車軸には5φの丸棒を使う。
ホワイトウッドには切り抜く形を下書きする。オリジナルの形でつくるときは、つくりたいクルマのサイズに合わせてカットして。
【2】糸鋸盤でカットする
糸鋸盤を使って下書きの線に沿って切り抜く。木材が厚いので少しずつ切り進めていくときれいにカットできる。ボディの窓になる部分は、10~12mmの穴をあけ、糸鋸盤の刃を通してからカットする。糸鋸盤が無い場合は、カットする部分の外側にドリルでいくつか穴をあけ、ノコギリで少しずつ切り落とす。
【3】車軸部分の穴をあける

ボール盤を使って車軸になる丸棒を通す穴をあける。車体の穴は6mmの、タイヤの穴は5mmのドリルを使う。穴あけをする時は、安全に作業できるよう材料をクランプで固定する。特に小さなタイヤの材料は動きやすいので、しっかりと固定してから作業して。
【4】サンダー、紙やすりで研磨する

ボディや車輪は電動サンダー等で粗削りをしたあと、紙やすりで表面が滑らかになるまで磨いていく。紙やすりは粗めの240番からだんだん目の細かい紙やすりにしていき、最後に1000番以上の細かい目のものを使うと、より滑らかに仕上がる。
【5】塗装、潤滑剤を吹き付け組み立てる



すべての材料の全面に、スポンジを使って蜜ロウワックスを塗り、ウエスで余分なワックスを拭き上げる。車軸を通す穴に木部用潤滑剤(シリコンスプレー)を吹き付ける。車軸を通し、木工用接着剤でタイヤを付ける。
【木製ミニカーの完成】

ワンポイントアドバイス!
子ども用のおもちゃをDIY
子どものおもちゃは、車のように動く、音が鳴る、積み重ねるなど、簡単に楽しめる仕掛けをつくると、興味を持って遊んでもらえる。また、丸みのあるデザインにしたり、ていねいに研磨して肌触りをよくしたりするなど、子どもが安全に遊べるよう配慮することも大切。木の温もりを感じるオリジナルのおもちゃで、遊びの幅を広げてみよう。
細かい加工に役立つ「糸鋸盤」
細かい形を切り抜く時に役立つ糸鋸盤。今回のように厚みがある作品は、ホワイトウッドなどの硬すぎない木材を選ぶと加工がしやすい。一気に切りづらい曲線の部分は、切りたい部分の外側をあらかじめ切り取ってから、下絵の線に沿って少しずつ材料を押し進めながらカットして。
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