
楽しくつくっておしゃれに飾る、テクスチャーアートをDIY
色も模様も思いのまま!テクスチャーアートのつくり方
色も模様も思いのまま!テクスチャーアートのつくり方
アクリル画材を使って、平面のキャンバスに立体的な絵を描くテクスチャーアート。絵を描くのは苦手という人でも、ペインティングナイフや刷毛、筆などで、直感的に模様を造形すれば素敵な作品になる。好きな色のアクリルガッシュで、自分なりの作品に仕上げてみよう。ベースにするモデリングペーストは、単体ではひび割れしやすいので、ジェルメディウムを混ぜて少し緩めて使うのがおすすめ。ペーストを最初から厚塗りすると乾いた時に割れやすいので、少しずつ塗り乾かしながら重ねて厚みをつけていくのがポイント。ペインティングナイフでさまざまな表情を生み出すナイフワークも紹介するので、気軽にチャレンジしてみよう。
使ったのはコレ

●モデリングペースト 300ml
●ジェルメディウム 300ml
●アクリルガッシュ(パステルラベンダー/パステルレモン/パールブルー)
●ペインティングナイフ(E-2/E-3)
●ペーパーパレット
●キャンバス(水彩用または水彩・油彩兼用のもの)、筆など
※最寄店舗に掲載商品がない場合は、取り寄せにて承ります。
つくりかた
【1】テクスチャー画材(ペースト)を準備する



「モデリングペースト」や「メディウム」などを混ぜ合わせ、ペーストを用意する。配合されている素材により粘度や質感が変わるため、自分の表現したいイメージに合わせて使い分けて。今回は、モデリングペーストに対してジェルメディウムを4:1の割合で混ぜる。緩すぎる場合は、モデリングペーストを加えて調整する。
【2】着色をする


用意したペーストを色の数だけ分けておき、好みの色のアクリルガッシュを加え、ペインティングナイフでよく練りあげる。色を混ぜる時は、あえてムラを残してマーブル調にしてもOK。
【3】絵を描く(ベース)

ペインティングナイフや筆を使って、好きなイメージで絵を描いていく。最初は、キャンバス全体にベースになる色のペーストを塗る。
【4】絵を描く(段塗り、波塗り)


ベースが乾いてきたら、グラデーションをつくりながら他の色を重ねる。段塗り、波塗りなどのナイフワークを組み合わせ、立体感を出していく。
【5】絵を描く(タッピング)


軽く叩くようにペーストを重ねるタッピングで、表面に凹凸をつける。細かな部分の造形をつくるときは、先の細いペインティングナイフを使って。
【塗り方(ナイフワーク)】

・フラット(平塗り)
ナイフの面を使い、表面をなめらかに均一に塗り広げる基本の塗り方。土台づくりにも最適。
・波塗り
ナイフを揺らすように動かして、波のような模様をつくる技法。
・タッピング
ナイフの先で絵の具を叩くように置く技法。凹凸のある立体的な質感を出せる。
・線描
ナイフの角や先を使って、細い線や筋を引く。繊細な模様や動きの表現に向いている。
・段塗り
絵の具を何層にも重ねて段差を出す。ナイフの跡が残り、迫力ある立体感が生まれる。
・点描
ナイフの先で点々と絵の具を置いていく。控えめなアクセントや繊細な装飾におすすめ。
【テクスチャーアートの完成】

ワンポイントアドバイス!
テクスチャーアートとは
絵の具やペーストの素材感、表面の凹凸を活かして作品に仕上げるテクスチャーアート。アクリル画に立体感をつけるモデリングペーストで、造形とカラーリングを組み合わせて、個性的な作品づくりができる。完成した作品は視覚だけでなく触覚でも楽しめる。色を混ぜる、塗り方を変える、モチーフを決めて描くなど、自由に描いてみて。
用途に合わせて使い分けを
メディウムのバリエーション
メディウムとは「媒体」の意味で、ここで使っているのはアクリル画材のひとつ。ジェルメディウムには艶あり、艶なし、ざらつきを加えるものなど数種類がある。作品の雰囲気や仕上がりの好みに合わせて使い分けてみよう。
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