春食材にチャレンジ♪【菜の花の春色ぺペロンチーノ】/ほしママレシピ ~おしゃれに おうちごはん ~ ○第九回○
~ 手軽で美味しい“フォトジェニレシピ”をご紹介 ~ womo編集部・ほしママ★が、美味しくて手軽にできる、おしゃれ&フォトジェニックな「おうちごはん」のレシピをご紹介していきます♪
フキノトウ、タラの芽、菜の花、ウルイ……などなど、春を運んで来る“春食材”たちは、
姿かたちもころんと可愛らしいものが多く、見ているだけでウキウキ♪
ただ、自分で料理するとなると、「どうやって食べるの?」、「下処理はどうすれば良い?」、
「手間がかかりそう」…そんな理由で敬遠しがちな人も多いのでは?
そこで今回は、“春食材(芽野菜)”の中でもポピュラーで、
初心者でも扱いやすい『菜の花』を使った簡単パスタをご紹介。
みなさんも気軽に「春」を味わってみませんか?
★記事の最後には、主な『春食材(芽野菜)』の選び方のポイントや豆知識のほか、
【おすすめ料理】とおまけの【ぷちレシピ】などもご紹介。
春の山菜や芽野菜を調理する時の参考にしてくださいね。
【???】 『春食材』は体に良いの?
●『菜の花』の栄養は? あの「苦み」は体に良いもの?
『菜の花』には、ビタミン、ミネラルも豊富で、女性に不足しがちな鉄分や、お肌に良いビタミンA(βカロテン)、C、Eのほか、老廃物を排出してくれる食物繊維もたっぷり♪
また、『菜の花』をはじめ、“春食材(芽野菜)”に多くみられる「独特の苦み」は、
冬の寒さで眠っている体の働きをシャキッと目覚めさせてくれるとも言われています。
シンプルな味付けのペペロンチーノは、そんな“春食材(芽野菜)”の滋味深い味を楽しむのにぴったりのメニュー。『菜の花』だけでなく、フキノトウやタラの芽(下処理は後方に記載)で作ってもOKです。
緑、黄、赤と彩りも美しい春色のパスタを美味しく味わって、
身体のスイッチをONにしましょう!
【材料】 「菜の花の春色ぺペロンチーノ」に使う食材は?
【菜の花の春色ぺペロンチーノ】 材料=2人分=
●塩 小さじ1位 ※菜の花用
●パスタ(乾燥。太さ1.4mm位) 200g
●塩 適量 ※パスタ用
●ベーコン 2~3枚(1.5cm程の幅に切る)
●ぶなしめじ 1/3株(石づきをとり小房に分ける)
●ニンニク 1/2片(みじん切り)
●鷹の爪 小1本(種を取り除き、小口切り)
●・オリーブオイル 大さじ1
●塩 適量 ※炒め用
●粗びき胡椒 適量
(パスタの茹で汁 大さじ2)
【仕上げ・トッピング用】
●好みでポーチドエッグor半熟目玉焼き。
【作り方】 『菜の花の春色ペペロンチーノ』を作ろう!
【point】
●「菜の花」は短時間でゆでて冷水に!
●パスタの湯を切る前にゆで汁大さじ5杯ぐらいを別皿にとっておく
【作り方】
【1】 沸騰した湯に塩を入れ、1分前後ゆでる【直径1cmほどで1分位が目安。茎が細い場合はゆで時間を短めに)。先に茎の方から、つぼみの部分は後に鍋に入れ、茎の方が目安のゆで時間になったらつぼみも一緒にザルに上げ、冷水に放つ。さめたらもう一度ザルに上げ水気を絞っておく。
★ゆでる時間が長いと柔らかくなりすぎてとけて(潰れて)しまうので注意しましょう。
【2】 パスタをアルデンテにゆでる。この時、パスタの湯を切る前にゆで汁大さじ5杯ぐらいを別皿にとっておく。
【3】 フライパンにオリーブオイルとニンニク、鷹の爪を入れて弱火にかけ、香りが立ってきたらベーコンを入れて中火にし、軽く火を通す。
【4】 菜の花を加えて油をまとわせる程度に軽く炒め混ぜる。、パスタを加え、パスタのゆで汁大さじ3~4程も加えて手早く炒め混ぜて、塩・胡椒で味を調える。皿に彩り良く盛りつけて出来上がり♪
※油とゆで汁を乳化させるのがポイント(混ざり合って白濁し、トロみが付く感じ)
※好みでポーチドエッグor半熟目玉焼きをトッピングしても◎。
【美味しくなる コツ!】
★菜の花はすぐに柔らかくなるのでゆで時間に注意しましょう。ビタミンの崩壊もなるべく防ぎたいのでその後の加熱も最小限を意識して。
★お子さんが食べる場合には鷹の爪を省いて作ってくださいね。また、菜の花は強いので、小さなお子さんに取り分ける場合には、菜の花自体も省いてくださいね。
★フキノトウやタラの芽で作ってもOK。アンチョビやツナなどを加えても良いですね。
★苦みが苦手な方は春キャベツで。キャベツの甘味が生きて美味しく仕上がります。
★ベーコンなしで作って、生ハムを“後のせ”してもOK♪ 白ワインにもよくあいます♪
★塩を薄めにして、ポン酢しょうゆをかけて食べるのも美味♪ また、パスタ以外の材料を炒め合わせた物にポン酢しょうゆ(またはだししょう油)少々を加えて和え物にも。
たまには和食材を洋風のメニューで楽しむのも良いもの。
「はしり」「旬」「なごり」を楽しむのが「和食」の良さですが、逆にどんな料理にしたとしても食材の味に季節を感じとれるのであれば、それはすべて「和食」なのでは?とも思ったりします。
ともあれ、もうすぐソメイヨシノ開花も、
春食材(芽野菜)の独特の「苦み」と「甘味」を楽しめる大人のパスタで
「春」を堪能しましょう。。
色々な『春食材』にチャレンジ!
「どう使うの?」「下ごしらえが大変そう。」といった声も聞こえてきて、
敬遠されがちな『春食材(芽野菜)』ですが、
そんなに構えなくても大丈夫♪ 意外と簡単に楽しめちゃいます。
一般的に、小さめのものほど柔らかくてアクも少なめ。
また、あまり日持ちしないものが多く、、
買ったらすぐに楽しむのがベストです。
今回は、代表的な『春食材(芽野菜)』の
選び方と使い方をご紹介。
みなさんもぜひチャレンジしてみてくださいね♪
【春食材と食材選びのポイント】
●菜の花
【食材選びのポイント】 今回使った菜の花。見た目は黄色く花が開いている方がキレイですが、味は“つぼみが緑色で固く閉じているもの”の方が美味。これは多くの芽野菜に共通すること。また、茎(切り口)はなるべく乾燥しておらず、割れや変色のないものを選んで。
【おすすめ料理】 和え物、おひたし、炒め物、寿司、てんぷら、パスタ、麺類
【ぷちレシピ】 ◎菜の花バーガー◎
菜の花は長さを2等分。沸騰した湯で1分前後ほど塩ゆでし、冷水に放つ。オリーブオイルを薄く敷いたフライパンにベーコンを入れて火にかけ、色が変わったら菜の花も加える。粗びき胡椒をふり、軽く炒め混ぜて皿に取り出す。バーガーバンズの切り口の片方にはマーガリン、もう一方にはマスタードマヨネーズを薄く塗る(辛子マヨorわさびマヨでも)。バンズ(下半分)にレタス、ベーコン、菜の花の順にのせ、バンズ(上半分)で挟んだら、中央をピックで刺して出来上がり♪。好みで、オニオンスライスや半熟目玉焼き、塩漬けオリーブなどを加えても。
■その他の春食材(芽野菜)
●フキノトウ
【食材選びのポイント】 黄緑色で小ぶりながら丸みをおびて太く、ハリのあるもの。固く閉じていて花芽が見えていない状態が美味しい。成長して大きくなると独特の苦みが強くなるので注意して。
【食べ方】 天ぷらや素揚げなど揚げ物にする場合はそのまま、それ以外は茹でてアク抜きを。変色した部分と根元の固い部分を取り除き、根元に十字の切込みを入れる。沸騰した湯に塩(水1Lに塩大さじ1強)を入れて3~4分ゆでたら冷水にとり、そのまましばらく水にさらしてアクを抜く。絞って水を切れば、好みの料理に。※小さく柔らかい場合は短時間、大きめで苦みが強い場合は1日さらして。
【おすすめ料理】 和え物、おひたし、炒め物、寿司、天ぷら、パスタ、麺類
【おまけのぷちレシピ】 ◎フキノトウ味噌◎
ゆでたフキノトウを細かく刻む。味噌ダレ(味噌5:砂糖1.5~2:みりん1:酒1の割合で混ぜる)を中火にかけて煮詰め、もったりと重くなったら刻んだフキノトウを入れて混ぜ、1分ほど似て出来上がり。冷まして清潔な密閉容器で冷蔵保存し、ごはんのお供はもちろん、野菜スティックのソースに、肉や野菜を味噌焼きに。
※フキノトウ:味噌ダレの割合は1:2位を目安にお好みで。
※苦味強めが好みの場合は、湯がかず、生を刻んでサッと炒めて味噌ダレと混ぜても。
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●タラの芽
【食材選びのポイント】 若すぎると風味が弱く、反対に成長し過ぎるとアク(エグミ)が強くなるので見極めが大切。初心者さんは芽が4~5cm位の小さ目なものが食べやすくおすすめ。芽の先の方がきれいな緑色で変色していないものを選んで。
【食べ方】 天ぷらや素揚げなど揚げ物にする場合は生のまま、それ以外はアク抜きをする。根元のハカマと固い部分の皮を剥き、根元側に十字の切込みを。沸騰した湯に塩(水1Lに塩大さじ1強)を入れて2~3分ゆでたら冷水にとり、そのまましばらく水にさらしてアクを抜く。軽く絞って水を切り、好みの料理に。※小さく柔らかい場合は短時間、大きめならしばらくさらします。
【おすすめ料理】 和え物、おひたし、炒め物、寿司、天ぷら、パスタ、麺類
【ぷちレシピ】 ◎タラの芽フライ◎
タラの芽は、根元のハカマと固い部分の皮を除き、根元側に十字の切込みをいれて「マヨネーズを同量の水で溶いたもの」にくぐらせ、パン粉をまぶす。中温の油でさっと揚げる。
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●ウルイ
※オオバギボウシの若芽で、ハウス栽培されたものが2~3月に出回る。ゆでた時の控えめなぬめりと、柔らかいのにサクッとした心地よい歯さわりが特徴的。味や香りにクセが無いので山菜初心者にもおすすめ。
【食材選びのポイント】 葉の部分が黄色または薄黄緑色で茎が白く、葉先がピンとして茎もみずみずしいハリのあるものを選んで。成長しすぎると全体が紫がかって強い苦みが出るので注意。
★生のまま4~5cm長さに切ってポリ袋に入れ、塩昆布と混ぜてしばらく置けば浅漬けに。炒めるor煮る場合は仕上げに入れ、加熱時間をなるべく短くする。
それ以外の場合はゆでますが短時間。茎と葉に切り分け、茎は10秒前後、葉は5秒前後、ゆでたらザルにあげ、すぐに冷水にとって冷まし、軽く絞って水を切り、調理して。
【おすすめ料理】 和え物、おひたし、サラダ、みそ汁、炒め物、浅漬け、パスタ、天ぷらなど
【ぷちレシピ】 ◎春野菜のサラダ~マスタードドレッシング◎
ウルイは4cmほどの長さに切って上記の通りにゆでて冷まし、軽く絞って水気を切っておく。芽キャベツは変色した外葉を取り除き縦に切って油を敷いたフライパンで焼く。スナップエンドウは筋を取ってサヤを2つに割り、塩ゆで。フルーツトマトは一口大に切り、マイクロトマトは適当なところで枝を切りわけておく。水菜は4cmほどの長さに、新玉ねぎは薄くスライスする。食材を彩り良く盛り付け、フレンチドレッシングに粒マスタードを加えてよく混ぜたマスタードドレッシングを食べる直前にかける。
※好みの春野菜を使ってアレンジしてくださいね。
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