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助産師さんに聞きました!【産後のお悩み編】

産前から産後に多くの女性が感じる不安や、悩みについて、ファミールリンク株式会社の助産師 佐藤めぐみさんに、伺いました。 前回の【妊娠中のお悩み編】につづき、今回は【産後のお悩み編】。多くのママから寄せられた、「授乳・卒乳についての悩み」と、「体型の変化についての悩み」について、アドバイスをいただきました。

助産師さんに聞きました!【妊娠中のお悩み編】

https://womo.jp/column/detail/10897/

「母乳が出ない」、「上手に吸ってくれない」、「足りていない?」

授乳が軌道にのるまでには時間がかかります

母乳で育てたいというママが多い中で、子どもを産めば母乳は当然出るものと思っている方がほとんど。でも、いざ授乳を始めてみると、「母乳が出ない」、「上手に吸ってくれない」、「足りていないように感じる」などのお悩みの声が多数寄せられます。
母乳は、赤ちゃんが乳首を吸う刺激で分泌が促進されます。そして、繰り返し授乳することで母乳の量も増え、スムーズに出るようになるのです。ですから、産後の疲労や乳頭の痛みなどから授乳を短時間にしたり、夜はミルクにしたりという状態が続くと、母乳の量が減り、授乳回数や時間が減少することも。すると、赤ちゃんが哺乳瓶に慣れておっぱいを吸わないため母乳が出なくなり、またミルクを飲ませる、と悪循環になることもあるのです。母乳分泌を増やしたい、母乳不足を感じるという場合は、まず吸わせる回数、時間を意識して増やすことから始めてみましょう。

抱っこや吸わせ方のコツをつかみましょう

抱っこや吸わせ方のちょっとしたコツで、上手く吸わせることができるようになり、授乳時の痛みが軽減することもあります。まず、授乳時の体の位置。自分と赤ちゃんのおへそが向かい合うように抱っこするのがベストポジションです。そして、吸わせる時には、赤ちゃんが、乳首だけでなく乳輪まで深くくわえられているかがポイントです。
そもそも授乳を見る機会もない女性が増えている現代。赤ちゃんの抱っこ自体も初めてなのに、その状態から赤ちゃんに自分の乳首をくわえさせなければならないのですから、慣れるまでに時間がかかって当たり前。気に病むこともありません。ママのおっぱいの量と赤ちゃんの吸いたい量、つまり需要と供給のバランスが取れるようになるまでに1~2ヶ月の時間がかかることもあるので、焦らずに続けてみてくださいね。
さらに、授乳中の“おっぱいトラブル(乳腺炎や乳房のしこり、乳頭の痛みなど)”の背景には、背中のコリや痛み、姿勢の崩れ等が関係している場合があります。
妊娠中から赤ちゃんを抱っこする練習をしてコツをつかんでおくことが、授乳をはじめ産後の育児を楽にしてくれることにもつながります。ファミールリンクでは、抱っこのコツについて学べる教室も開催していますので、興味のある方は気軽にお問い合わせくださいね。

卒乳のこと

卒乳は計画的にすすめましょう

赤ちゃんが「おっぱいを卒業する」ことを「卒乳」といいます。では、いつまで母乳をあげればいいのでしょう? もうすぐ仕事に復帰するという時期になって、復帰後も授乳を続けるか、それともやめるかと悩むママも多いようです。
赤ちゃんの月齢はもちろん、職場の環境や、おっぱいの状況にもよるのですが、復帰のタイミングで卒乳する方もいれば、復帰後にも母乳を続ける方もいます。その場合、搾乳して冷凍保存する方法もありますし、帰宅後の夜だけおっぱいをあげるということも可能です。
また、赤ちゃんの成長と合わせて卒乳を考えた場合、母乳やミルク以外の食物から十分栄養を取れるようになる頃(1歳から1歳半前後)に進める方が多く、実際にもおすすめの時期。その際にタイミングを見極めるポイントは4つあります。
1つは、離乳食を1日3回食べられること。2つ目は、水分をコップやストローを使って飲めること。3つ目はママの心の準備ができていること。そして、4つ目に、ママも赤ちゃんも体調が良いときに進める、これが大変重要なことです。

【卒乳のタイミングを見極めるポイント】

1.離乳食を1日3回食べられること
2.水分をコップやストローを使って飲めること
3.ママの心の準備ができていること
4.ママも赤ちゃんも体調が良いときに進める

どのタイミングで進めるにしても、「卒乳」は急にはできません。急にやめると、赤ちゃんも不安を感じてストレスになりますし、ママは乳房の張りや痛みが強くなったり乳腺炎になったりすることも!
「○月頃卒乳をしたいから△月から徐々に授乳時間を短く、1日の回数も減らしていこう」と、ある程度、プランを立てて準備していくと意外とラクに「卒乳」できます。事前のリハーサルも重要です。気持ちに余裕を持ってトラブルのない卒乳を目指しましょう!

母乳で悩む時は、助産師に相談を

母乳で困ったら、まずは相談!迷ったらファミールリンクへどうぞ

「昨日まで上手に吸っていたのに、急に飲まなくなった」、「おっぱいにしこりが出来てしまった」、「もうすぐ仕事復帰。授乳をどうしよう?」、「乳首をかまれて痛い!」など、私達は様々な相談をお受けしています。
静岡市は、産科のある総合病院、産婦人科クリニック、助産院など、出産ができる施設が多く、恵まれた地域。どの施設にも助産師がいますし、母乳外来などママたちの相談にものってくれます。さらに、静岡には母乳ケアを専門にする助産院も複数あり、母乳ケアが受けやすい環境も整っています。
また市内各所の子育て支援センターでも、卒乳講座などを開催しています。
母乳で困ったら、まずは相談! どこに相談したらいいの?と悩んだ時は、ファミールリンクにご相談くださいね。

体系の悩み。ファミールリンクができること

みなさんの「かかりつけ助産師」に

ファミールリンクではプライベートケアにも力を入れています。特に好評なのは、多くのママたちが悩む産後のスタイルキープや腰痛・肩こりなど身体のケア。ファミールリンクでは、骨盤ケアを通して、ママたちが自分の力でキレイになるお手伝いをしています。産後のキレイは早い方が作りやすいもの。体調などに問題が無ければ、産後できるだけ早めのスタートがおすすめです。毎日できる骨盤ケアで、キレイなママを目指しましょう!
さらに、「他にはないマタニティクラス」を目指すマタニティさん向けのクラスや、1歳までの赤ちゃんとママが参加できるなど、ママ同士も交流できるクラスもいろいろ。ピクニックやブックスタート、ベビーマッサージにべびぃ整体の要素を取り入れたクラス、帝王切開で出産したママのお茶会などもあります。べびぃ整体では、「頭の形が気になる」「同じほうばかり向く」「変わったハイハイが気になる」など…、ママの“気になる!”を一緒に見ていきます。赤ちゃんの体、癖や個性を知って、スムーズな発達につなげていくことが一番の目標です。
そのほか、母乳相談、育児相談などももちろんOK。みなさんのかかりつけ助産師になれる活動を目指しているファミールリンク。気になることがあれば、ぜひお気軽にご相談ください。

今後も、ママと赤ちゃんのための楽しい企画をどんどん作っていきますので、ぜひHPも見てくださいね!

答えてくれたのはこの人

ファミールリンク株式会社代表 助産師 佐藤めぐみさん

41歳(取材時)。静岡市出身。静岡市立看護学校卒業後、静岡県立厚生保育専門学校助産科にて助産師の資格を取得し、旧母子整体研究所・NPO法人フィジカルサポート研究会のメイン講師として活動。平成19年に地元静岡で「子育て整体サロンめっこ」を開業し、2014年10月ファミールリンク株式会社めっこ事業部を設立。助産師ネットワークを活用し、妊産婦・産後のママへ幅広いケアを提供している。現在、自身も2歳児と0歳児のママとして育児に奮闘中。

一般社団法人静岡県助産師会会員 
「トコちゃん誌上助産院へいらっしゃい」共著

第1回「助産師との二人三脚で、 妊娠・出産・子育てをもっともっと楽しんで!」

https://womo.jp/column/detail/9226/

第2回「助産師さんに聞きました!【妊娠中のお悩み編】」

https://womo.jp/column/detail/10897/

HP:ファミールリンク株式会社

http://familelink.co.jp/

ブログ:ファミールリンクの「しあわせママになる準備スクール」

http://familelink.eshizuoka.jp/

更新日:2016/7/22

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