【女心のオモテウラ】わたしたちの仕事観
女友だちや女上司、後輩など、あなたの周りの女性は何を考えている? 知っているようで知らない地元女性のオモテとウラの心を、womo読者が赤裸々に語る座談会。
womo10月号のテーマ「わたしたちの仕事観」
多様化する女性の仕事環境。わたしたちにとって価値ある“仕事”って?
座談会参加者
●左|womo編集部 前迫
新卒で入社して3年目。営業職を約2年経験後、現在のマーケティングの部署に異動。部署スタッフは1人のため、試行錯誤しながら仕事をこなす。
●中央|ことりさん
医療相談員歴8年の36歳。前職で体調を崩して転職。今の仕事もひと通り覚え、後輩ができ充実しているが、他の職業にも挑戦したいと考えている。
●右|鈴さん
販売員、広告代理店の事務を経て、現在は派遣で働く44歳。仕事で身につけたイラストレーターの技術を活かした仕事を続けたいと思っている。
仕事も悔しさもバネにする。これが女の仕事道!?
体調不良の原因は遠ざけろ!?
編集部 前迫(以下編)■今まで、仕事の上で、女性ならではの大変さを感じたことってありますか?
鈴さん(以下鈴)■以前の会社では社内恋愛が多くて…。そのときは本当に大変でした!
編■そういうことって本当にあるんですね(笑)。
鈴■そうなんですよ~。入社1年目くらいでやっと仕事を覚えてくれた後輩が、突然辞めてしまって。私の教え方が悪かったのかと悩んでいたら、こっそり社内恋愛をしていて、退職後に結婚したと聞かされたときは衝撃的でした。
ことりさん(以下こ)■えっ、辞める前に相談などは?
鈴■一切なくって。ひどい子は今日で辞めます、ということも。仕事はできる子たちだったから、よけいにがっかりしましたね。
こ■私は、女性だから、ではないですが、最初の職場は、体調を崩して辞めたんです。夜勤もある仕事で、腰を痛めてしまって。1か月の休養後、さらに責任ある仕事を任されそうになって、「完治してないのに、もう無理!」と思って、転職を決めました。
鈴■仕事も大切だけど、自分の体を守る方が大切だからね。私が転職したのは、イラストレーターのスキルを活かしたかったのもあるけれど、直接の原因はストレス。後輩がみんな長続きしなくて、結局私一人がお局様状態になったからかも。頭痛がひどくて病院に行ったら、ストレスですねって言われて、「ああ、もう辞めよう」と。
失敗はきちんと反省する
編■少し話を変えて、仕事で血の気が引くほどのものすごい失敗の経験ってありますか?
鈴■台風の日に現金の集金に出かけて、ちゃんとしまわず外に出たら、お札や小切手が風に舞ってしまったことがあります…。
こ■え、弁償したの?
鈴■幸い取引先の人と一緒に全部回収し、無事でした。この失敗談は、後輩に必ず語り継いで、教訓にしてもらっています(笑)。
編■では“この経験で成長できた”というキッカケはありますか?
こ■理不尽なクレームを付けられたことかな。相手にどう見られているかわからないから、やるべきことはきちんとしようと思う機会になりました。それと継続。どんな仕事でも最初は経験値が低くて、どう動けばいいかわからない。でも、1年目より2年目と続けることで、引き出しは確実に増えていきますよね。
鈴■私は、エクセルが苦手だったんですが、年下の男性上司の引き継ぎがあまりに雑だったので、「こんなヤツに聞くもんか!」と自分で勉強しました。今では他の人からも頼られます。
編■悔しさをバネにしたんですね。今、私は一人部署なので、なんでも自分でやるしかなくて。無理しすぎはダメだけど、自分に多少負荷をかけた方が、効率よく仕事する方法を考えるようになり、成長できる気がします。では最後になりますが、おふたりはこの先5年、10年後、どんな風に仕事をしていると思いますか?
こ■え~、全然想像がつかない。でも全く違う仕事をしているかも。今の仕事から逃げるわけでもなく、単純に、他にも何かできる可能性があるんじゃないかって思っているんです。
鈴■私は、今の仕事はやりがいがあるし、自分にも向いていると思うから、このままスキルを活かしたいですね。
編■どんなかたちでも、やりたいことにはチャレンジしていきたいですね。
womo読者180名に聞いた“仕事観”アンケートも公開中
Q1.現在の仕事に満足している?
Q2.仕事をするうえで不安やストレスと感じることはなに?
Q3.仕事でやりがいを感じるのはどんなとき?
Q4.あなたが仕事で重視していることは?
Q5.10年後、どんなふうに仕事をしていたい?