womo編集長コラム「サンタクロースの気持ち」
womo編集長のコラム[2016年12月]womoで取り上げたテーマへの想いから最近気になるトピックまで。womo編集長が日常で感じるコト・モノ・ヒトについて語ります。毎月第4金曜日に配信。
空気を読むことを学んだ、小2の冬
さかのぼること20年以上前の冬。
セーラー◯ーンがリアルタイムで全盛期のころ。
自宅で留守番をしていた小学2年生の私は、父親が帰ってくるのを待っていた。
すると「カラカラ……」と控えめな音で開く玄関の戸の音。
いつもなら「ガラガラッ」と大きな音を立て、そして「バタバタ」とすぐ2Fへ上がっていく音が聞こえるはずなのに、今日はしない。
代わりに、いつもは入らない部屋の戸を、スッと引く小さな音。
「絶対おかしい……。これは、バレないようにお菓子を買ってきたに違いないぞ!」と、そこは小学生らしい思考回路で考えた私は、父親を出し抜こうと、こちらもバレないよう、忍び足でその部屋に入る。
するとそこにお菓子はなく、代わりに大きな箱。
大好きなセーラー◯ーンが描かれている。
その瞬間、小2ながら「しまった!」と直感。
だが時すでに遅く、私の背後には、悲しげな目の父親が立っていた……。
―――
これが私とサンタクロース、初対面の瞬間。
この出来事がきっかけで、まわりの空気をすごく読むようになった幼少時代。
これは大人になっても続くわけで、特に誰かのサプライズバースデーなんて日には、本人にバレないよう、細心の注意を払っているのです。
だって、贈る側・仕掛ける側がどんな気持ちで準備しているか。
喜ばせるため、笑顔をみるため、相手のことを想っているわけですから。
感謝の気持ちをギフトに包んで
フリーマガジン『womo』12月号の特集は、"気持ち伝わる贈りもの"。
家族向けのベイクスイーツから大切な人へ贈る上質なギフトまで、厳選してお届けしています。
クリスマスや誕生日など、ギフトを渡す機会はいくつかありますが、ギフトを"あげる"ことが目的になってしまうことも正直あるはず。
そこで今回は、相手のことを想いながらセレクトしましょう、という気持ちを込めて紹介しています。
あとちょっとでクリスマス。
womoではクリスマス情報をまとめた特設ページも紹介しています。
こちらもぜひ!
次回は12/23(金)更新予定です。
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