<14番>マジョリティーマイノリティーなチャットモンチーの魅力
マママママジョリティー♪ もう耳から離れてくれません
専門学校のCMで使われていた、この曲。
耳なじみのいいメロディーと、特徴的な歌詞。
日曜深夜にやっている、関ジャニの「関ジャム 完全燃SHOW」というTV番組で、音楽プロデューサーの蔦谷好位置(あしやこういち)さんが大絶賛していたチャットモンチーの「majority blues(マジョリティーブルース)」
あ~いい曲だな~なんて思い、
それを機に、久しぶりにチャットモンチーの曲を聞き出してみました。
もうね、胸がキューっと締め付けられて苦しいほどに
彼女たちの曲には、なんともまあ ”王道の青春” が詰まっていること!
高校生のあの時に戻りたいような、戻りたくないような、
そんな自問自答が始まってしまうのです。
もう少しすると卒業シーズンが到来。
大人になると、”卒業”なんて関係がなくなってしまうけれど
みんながみんが通ったであろう、あの青春時代にフラッシュバックできる、
そんなチャットモンチーの「majority blues」の快感フレーズをご紹介。
マジョリティ、マイノリティー みんなと違うものも欲しい
『majority blues』/2016年
マジョリティー(多数派)×マイノリティー(少数派)
という正反対な言葉が並ぶ違和感とは逆に、耳に心地よい響き。
「みんなと同じものがほしい、けど、みんなと違うものもほしい」
そういった気持ちの矛盾を表している、フレーズ。
このワンフレーズに、チャットモンチー自体が表現されている気がするのです。
見た目は、どこにでもいそうな地味な二人の女の子(失礼!)
でもその表現力と声とベースは、普通のガールズバンドとなんか違う。
だって、majority bluesのイントロ部分聞いただけで、
「あ~もうこれ好きなやつだ」って直感的に感じたもんね。
みんなと同じものも持ちつつ、みんなと違うものもちゃーんと持っている。
みんなと同じ気持ちでいられるから、みんなの気持ちを表現できる。
でも、その表現の仕方はチャットモンチーならではで、それにみんな惹かれるんだろうな。
ちなみに、このワンフレーズを聴いて、思い出したのが、
月9「いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう」で
坂口健太郎演じる晴太が言った一言
「どこにでもいる子になりたくない子って、どこにでもいるよ。」
・・・・グサッ
みんながほしいもの、なりたい自分って、みんな同じなんですね。
それが青春というものか。。。
…晴太もチャットモンチーも深いぞ…
まとめ
今回は、majority blues1曲とチャットモンチーのご紹介となりました。
音楽の流行りとか、人気とかって
絶対的に中高生が作っていると思うんですよね。
そんな彼らにとって、青春という普遍的なテーマの曲って、
本当に多くて、それだけみんながみんな思うことを伝えたいし
伝えてほしいし、答えがほしいから
ある一定数売れるんだろうな~。
なんてことを考えてしまうと、いろんな曲の聴き方ができそうですが(笑)
ただ、久しぶりのチャットモンチーは、忘れていた何かを思い出させてくれました。
次回は、2月8日(水)の更新です♪
ゆとり最前線サツキの『快感フレーズは添えるだけ。』 完全筆者主観の、心地いいと思った音楽と快感フレーズをご紹介。「わかるわ~」と共感を得られる…かは分からないですが、一度聴いてみる価値ありの音楽をお届けします。