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【リアルライフ】和茶倶楽部株式会社 専務取締役 小松 直美さん

輝く女子を応援する「リアルライフ」。womo5月号掲載の女性をご紹介

小松 直美さんにインタビュー

全力で駆け抜けた子育ての時期。今はリラックスして自分らしく仕事をしています

小松 直美さん(50歳)

島田市出身。大学では女性学を専攻し、女性の働き方について学ぶ。卒業後は実家の(株)カネス製茶に就職、通販部門の「和茶倶楽部」を任される。年間100本限定生産の高級ボトリングティー「IBUKI 息吹」(2016 世界緑茶コンテスト金賞受賞)や、抹茶生チョコ(島田の逸品2015、2016 等多数受賞)などの商品開発にも携わる。現在は海外への販路を広げるため、年に数回アジアの都市に赴く。

【輝く場所】
和茶倶楽部株式会社
住所/島田市牛尾834-1
TEL/0547-46-2066

和茶倶楽部|WEB

Q1.実家のお茶事業を継いだきっかけは?

二人姉妹の長女なので、もともとそのつもりでした。当時の女性は、専業主婦になるか仕事一筋になるかのどちらか。私はどちらもやりたいと思ったんです。大学卒業後、一度は東京で就職しようと考えたのですが、最初から実家に戻って仕事をすれば、結婚や出産後も両立しやすいのではと考えました。

Q2.どんな仕事を手掛けてこられたのですか?

入社後すぐに、希望して通販部門を担当しました。まず手掛けたことは顧客の固定化。商品発送の際には必ず手書きでお礼の言葉を添え、おかげでリピーターが増え、売上も順調に伸びました。2年前には海外への販路を作ろうと、国内で大好評の生チョコで海外事業を手掛けましたが、日本のような配送のシステムが整っていない海外では大失敗。今年から事業計画を見直して、今はアジア圏に静岡茶の販路の拡大を図っています。

Q3.これからチャレンジしたいことを教えてください。

次男が高校を卒業したので、念願の海外事業に専念できます。東南アジアでは中国の安いお茶のシェアが高いですが、品質のいい静岡茶をもっと売り込みたいですね。今までは仕事も子育てもちゃんとしたいと頑張り過ぎて、体調を崩したこともありました。でも、海外では想定外のことが多く、全てに完璧でなくてもいいんだと、肩の力が抜けて、楽になりましたね。10年後には海外事業を息子に引き継げるよう頑張りたいです。

小松さんの1日


オフタイム

音楽好きな家族が揃う時は、カラオケに出かけたり楽器演奏をしたりして楽しむ。キーボード、サックス、ドラム、ギター、ボーカルと、それぞれが得意なパートで、本格的なセッションが実現する。


小松さんの人生グラフ


小松さんのパワーの源

茶器や雑貨

出かけた先で目にした急須や湯呑みなどの茶器、食器、雑貨など気に入ったものはほとんど購入してくる。会社で仕入れて販売したり、店頭のディスプレイに活用したり。もちろん自分で日常的に使うものも多い。


子どもたち

3 人の子どもたちも、就職や進学で家を離れているが、帰省した時には家族揃って過ごす時間を大切にしている。子育ての経験に感謝し、今は子どもたちそれぞれが得意分野を活かして活躍できるよう見守っている。


womo読者へのメッセージ

一度きりの人生です。仕事か家庭かの二者択一ではなく、できれば両方経験して欲しいと思います。もちろん大変なことも多いけれど、その経験が、女性をより輝かせてくれると思いますよ。

更新日:2017/4/24
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