【Woman's File】シズオカオーケストラ代表 井上 泉さん
womo6月号より「リアルライフ」が、働く女性の魅力に迫る『Woman's File』としてリニューアル!
井上 泉さんにインタビュー
人とのつながりを大切にしながら、地域の魅力を発信し続ける
シズオカオーケストラ代表 井上 泉さん
静岡市出身、在住。東京の音大で音楽デザインを学ぶ。卒業後、静岡のテレビ局に就職、その後東京のCSテレビ局に転職し、結婚を機に26歳で静岡に戻る。クリエーターとの交流を軸に、“ありのままの静岡”の情報を発信するイベント等を手がける。
井上さんが目指している“寛容な社会”とは?
東京から静岡に戻った頃、自分が育った街で空き店舗が増えて、このままでは静岡が廃れると、すごく焦りました。私も静岡の活性化のために何かしたい、でもどうしたらいいのかわからなくて。そんな時、知人の勧めで「グリーンドリンクス静岡」という交流イベントを始めたんです。そこで地域の人の話を聞き、静岡の魅力は外には見えないけど、たくさんあると気づきました。私が目指す寛容な社会とは、そうした静岡のありのままを受け入れて、面白がってくれる人が増える街づくり、なんです。
自らが主宰するイベントから、人とコラボするイベントへ
活動の幅を広げるため、2014年に任意団体「シズオカオーケストラ」を立ち上げました。その集大成が、6月17日に解体前の青葉小学校で開催する「うまれかわりの文化祭」です。静岡の歴史を見守ってきた小学校にたくさんの人に集まってもらい、街の歴史や変化に想いを馳せてもらえたら嬉しいですね。今、Webサイトのリニューアルに向けた準備も進めています。これからも静岡の魅力を発信し続けたいです。
井上さんのTurning Point
《28歳》素で語り合うイベントを主宰
活動の原点ともいえるイベント「グリーンドリンクス静岡」を運営。次第にありのままの静岡にもたくさんの魅力があることに気づき始める。
《32歳》静岡の魅力発信の活動開始
「シズオカオーケストラ」を立ち上げる。現状を、“変える”ではなく、“受け入れる”を重視し、独自にウェブサイトも立ち上げて情報発信をスタート。
《35歳》仲間同士の輪も広がる
活動を続ける中で多くの仲間たちと出会い、一人ではできない企画を実現できるようになり、人のつながりの広がりとありがたさを実感。
《36歳》母校でのイベントを開催予定
これまで出会った人たちの協力のもと、「シズオカオーケストラ」の活動の集大成ともいえる「うまれかわりの文化祭」を6月17日に開催。
井上さんのワークアイテム
企画を思いついたらまずはネタノートに書き出し、その後、周囲に相談する。時々見直すと思わぬヒントをもらったり、原点に立ち返ることができる。
Woman’s File 静岡の輝く女性をクローズアップ。「リアルライフ」が、働く女性の魅力に迫る『Woman’s File』としてリニューアル!仕事もプライベートも自分のやり方でチャンスを掴み夢をカタチにした女性たちの体験談は、あなたが夢を実現するための原動力になるはず。