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【Woman's File】NHK静岡放送局 企画編成 石本晶子さん

働く女性の魅力に迫る『Woman's File』。womo10月号掲載の女性をご紹介

石本 晶子さんにインタビュー

NHK静岡放送局 企画編成部 石本 晶子さん

東京都出身。大学在学中から小劇団に所属し、卒業後も演劇活動を続ける。25歳の時、一度は会社員の仕事を経験しておこうと就職活動をし、NHKに入局、名古屋放送局に配属される。その後富山放送局を経て、2016年7月より静岡放送局に勤務。イベントの企画や運営、番組の広報全般に携わる。一児の母。


地域に目を向けた企画で視聴者との繋がりをつくる

小劇団での活動を通して、リアルな感動を伝えることを仕事にしたいと思うようになりました。NHKに入局して最初に配属された名古屋放送局では広報・事業部に所属して、イベントを手がけました。当時、上司に指導されたのが、「地域のことを考えて自分でアイデアを出した企画を作りなさい。自分が楽しんで仕事をしないと、集まったお客さんも喜んでくれない」ということ。おかげで、仕事を通して、その地域を盛り立てている人たちが、どんな活動をしているのか興味が湧くようになり、その人たちと接する楽しさを知ることができました。これも、一つの〝リアルな感動〞だと思います。その後配属された富山放送局では、大伴家持ゆかりの地ということで、万葉集を恋愛トークのようにかみ砕いて、若い人にも楽しんでもらえるようなイベントを開催しました。また、富山県出身の藤子・F・不二雄さんの漫画を朗読劇にしたラジオ番組も作りました。NHKは、堅い、真面目という印象を持つ人が多いと思うのですが、ふざけたことを真面目にやる面白さも、NHKならでは。笑いながらもきちんと知識が得られる番組の魅力も、視聴者の方に伝えていきたいです。

新しい「NHKしずおか」を広報活動でも広めていく

静岡放送局は、2018年3月に新会館に移転しました。その際に、テレビ局として静岡の人たちに何を伝えたいのか考え直そうという、局内プロジェクトが立ち上がったんです。そのチームリーダーとなってコンセプト作りをしました。私は自分が目立つよりも、みんなで一緒に作り上げるような活動が好き。プロジェクトでも、局内のいろいろな人の意見をまとめ上げるよう進めていきました。新しいロゴの柔らかなパステルカラーは、静岡の人たちの温かさ、優しさをイメージしています。これからの課題は、視聴者のみなさんにもこのロゴに親しんでもらうこと。今は、このロゴに込めた想いをもとに、具体的にどのような取り組みをしていくのかを考えています。地域に愛される「NHKしずおか」になれるよう、視聴者の方に会館に足を運んでもらえるイベントやパブリックビューイングなどの開催も、どんどん企画していきたいと思います。

石本さんのTurning Point

《25歳》NHK に入局。初めての地方生活

名古屋局に配属となり、生まれてからずっと過ごしていた東京を離れ、地域の魅力に触れる。以後、その地元らしさを活かした仕事を心がける。


《29歳》出産、子育てと仕事の両立

育休明けの一年間は、時短勤務で経理を担当。改めてどんな仕事がしたいかを考え、本格復帰に向けて、イベントやPR関連の資格も取得。


《32歳》静岡放送局のブランディング

新会館移転に伴う局内のプロジェクトでは、リーダーとして意見を取りまとめ、お茶や富士山など静岡をモチーフにした新しいロゴも作成。


《34歳》地域発ドラマの広報を担う

11月21日にBSプレミアムで放送される、静岡発地域ドラマの「プラスティック・スマイル」。リーフレットの配布や告知番組、SNSでのPRを担当。


お仕事風景

石本さんが広報全般を担当する「プラスティック・スマイル」は、浜松市出身の百田夏菜子さんが主演。ツイッター(@nhk_shizuoka_) の更新も業務のひとつ。全国の人に、静岡が誇る地場産業のプラモデルのことも知ってほしいと力が入る。

更新日:2018/9/21
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