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【Woman's File】株式会社Otono 代表取締役社長 青木真咲さん

働く女性の魅力に迫る『Woman's File』。womo11月号掲載の女性をご紹介

青木真咲さんにインタビュー

株式会社Otono 代表取締役社長 青木真咲さん

大阪府出身。京都大学経済学部を卒業後、日本経済新聞に入社し、記者となる。3年間の東京勤務の後、静岡に転勤となる。2017年3月退社。同年7月、かねてから考えていた、静岡の魅力を発信する事業に魅力を感じ、「otono」創業メンバーに参加。翌年8月に株式会社に組織変更、代表取締役社長に就任。


生き方の指針を見つけた、大学でのアメフト部

「Otono(オトノ)」は、観光地が持つ「ストーリー」を、ドラマ仕立てにした音声ガイドで紹介するサービスです。運営メンバーは、みな別の仕事に従事しながら、この活動をしています。私の仕事観は、大学時代にアメフト部のマネージャーをしていた経験が影響しています。顧問から常々聞かされていたのは「肩書き、帰属にこだわらず、世の中に貢献できる価値のある人間になれ」ということ。だから私の仕事選びは、社会貢献ができる事業かどうか、そして自分を必要としてくれるかどうかです。(株)Otono社長になったのも、他県出身者だからこそ気づく静岡の魅力を発信してほしいという期待を感じたから。とはいえ、新卒の時は、社会とは何かを全く知らずに就職。経済新聞の記者になったのは、人生を変えるきっかけになる、人との出会いがあるかもと考えたからです。入社後は、東京で株式の投資情報を扱う部署に配属。名だたる企業の代表と出会う機会もありやりがいを感じましたが、自分が本当にしたいのは、一攫千金の投資情報を届けることだろうか?社会に必要な人間になれているか?そんな悩みを持ちながら3年を過ごし、静岡へ転勤となりました。

静岡初の「Otono」を全国の地方都市へ

静岡は、自然も豊かで食べ物も美味しい。住めば住むほど、ここには何でもあると実感しました。以前の私のように東京での生活に疲れている人に、「静岡においでよ!」と、情報発信したくなり、会社を辞めることにしました。具体的なヴィジョンはないけど、まず静岡に定住することが、すごくいいアイデアだと思ったんです(笑)。退職後聞いた「Otono」のビジネスモデルは、そんな私にとって、とても共感できるものでした。スマートフォンで楽しめるサービスは、誰でも手軽に利用できます。地元の人にも利用してもらって、一緒に観光地として盛り上げて欲しいですね。今は点で展開している「Otono」をつなぎ観光ルートを作り、いずれは街全体に広めたい。そして、2020年、世界が日本に注目するオリンピックイヤーには、県外にも広げていきたい。東京だけじゃないと頑張る、地方都市の情報発信のお手伝いをしていきたいんです。

青木さんのTurning Point

《20歳》アメフト部のマネージャーに

人間としてのかっこいい生き方の指針を与えてもらった、貴重な4年間。組織をよくするためにはどうするかと、真剣に考えるようになる。


《24歳》経済新聞の記者として社会人に

東京では、仕事にも生活にも必死な毎日を送る。仕事の充実感を感じる一方で、本当自分が伝えたい情報は別のことではと悩むことも。


《27歳》転勤で静岡の魅力を知る

豊かな自然や人々の温厚さに触れる。その魅力を、世界中の人たちにも伝えて、静岡に多くの人を呼び込みたいと考えるようになる。


《29歳》Otono事業の立ち上げに参画

「プレッシャーしかない」という状況でも、どうしたら関わるスタッフすべてが、その能力を最大限発揮できるかを考えながら、毎日仕事にあたる。

お仕事風景

事務所は、クリエーターとの交流ができるコワーキングスペースを利用。スタッフとはカフェで打合せすることも。クラウドで情報共有しているが、週に一度は必ず顔を合わせる。内容はブランディングの方向性や今後の事業展開についてなど。

更新日:2018/10/22
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