アニマルスピリッツ★
流行りの音楽や一般ウケしなさそうな音楽まで、“今、イケてる”グッドミュージックを私の独断と偏見でご紹介! さて、今回の選曲テーマは…。
アニマルスピリッツ★
前月号のwomoはご覧になりましたか? まだまだ知らないアートスポットがたくさんあって、驚きました。自分にはない表現の作品に出会うと、ドキドキしますよね。まさに、ときめきスイッチオン。表紙を飾ったwaCさんの愛嬌たっぷりの動物たちもとてもステキでした。ということで、少々強引ですが(笑)今月は動物繋がりで、曲やアーティストの名前に動物が入っているアニマルソングをご紹介!
『ブレーメン』羊文学
シューゲイザー、メランコリック、ドリームポップ…あるようでなかった新感覚だけど、今の時代にぴったりな世界観。岩井俊二監督がMVの撮影を撮ったことも僕の中ではビッグニュースでした。90年代の岩井俊二映画の雰囲気が好きな方には特にツボだと思います。【オレンジチョコレートハウスまでの道のり】というドリーミーな名のアルバムに収録。
『Animal Spirits』VULFPECK
とにかくイケてる、オールDIYのミニマルファンククルー。間違いないです。MVも、ダンスも、もちろん曲も全てオンリーワン。宅録感満載でお洒落なコメディ映画を観ているような世界観に、自然と気分も上がっちゃう。「Cory Wong」のキレのあるぐにゃぐにゃ感も、とめどないグルーヴがたまりません!
『if I feel better』Phoenix
言わずと知れた? フランス・ヴェルサイユの帝王4人組。映画監督のソフィアコッポラの旦那さんがボーカル。何枚もアルバムが出ていますが、その中でもイチオシの一曲。まだ目が覚めていない朝、なんだか元気が出ない時に聴くと、力まなくても“feel better”で大丈夫なんだと感じさせてくれます。
『虎』ハンバート ハンバート
無気力な自分を、虎のように強く吼える勇気もなく、自分で自分をごまかすことしか出来ない惨めな自分。でも、そんな惨めで元気がないありのままの姿で良いんだよと言われてる気がして好きです。ちょっとしんどいけど、「よし、がんばってみよう」と思える曲です。
『Pet Sounds feat. Sean Price』Mac Miller
今年9月に26歳で急逝したラッパー。ロバートグラスパー、ケンドリックラマー、フライングロータス…これでもか。と言うほど豪華な面々との楽曲も多く、「God isfair, sexy nasty」の最後の一節【And how important it is to love,respect and care for each other】グッとくるメロディです。ぜひ聴いてみてください。
知っている曲はありましたか?意外とアニマル関係の曲が多いことにも驚きました。ワイルドな野生動物のように激しい狩猟ムードたっぷりな曲ではなく、どれも聴き心地が良く、ありのままの自分を楽しんで作ったことが伝わるようなものばかりだったかなと思います。日本平動物園や、沼津、三保の水族館などなど、海、山と自然が多い静岡はもしかしたらアニマルプラネットなのかもしれません。womoを片手に、今回のアニマルソングを聴きながらドライブも楽しそうです!
【筆者/アネ・モネ男】
グッドミュージックを追い求め国内外を旅するアラサー男子。JーPOPから洋楽まで様々なジャンルを好み、自主企画のライブイベントを定期的に開催している。
GOOD MUSIC from Shizuoka 流行りの音楽や一般ウケしなさそうな音楽まで、“今、イケてる”グッドミュージックをご紹介!