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【Woman's File】hapipan♡life 主催 SAKIさん

働く女性の魅力に迫る『Woman's File』。womo12月号掲載の女性をご紹介

SAKIさんにインタビュー

hapipan♡life 主催 SAKIさん

横浜市生まれ。高校卒業後、実践女子大学へ進学。生活科学部食生活科学科にて食物科学を専攻する。卒業後、食品メーカーに入社。人事課勤務を経て、商品開発部に。結婚退職後、ご主人の転勤に伴い静岡へ。2017年、シニアおうちパンマイスターの認定資格を取得。自宅やイベント等でレッスンを行っている。


家族の暮らしとリンクした食づくりの輪を広げていく

学生時代の学びに加えて社会人の経験が今のスキルに

高校時代、家庭科の授業が好きだったんです。実践女子大学に進学したのは、実習も多く、食に関してトータルに学べるから。卒業後就職した食品メーカーでは、まずは営業職で商品知識と実際の市場の動向を学んでから、商品開発に携わりたいと希望していましたが、入社後は人事課に配属。その後、念願の商品開発部に異動になりましたが、当初は専務秘書も兼務で、商品開発専任になれたのは、入社5年目。すんなりと希望通りにはいかなかったけれど、今、レッスンでわかりやすく説明する話し方や、パン教室と並行してやっている在宅秘書の仕事も、この時の経験が役立っていると感じます。「おうちパン」のことを知ったのは、長女に離乳食を与えるようになった頃です。手軽に作れて、子どもに安心して食べさせられる食事を、いろいろ調べていたんです。初めは書籍を見ながら自分で作っていましたが、本当に簡単で、子どもも喜んで食べるんです。当時、自宅で手芸作品づくりを教えていたので、おうちパンマスターの資格を取ってパン教室も始めました。

安全で美味しい食づくりを全国どこでも伝えたい

パン教室は、楽しく作って食べて、おしゃべりしながら参加者同士の交流もできる場所。ここでストレスを発散して、楽しい時間を過ごして、笑顔になって家に帰って欲しいですね。子育て中の女性には、「家族のために美味しいものを作りたいけど、時間や情報がない」「子育て中は、自分が好きなことを我慢する」と、考えている人が多いと思うんです。私も食に関わる仕事をずっと続けたいけれど、主人が転勤族なので企業には勤められないと諦めていました。でも、私はおうちパンマスターになることで、食に関わる仕事を、全国どこでも続けることができるようになりました。今後はパンに合う料理も教えられるようになりたい。そのために、料理教室に通ったりもしています。お勤めをしていた頃は、会社の仕事に取り組むことで、成長するチャンスが与えられたけど、今は自分でスキルアップをしないといけないんですよね。というと、ちょっぴりストイックだと思われるかもしれせんが、目標や課題を持つことで、子育てにも仕事にも前向きになれると思います。

SAKIさんのTurning Point

《22歳》食品会社に就職、経験を積む

人事部では大人数の前で話をするなど、苦手なことに挑戦する機会も。様々な経験や人との出会いで、改めて「食」が好きと感じる。


《31歳》静岡に転居、長女を出産

育児中心の生活で、今までは企業人として向き合っていた「食」を、生活視点で考えるようになる。簡単で美味しいレシピを模索する日々。


《33歳》シニアおうちパンマスターに

おうちパンマスターの認定講座も開講。子育て中のママたちと交流しながら、より簡単で安全な食づくりの情報を広めたいと思うように。


《34歳》おうちパン考案者に直接会う

母親として、パンの先生としても尊敬できる、吉永麻衣子さん本人のレッスンを受講。多くの刺激を受け、改めて今の仕事にやりがいを感じる。

お仕事風景

おうちパン講座は、ベビーマッサージ講師とコラボしたレッスンや、食育に関するイベントや店舗等でのワークショップでも開催。少人数で開催できる自宅教室では、子どもと一緒に参加しても安心してパン作りが学べるような環境作りを心がけている。

更新日:2018/11/19
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