<その3>災害にあったらどうすべき? ~女性に必要な心構えとは~
初回は災害対策として自分でできる備えの話、2回目は災害ボランティアの活動の話。3回目となる今回のコラムは“災害の当事者になったらどうすべき?”というテーマで、静岡市市民局男女参画・多文化共生課の北川さんと、アイセル21 静岡市女性会館の谷口さんに話を聞いてみました。
被災者になったらどうすればいい?
自然災害が続いた2018年が終わり、静かな2019年を願うこと約1か月。「もし今、県内で大きな災害が起きたら?」と考えることも多くなりました。そこで私たち女性が被災者になった時の心構えについて学んでみました。
災害時は、女性にこそ声をあげてほしい
話を聞いて強く印象に残ったのは、災害時に女性が声を上げることの大切さです。実際に被災地での暴力やトイレの安全性など、女性が声を上げない限り解決されない問題も多いようです。
つまり、「女性が話し合いに参加することで、より安全な避難所運営ができる」ということ。防災や災害復興は男性だけが担うものではありません。性別や立場の違いに配慮できる、地域住民の“共助"によって、被害の拡大を防ぐことができます。普段から家庭や職場などでも自分の意見を言えるようにしておくことが大切です。
なるべく日常生活に近づける
災害時は、高齢者や小さな子どもを連れた女性は気にかけてもらえても、若い女性や妊娠初期の女性は、元気な人として見過ごされがちです。そのため、知らず知らずのうちにストレスを抱えてしまうことも…。そんな時、普段使っている化粧品が手に入るだけでも、安心できるそうです。日頃からこれさえあればいつもの私になれるというものを知っておきたいですね。
女性の防災で知りたいことがあれば、気軽に女性会館に聞いてみよう。
□アイセル21静岡市女性会館
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【筆者/まめ吉】
編集スタッフ。「頭の中にある知識は、誰にも取られない財産」という言葉が大好き。知って助かる情報や楽しい情報は、とりあえず吸収して拡散するのがモットー。