ついに決戦!「2019ベスト・オブ・ミス静岡大会」
2019年3月17日(日)、それは、静岡を代表する美と知性を備えた女性が決まる運命の日。ホテルアソシア静岡を会場に、熱く華やかな女の戦いが繰り広げられた。
エンターテインメント要素も満載のステージ
昨年までは、ミス・ユニバース・ジャパン静岡大会として開催されていた本大会。今年度は、「ミス・ユニバース・ジャパン」「ミス・グランド・ジャパン」「ミス・ユニバーシティ」の、3名の静岡代表を選出する「2019ベスト・オブ・ミス静岡大会」としてボリュームアップ。そして、ステージもよりエンターテインメント性が高められたこと、さらに観客にも投票権があることから、例年以上の盛り上がりが期待される中で開幕した。
この日のステージに立つことができるファイナリストは11名。1ヶ月半のビューティーキャンプによって、ますます魅力を増した彼女たちの登場も待ち遠しいところだが、まずは極上のエンターテインメントを楽しむショータイム。ステージは、昨年のミス・ユニバース・ジャパン静岡代表の露木樹里さんのダンスショーから始まった。さらに、昨年に続き、紅ママことBENIさんが登場。披露した「Never Enough」は、これからステージに現れるファイナリストたちへの、まさに応援歌だ。ニューハーフ世界No.1を決める「ミスインターナショナルクイーン」2012ファイナリストでショー部門優勝したパフォーマンス力に魅了される。
曲が変わると、カラフルな衣装に身を包んだファイナリストたちがステージに登場した。露木樹里さん、BENIさんとともに、伸びやかで躍動的、エネルギッシュなダンスを披露した。プロローグのようなこのステージ、しかしもうすでに審査は始まっているのだ。
協調性と独創性をアピールするファイナリストたち
ミス・ユニバースのオープニング映像に続き、ビューティーキャンプの様子がスクリーンに映し出される。真剣な表情で課題に臨む様子が、そこからうかがい知れた。その後、水着でのウォーキングが始まる。衣装を脱ぎ捨てたファイナリストたちの堂々とした姿は、同じ女性として誇らしさすら感じる。水着姿の彼女たちがまとっているのは、「自信」という名のオーラだった。
その後、再びBENIさんが登場。SHINOBUさんとともに披露するのは、「お洒落は女の切り札」(ミュージカルアイーダより)。この後登場するファイナリストたちのドレス姿が楽しみになる。
優雅に、軽やかに、華やかに。ドレスウォーキング
次の審査はドレスウォーキング。裾捌きが難しいロングドレスを着こなし、ポージングによって自らの魅力を振りまきながら、しなやかにステージ上を移動する。エレガントな立ち居振る舞いと絶やさない笑顔は、厳しいビューティーキャンプを乗り越えてきた証だ。
そして最後は自己PRと審査員による質疑応答。この大会にかける熱い思い、秘めた情熱を、自分の言葉で自分をアピールできる唯一のチャンスでありながら、その時間はわずか30秒。そして、予定調和のない審査員からの質問にも答える。いかに的確に言葉を選び、かつ印象にのこるパフォーマンスができるか。まさに知性の勝負となる。溌剌とした魅力をアピールする者。感激の涙に声が震える者。まっすぐと客席を見据えて、将来の夢を語る者。いずれにしても、これが最後のアピールとなる。
栄光のティアラは、誰の頭上に輝くのか
しばしの歓談、ステージでのショーが終わり、いよいよ、審査結果の発表。ファイナリストにとって運命の時がやってきた。発表するのは、「2019ベスト・オブ・ミス静岡大会」エリアディレクター兼ビューティーキャンプトレーナーの長塚悠加さん。まず、観客からの得票数を11位から順に発表。その後、上位5名の名前が読み上げられた。
「ミス・ユニバーシティ静岡代表」は、藤澤響花さん
得票数117票。自己PRでは「ミス・ユニバーシティ」で日本一の大学生を目指し、大学生と社会人の架け橋になる」と宣言。その言葉通り、目標の道に繋がる切符を手にした。
「ミス・グランド・ジャパン静岡代表」は、柴山星莉奈さん
得票数140票。2015年、高校生でありながらミスユニバース静岡代表に選出された彼女が次に目指したのは、世界から紛争をなくす活動に従事する、平和の使者ミス・グランド。「自分がつらい時でも笑顔を心がけ、世界中に笑顔を届けに行く」と語った自己PR。この時点ですでに世界を見据えていた。
「ミス・ユニバース・ジャパン静岡代表」は、梶麻里子さん
2019ミス・ユニバース・ジャパン静岡代表に決まったのは、梶麻里子さんだった。得票数は、上位3名の中でもダントツの335票。日本人の父とフィリピン人の母を持つ梶さんは、ニューヨークへの留学経験があり、その際に日本人の奥ゆかしさに気づいたそうだ。そんな経験も彼女のアイデンティティとなり、オピニオンリーダーとなり世界に貢献したいと抱負を語った。「海外から日本に来た人をどうもてなすか」という審査員の質問に対して彼女の口から発せられたのは、「日本文化を一度に体験できる寿司屋へと連れて行く」という、非常に印象的な答えだった。
2018年10月1日のエントリー開始から繰り広げられた、美しくも過酷な戦いは、ひとまず幕を下ろしたが、3名の静岡代表の戦いはここから始まる。静岡から日本へ、そして世界へ。今回惜しくも選出されなかったファイナリストたちの分まで、その魅力にさらに磨きをかけて、輝きを増した姿で挑んでいくに違いない
さらなる高みを目指す3名のステージコメント
ミスユニバース 梶さん
「心の底から感謝申し上げます。4年前に、この景色を夢見ました。そして、諦めずに挑戦を続けてきました。これから日本大会が待ち受けていますが、自分ひとりの力ではとても難しいと思っています。みなさんのご協力が必要です。これからも、どうぞよろしくお願いいたします。」
ミスグランド 柴山さん
「ご来場のみなさま、スポンサーのみなさま、本日はありがとうございました。楽しんでいただけましたでしょうか。得票数1位でミス・グランドになりたかったので、その点は悔しいです。これからの日本大会、そして世界大会では1位になることを誓います! 応援、よろしくお願いいたします。」
ミス・ユニバーシティ 藤澤さん
「本当に嬉しいです。指導してくださった先生方、一緒にがんばってきたファイナリストの仲間、会場のみなさま、私の周囲のみなさまに感謝しています。日本一になれるようがんばります。」