【Woman's File】VELTEX静岡専属チアリーダーズ VELUNA ディレクター 山瀬直子さん
働く女性の魅力に迫る『Woman's File』。womo9月号掲載の女性をご紹介
山瀬直子さんにインタビュー
VELTEX静岡専属チアリーダーズ VELUNA ディレクター 山瀬直子さん
埼玉県生まれ。中学2年から高校卒業まで静岡市で過ごす。慶応大学看護医療学部に進学し、チアリーダーのサークルに所属。卒業後は都内の病院の新生児集中治療室に勤務。2017年に静岡へ戻る。2019年春、VELTEX(ベルテックス)静岡のチアリーダーズ「VELUNA(ベルーナ)」のディレクターに就任する。
人に元気と感動を与えるチアリーダーに惹かれる
高校生の時には、看護師になろうと決めていました。将来は、途上国の子どもたちの役に立ちたいと考えていたので、様々な方面に視野を広げるため、専門性が強い看護学校ではなく、4年制大学の看護医療学部に進学しました。そこで出会ったのがチアリーダー。
もともとはダンスサークルに入るつもりでしたが、先輩に誘われて見学したチアは、ダイナミックな動きが多く、見ている人にも楽しんでもらえると感じました。実際、学園祭でのパフォーマンスを見た同級生が、「元気が出た、感動した」って、涙を流しながらわざわざ声をかけに来てくれたんですよ。チアリーダーは人を元気にする力があるんだ、チアを選んで良かったなと実感しました。
卒業後は、看護師の仕事をしながら先輩に誘われた社会人チームでチアを続けていました。社会人になってからの一番の思い出は、2015年から3年間、学生やプロを問わず全国から参加者を募り、東日本大震災や熊本地震の復興応援で、みんな一緒に演技する「100人チア」を企画、実行したことですね。
チームを牽引し社会貢献を実践する
静岡でも看護師は続けていましたが、昨年の秋、人づてに静岡にプロバスケチームができると聞き、チアリーダーのチームも作りませんかと、直接提案したんです。もし本格的にやることになったら、看護師は辞めなければなりません。だから、チアはどんな役割を担えるか悩んでいる時に思い出したのが、スポーツ選手たちの病院への慰問活動。こうした触れ合いは患者さんに勇気と元気を与えます。VELTEX静岡で活動をすることで、看護師としての私一人の力よりも、もっと社会に貢献できるかもしれないと思ったんです。
VELTEX静岡の経営陣はチアの必要性も理解していたので、その後の進展は想像以上の早さでした。現在は、ディレクターとしてチーム作りの真っ最中。オーディションも終え、開幕戦に向けた練習も始まっています。
チアリーダーとして、VELTEX静岡を応援するのはもちろんですが、子どもたちのためになる社会貢献にも積極的に参加するつもりです。私たちと一緒にVELTEX静岡、静岡を盛り上げましょう!
山瀬さんのTurning Point
《18歳》チアのサークルに所属する
ダンスよりも、見ている人がより楽しめると感じたチアリーダーのサークルを選ぶ。学園祭や地域のイベントなどでも活動、代表も務めた。
《23歳》看護師として働き始める
卒業後は念願だった看護師の仕事に就く。夜勤もあり休日も不規則だったが、チアリーダーも続け、病院への慰問や地域のイベントに参加。
《27歳》被災地応援で100人チアを実現
東日本大震災の被災地をチアで応援するため、全国から集まった人達と、仙台の地元の中高生と交流を図る。その後、熊本でも開催する。
《32歳》VELTEX 静岡にチアチームを作る
プロのチアリーダーとして、様々な活動をしていきたいと、知り合いのつてで経験豊富なアドバイザーを招聘。ゼロからチーム作りを行う。
お仕事風景
9月14日のVELTEX静岡開幕戦に向けて準備を加速中。ディレクターとして衣装の決定や、メンバーのスケジューリングを行いながら、自らも練習に余念がない。一方で、週に1回、地域のチアリーダーのキッズクラスへ指導に出向き、将来の人材育成にも力を注ぐ。
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