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静岡から世界へ!「2020 ベスト・オブ・ミス静岡大会」の美しく熱い戦いの様子をリポート

今年もこの季節がやってきた。静岡を代表する、美と知性を備えた女性を選出する「ベスト・オブ・ミス静岡大会」。2020年3月8日(日)、ホテルアソシア静岡を会場に繰り広げられた、美しく熱い戦いの様子をリポートする。

美と知性、発信力を備え、社会貢献活動に奉仕する女性を選出

昨年より、「ミス・ユニバース・ジャパン」「ミス・グランド・ジャパン」「ミス・ユニバーシティ」の、3名の静岡代表を選出するファイナルステージとして開催されている「ベスト・オブ・ミス静岡大会」。今年度は、12名のファイナリストがステージに登場した。

新型コロナウイルスの感染拡大を受け、昨年に比べステージ規模を縮小し、来場者の会場内マスク着用も徹底した中で開催。それでもステージが始まると、観客席からは声援が飛び、例年に劣らない盛り上がりを見せた。

スポンサー企業とともに、よりよい社会にするための活動に参加しているファイナリスト。今回のステージでは、「ベスト・オブ・ミス」の取り組みについて、2019年度のミス・ユニバース・ジャパン静岡代表の梶麻里子さんと、ミス・グランド・ジャパン静岡代表の柴山星莉奈さんから、その活動が報告された。

SDGs(持続可能な開発目標)にも積極的で、達成目標の17の中から3つにかかわる活動が行われている。ひとつ目が「ジェンダーの平等」。女性の社会進出や活躍、社会貢献の場であるミス・ユニバースの精神にも添った活動だ。次に「住み続けられるまちづくりを」。静岡に住みながらも世界を目指せるまちづくりは、「ベスト・オブ・ミス静岡」の意義そのものと言えるだろう。そして、「海の豊かさを守ろう」。長い海岸線を持ち、海産物にも恵まれている静岡県。ファイナリスト達も海岸清掃活動に参加した。

また、街頭募金を行い、コアラ基金やパラリンアートへの寄付や、赤い羽根募金、ピンクリボン運動にも参加。こうした活動を通じて、社会貢献の大切さを学んでいる。


ビューティーキャンプを経て、美しく優雅な姿を披露


ステージ審査は、ドレスウォーキングから始まった。この日のために、ファイナリストは約1か月間のビューティーキャンプに参加。ステージに立つために必要なウォーキング、ダンス、身のこなしのレッスンを重ね、また、女性の頂点を目指すべく様々な教養を身につけてきた。その姿をまず最初に披露するのが、エレガントなドレスを身にまとってのウォーキングだ。ただ歩くだけではない。裾さばきの難しいドレスを軽やかに着こなし、常に笑顔をで自らの魅力をアピールするポージングを取っていく。

溌剌とした、躍動感に溢れるダンス


協調性が求められるダンスステージでは、12人がお揃いの衣装で登場。和の音楽をアレンジした曲に合わせて、2018年ミス・ユニバース・ジャパン静岡代表の樹里さんとともに、伸びやかで艶やかなダンスを披露した。

自己紹介と質疑応答で、魅力をアピール


続いて、水着姿でのウォーキング。その姿からは、これまでの厳しいレッスンを経て身につけた自信がうかがえる。


そして、最終審査の自己PRと審査員による質疑応答へ。自分の言葉で自分を表現する時間は、わずか30秒。自らの強み、経験、将来の夢を、言葉を選び語るファイナリスト。知識や対応力が問われる質疑応答では、短時間ながら、的確に真摯に答える姿が印象的だった。

観客の投票、審査を経て、緊張の結果発表へ

すべてのステージ審査が終了すると、観客の投票タイム。これぞと思ったファイナリストに、各自の持ち票を入れていく。栄光のティアラを頭上に輝かせるのは、どのファイナリストなのか。審査結果を待つ間、ステージでは「2020ベスト・オブ・ミス×キャンパスコレクション」が披露され、ミス・ユニバースとミス・グランドの世界大会や活動の様子の映像が映し出された。そして、いよいよ発表の時。最初に、「2020ベスト・オブ・ミス静岡大会」エリアディレクターの藤井こころさんが観客からの得票数を12位から順に発表。その後、静岡統括本部長の長塚悠加さんから上位5名の名前が読み上げられた。ここから、再び名前を呼ばれる3人は、誰なのか。緊張の時だ。

「ミス・ユニバーシティ静岡代表」は、袴田莉加さん


静岡大学3年生。中学生から陸上に励み、県大会で優勝。この時の経験で、努力は人を変え、自信を付けることができると語った自己PR。教員を目指しているということで、質疑応答では「生徒からのいじめの相談にどう対処するか」と聞かれ、いじめの根本を探り、自分自身の問題として考え、生徒に寄り添いたいと答えていた。

「ミス・グランド・ジャパン静岡代表」は、鬼頭舞友さん


昨年に続き、2度目のエントリー。生きる意義について問われ、「自分の足で歩き、人生という道を作ること」と答えていた。看護師でもある鬼頭さん。生きることのすばらしさ、命の尊さを伝えて、たくさんの人を救う活動に従事したいと、再び挑戦のステージに立った。出会った人々から与えられた愛情、教えを経験に変え、1年間この光景をイメージし続け、自分を高めてきた。

「ミス・ユニバース・ジャパン静岡代表」は、柴田彩花さん


ドレスウォーキングや水着審査、自己PRでは一番にステージ上に登場。強みは根拠のない自信と言うが、もちろん、そのために様々な学びと経験を繰り返してきた。挑戦できる環境を与えてくれた周囲の人々に感謝して、この日を迎えた。将来の夢は、管理栄養士の資格も生かしながら、静岡の豊かな食と自然の魅力を国内外に伝える観光大使になること。そのための第一歩となる受賞となった。

静岡からさらなる高みを目指す3人の女性。静岡から、日本へ、さらに世界へ。今後の挑戦にも注目、応援していきたい。

3人の受賞のコメント

ミス・ユニバース・ジャパン静岡代表 柴田彩花さん

今まで支えてくださったすべての方に感謝します。昨年は、愛知県の大会に出場し結果を残せませんでしたが、静岡に戻りもう一度挑戦することで、初めて勝ちたいという強い意志が芽生えました。この機会がなければ、周りで支えてくれている人たちに、感謝の思いを伝えられなかったかもしれません。今日を通過点として、もっと成長して世界に通用する女性になります。


ミス・グランド・ジャパン静岡代表 鬼頭舞友さん

昨年のステージを終えた時から、この光景をずっと夢見てがんばってきました。現実になりとても嬉しいです。関わってくださったすべての方への感謝を忘れずに、静岡から世界へと、必ずいきます。


ミス・ユニバーシティ 袴田莉加さん

集まってくださったお客さま、事務局の方々、ありがとうございます。夢を持つ大切さと努力するすばらしさを、自分自身の経験を通して伝えていきたいです。私は今日、夢のひとつを叶えることができました。


更新日:2020/3/24

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