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【麻と雑貨 neoneo(ネオネオ)鷹匠店】オール・メイド・イン・静岡を目指して。麻のある暮らしを提供するコンセプトショップ

-NewSTANDARD-「麻と雑貨 neoneo(ネオネオ)鷹匠店」は、2019年11月19日(火)に静岡県静岡市葵区鷹匠にオープン。“ヘンプのあるやさしいくらし”をコンセプトに、麻を使った衣類や雑貨を販売するお店。

11/19(火)OPEN! ショップ・鷹匠「麻と雑貨 neoneo(ネオネオ)鷹匠店」

「麻と雑貨 neoneo(ネオネオ)鷹匠店」は、麻の中でもヘンプにこだわり、商品開発から販売までを一貫して行う

静岡県静岡市葵区黒俣(くろまた)で2009年から営業している「麻と雑貨とCafeと neoneo(ネオネオ)」。藁科川を山手に向かって上がり、川根方面へ向かっていく362号線沿いにあるお店で、静岡市から川根方面へ行く際、「neoneo」の看板が気になった人も多いはず。なかなか立ち寄りにくい場所にある「neoneo」が、2019年11月に鷹匠へお店を出店した。(黒俣のお店も引き続き営業中)。「麻と雑貨 neoneo(ネオネオ)鷹匠店」は、鷹匠の裏路地に入ったところにあり、お店へ向かうまでの雰囲気もまた魅力。懐かしい雰囲気の扉を開けると、店主が出迎えてくれる。初めて会うのに不思議と昔からの知り合いのように感じる、気さくな人柄が魅力的である。

「麻と雑貨 neoneo(ネオネオ)鷹匠店」では洋服のセミオーダーが可能

お店で取り扱っているのは麻の中でも「ヘンプ」と呼ばれる製品。商品開発から、制作、販売までを一貫して行っている。静岡で織ったヘンプの生地を使って、お店の2階で縫製。洋服やベビー服、ショール、靴下、タオル、アームカバーなどの雑貨に仕立てている。店頭に並ぶ洋服はあくまでサンプル品。サンプルを元に裾を長くしたい、襟を変えたい、色はこんなふうにしたいなどのセミオーダーができる。セミオーダーのヘンプ製品なのに、お値段は20,000円代からと意外にお手頃。色はベーシックな生成りを選んでおくと、変色してきたから淡い黄色に染めたい、シミが着いたから黒っぽく染めたいなど、後から染め直してもらうこともできる。静岡らしくお茶染めというのもいいかもしれない。ショールも同様に染め直してもらうことが可能だ。使えば使うほど、肌になじみ、やわらかく変わっていくヘンプ。長く愛用できるのも魅力のひとつ。

「neoneo(ネオネオ)」でいつか静岡で育てた大麻(おおあさ)を使った製品をつくりたい

ひと口に「麻」と言っても、その種類はさまざま。亜麻(あま)からつくられる「リネン」、苧麻(からむし)からつくられる「ラミー」、そして大麻(おおあさ)からつくられる「ヘンプ」。日本では、「麻」という名前で流通しているのはリネンやラミーが中心で、その多くがリネン。「ヘンプ」は、大麻(おおあさ)からつくられるため、日本ではあまり流通していない。規制対象となっている大麻(たいま)は、花の雄しべに含まれる部分。大麻の種は、今でも加熱処理等をしたものを七味唐辛子に配合するなど、もともと日本人になじみのあるもの。登呂遺跡からはヘンプや織り機が出土されるなど、古(いにしえ)から静岡でつくられていたほど。ただしご存知の通り、今は大麻(たいま)は栽培は規制対象。布にするためとはいえ、栽培許可はかんたんには下りない。「neoneo」は静岡にゆかりがある大麻(おおあさ)を、静岡で育てそれを使った製品をつくりたいと考えている。「neoneo」の想いに賛同したつくり手となる農家さんをはじめ、少しずつ協力の輪も広がってきている。

「麻と雑貨 neoneo(ネオネオ)鷹匠店」は、「小さな小さな麻のメーカーになりたい」という「neoneo」の活動の第一歩

「neoneo」の店主は、もともと住んでいたアパートの洗濯排水がベランダに垂れ流しになっているのを見て、「泡まみれの水がそのまま地中や海に行くなんて大丈夫だろうか」と環境について疑問を持つようになったという。ちょうどその時は子育て真っ最中。「子どもたちの未来のために環境によいものを使おう」と考える中でヘンプに出会った。鷹匠の出店は「小さな小さな麻のメーカーになりたい」と話す「neoneo」の取り組みの第一歩。また、布を裁断する際にできる余り布でつくるマスクもオーダー可能で好評。ヘンプは抗菌性があり、調湿作用にも優れているため、このマスクをつけて寝ると、ストレスフリーで美容効果も期待できる。まずはヘンプ製品の第一歩として、マスクや靴下といった小物からはじめてみてはどうだろう。
※2020年10月中旬にはやなぎもとなおさんと、UPさん(上記写真のアクセサリー)による版画とアクセサリーの二人展を開催。「neoneo」とのコラボ商品もできるかもとのこと

【MENU】
●麻のストール ダブルガーゼ(大判)…8900円
●セミオーダーのお洋服…25,000円〜
●マスク…1300円
●ヘンプ麻のくつした…1900円〜

詳しくはwomo「neoneo鷹匠店」のページへ

紹介スポット

静岡市葵区

麻と雑貨 neoneo 鷹匠店

オール・メイド・イン・静岡を目指して。麻のある暮らしを提供するコンセプトショップ

更新日:2020/4/10
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