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womoシネマ伝道師こしあんの『ぐるぐるシネマ迷宮』 筆者だけの思い出調味料満載の懐かし作品から、あまり共感を得られないようなディープな作品まで、密かな魅力いっぱいのシネマ迷宮へようこそ。出口はたくさんあります。 ライター:こしあん

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【第55回】今だからこそ観ておきたいパンデミック映画3選

パンデミック映画から伝わる、大切なメッセージ

筆者:こしあん
映画・海外ドラマ、Bリーグ、読書、お笑い、カメが大好き。
特技はイントロクイズ(80年・90年代ソング限定)。
怖がりのくせにホラーとミステリーが大好きで、生まれ変わったらFBI捜査官になりたい。
休日にどれだけ家にこもっていてもまったく苦にならない超インドア派。
ゆる~い解説で好きな映画を紹介していきます。

『コンテイジョン』(2011年)

これは新型コロナウイルスの予知映画では? スティーヴン・ソダーバーグ監督、予言者なん? と思うくらいリアルで話題となっている作品。
この映画に出演したマット・デイモンやケイト・ウィンスレットらが、新型コロナウイルス対策を呼びかけるメッセージも公開しています。

映画のキャッチコピーは

 【恐怖】は、ウイルスより早く感染する

出張先の香港から帰った妻が風邪のような症状のあと突然亡くなり、世界各地で同じような現象が続出。謎のウイルス感染は驚異的な速さで世界中に広がっていきます。

このタイミングじゃなかったら、キャスト豪華だけど盛り上がりに欠けるしイマイチかなぁっていう感想しかなかったと思うけど、新型コロナウイルスの恐怖を感じている今は、淡々と描かれるところが逆にものすごーーーくリアル。
もう映画のなかの架空の物語とは思えない。他人事では済ませられない。

この先どうなっていくのか目が離せなくて、食い入るように観てしまいました。

人間は1分間に3〜5回、1日2000〜3000回くらい自分の顔を触っているそうです。
咳をする人、バスの手すり、飲食店のグラス、ドアノブ、クレジットカード、タッチパネル……感染経路を静かにズームアップする映し方がジワジワとした恐怖を生む。
まるで目に見えないウイルスが見えているかのように。

こういう新型ウイルスが発生した時、裏側ではどういうことが起きているのかというのがよくわかりました。
CDC(アメリカ疾病対策センター)とか病院とかワクチン研究所とか現場の人たちの過酷さ、これを利用して一儲けを企む人間のあさましさ、恐怖が蔓延した世界の人々のパニックや暴動……。

良い人も悪い人も関係なく、ウイルスは襲ってくる。その無慈悲さがよく描かれていました。
だからこそ、どう生きるのか、を考えさせられる作品。

なるべく外出しない、他人との距離を取る、大人数で集まらない、そしてやっぱり手洗い大事!

私にできることは、とにかく家にいること。心をすこやかに保つこと。
そんなことしかできないけど、それが世界を救うことにつながるのだと思って、ひたすらおうちで映画を観ています。
もともと超インドアなので、まったく苦じゃないですけど……笑

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『新感染』(2017年)

釜山行きの高速鉄道の車内で、未知のウイルスに感染し狂暴なゾンビと化した人々が増殖する中、主人公と幼い娘が他の乗客と協力しながら、終着駅を目指すという韓国映画。

映画のキャッチコピーは

 何があっても、守り抜け!

めちゃくちゃ面白いのに、邦題が絶望的にダサい…でも一周まわって愛おしい……笑
主人公が、イノッチ・長谷川博己・大沢たかお・東出昌大のスペシャルブレンドで、なかなかのカッコよさ!

駆け抜ける電車内でゾンビ増殖って、ありそうでなかったですね。そしてゾンビたちの動きが早くてアグレッシブ! さらに噛まれてからゾンビ化するのも早い! 情緒なさすぎ……笑

狭い電車内でゾンビがバタバタ折り重なったり、ボトボト落ちてきたり、電車に捕まって群がったりとか、もう、笑うしかない。大量発生した虫みたい。

極限状況で露わになる、人間の愚かさや卑しさ、その対局にある助け合いや尊さなど、善と悪あらゆるものが描かれていました。
バス会社の取締役だかなんかのアイツ、最初から最後までクズすぎて腹の底からムカついたので、見たことも聞いたこともないようなエゲツないやられ方してほしかったなぁ。個人的にそこがスカッとしませんでした……。

登場人物の大半が、「えぇぇ……マジかよぉ」と引いちゃうような行動をとることにけっこうビックリしましたが、クソみたいな人間がいるからこそ、善良な人たちの行動の美しさが際立ちました。

ゾンビものながら、ストーリーもしっかりしていて、最後はちょっとウルッときます。

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『ハプニング』(2008年)

『シックス・センス』のM・ナイト・シャマラン監督による作品。主演はマーク・ウォールバーグ。

映画のキャッチコピーは

 人類は滅びたいのか。今、何かが起きている……

世間の評価は低いようなのですが……私はけっこう好きです。
ぞわぞわと続く余韻がいい。
えっ、何なの? 何が起こってるの? という予想もつかない不安と緊張感。派手なパニックが起こるわけじゃないけれど、地味に静かにジワジワくる感じが素晴らしい。

ニューヨークの公園で、人々が突然自殺をするという衝撃的なシーンから始まり、アメリカ各地で同じような異常事態が発生していく。

まだ被害の出ていない地域へ避難しようとする途中にも、人々は自ら命を絶っていく。
どうやら植物が出す何かが原因で、大勢の人が集まるとこの現象が発生し、人数が少ないと助かるらしい……アレ? 今の新型コロナウイルスの状況にも似てますね。

結局、何が原因なのかがハッキリと明らかにはされないのですが、これはこれで現実にありえそうで、逆に恐怖感が増しました。
解明されていない自然現象なんて、世の中にはいっぱいありますし。
自然を破壊する人類への警鐘ともとれます。

主人公の妻が不思議ちゃん系で、緊張感がなくて空気読めない言動に終始イライラしちゃいました。こんな非常事態にこんな人と一緒に避難したり、協力し合って乗り越えたりなんかできないって思いました。
こういう時ってやっぱり、人間の本質が見えますよね……。

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更新日:2020/5/3

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