stay home with TEA ~「茶事変」がおすすめするお茶の楽しみ方
コロナウイルス感染拡大防止のため、外出自粛やテレワークなど、自宅で過ごす時間が増えています。そこで、するが企画観光局が展開する静岡茶を活用したプロジェクト「茶事変」から、外に出られないストレスや不安感を少しでも和らげるのに役立つ、お茶の楽しみ方をご紹介! ゆっくりお茶を淹れる時間を楽しみながら、癒しのティータイムを。
茶師がおすすめする、おいしい日本茶の淹れ方
茶葉で淹れるお茶は、味わいや香りを調整でき、淹れ方ひとつでおいしさが変わります。また、ティーバッグでも、ちょっとした一工夫でおいしさを最大限に引き出すことができます。
【急須での淹れ方のポイント】
1.茶葉に合った温度で。お湯の温度調整は、湯呑の移し替え1回でマイナス10度が目安。茶器もあたためられて一石二鳥!
2.茶葉の適量と適温を知り、おいしい&お好みの味わいを淹れ分けよう
茶葉の適量:一人あたり約2~3g(茶さじ1杯分目安)
お湯の温度:煎茶は70度くらいがおすすめ。番茶やほうじ茶、玄米茶はやや高めでもOK。抹茶、抹茶入り、玉露は低めがおすすめ。
3.茶葉を入れてお湯を注いだら30秒~2分待つ! 注ぐときは最後の一滴を逃さない!
【ティーバッグでの淹れ方のポイント】
1.お湯は適温に。わからないときはカップにお湯を入れて持てるくらいの温度で!
2.お湯はティーバッグに直接かけない!
3.取り出す前に、ティーバッグは“ひらひら”揺らそう
4.お茶の水面に底をつけて2秒! 最後の1滴でお茶の味に濃さが加わります
茶師・本多茂兵衛氏が教える、お家で簡単にできる「合組」
「富士山まる茂茶園」の五代目・本多茂兵衛氏は、お客様の好みやライフスタイル、健康状態を聞きながら、さまざまな種類の茶、ハーブからスパイスまでを自在に合わせ、その人だけのお茶のレシピを創りあげる「合組-GOGUMI-」を提供。
家庭でも簡単にできる「合組-GOGUMI-」のレシピをご紹介!
【ジンジャーグリーン】ストレスを吹き飛ばし免疫力も高める一杯
《用意するもの》
・ボトル(ペットボトルや水筒などでも可能)
・煎茶 15g
・干し生姜 3g
・クローブ 2かけら(あれば)
・砂糖 50g
・水 1L
1.容器に入れた水に煎茶、 生姜、 砂糖、 クローブを投入する
2.冷蔵庫で10時間ほど抽出する
3.途中で成分が水に溶け込みやすくなるように2時間おきに撹拌する
4.急須や茶漉しを使って、できた冷茶を漉しながらボトルや水筒に移す
★体重が気になる方は砂糖をオリゴ糖などにすると良いかも
★水の代わりにソーダ水で作ると喉の殺菌効果が高まりおいしい!
★作ってから2~3日で飲みきってください
【ほうじシナモン】カラダとココロのお掃除に効く一杯
《用意するもの》
・ほうじ茶 5g
・シナモンパウダー 0.5g
・カルダモンパウダー 0.5g
・ミルク 200ml
・黒糖 13g
1.鍋にミルク、 黒糖、 ほうじ茶を入れ弱火で煮る
2.沸騰する直前に火を止めて1分ほど茶葉を抽出する
3.マグカップにシナモンパウダーとカルダモンパウダーを入れておく
4.急須や茶漉しを使って漉しながら、鍋で作ったお茶をマグカップに注ぐ
★体重が気になる方は砂糖をなくしたりミルクの代わりにお湯で作ってもおいしい
★カルダモンの代わりに白胡椒を入れて雰囲気を変えてみて!
★煮るときにゼラチン4gを加えてゼリーにしてデザートにも
「茶事変」プロジェクトに参加する茶農家さん
富士山まる茂茶園
富士山麓で作る農薬不使用の煎茶は、登山道でのみ味わえる渋味と甘味の豊かなおもてなしのお茶。登山者の気分でお楽しみ下さい。
豊好園
駿河と山梨を結ぶ駿州往還の支流、両河内にある天空茶園で採れる春の芽を遮光して育てたかぶせ茶。静岡の山のお茶を堪能して下さい。
釜炒り茶柴本
牧之原で造る国産の烏龍茶は、台湾で修行した茶師の技術が込められた逸品です。100度以上の熱を加えて甘く華やかな香りと清々しい飲み口を携えた本格派です。