初恋はトマトの味!?和のコンポートに心を鷲掴みされる!
青春時代の初恋が甦る(かもしれない)フルーツトマトを使用した爽やかな料理。 清水駅前銀座の「旬花酒陶 百合音(ゆりね)」の季節限定メニューです。なかったら来年まで待ってください(笑)
風鈴の音がやさしく響く初夏。やや汗ばむ季節にぴったりな一品。
「フルーツトマトの吟醸コンポート」を紹介しよう。
口にするとなぜかノスタルジーを感じる不思議な存在。
素材の連動性が素晴らしく、無我夢中で食べてしまう。
ぜひ読者のみなさんにも味わっていただきたい。
ヒーローのような派手さはないが、ヒロインのような可憐さはある。
ただのお口直し的な料理と捉えるにはもったいない。
さて、じっくりと向き合ってみようじゃないか。
シロップの海に浮かぶ孤島のようなまん丸のフルーツトマト。
グラニテを思わせるシャーベットの上に、甘酢で漬け込まれた生姜。
口に入れた瞬間に広がるトマトのやさしい甘味。
シロップの爽やかな酸味。ピリッと香る生姜の風味。
それぞれの要素がぴったりとハマって実に痛快である。
オイリーな口内をリセットしたい時や〆にもふさわしい。
タイミングを選ばない万能さには頭が下がる。
ちょっぴり甘酸っぱい青春時代の初恋を思い出すような、
薄汚れた心が浄化されていくような不思議な感覚。
なんとも言えない清々しい風が吹き抜けていく。
あの子と一緒に自転車を走らせた朝の通学路。
あの子と一緒にブランコを漕いだ夕焼けに染まる公園。
あの子と一緒に手を繋ぎ歩いた夜の遊歩道。
青春時代にタイムトリップしたくなったら足を運ぼう。
百合音なら何度だって初恋を味わえるのだ。
今回紹介した料理を楽しめるお店
旬花酒陶 百合音(ゆりね)
わずか6席という小さな小料理屋さん。一体感、ライブ感を楽しみながら、 手の込んだ和食と美味しいお酒をいただくことができます。
〒424-0816
静岡県静岡市清水区真砂町6-21
17:00~23:00
日曜定休
TEL
このコラムを書いた人
はなげっくす
静岡のグルメブロガー・グルメライター。静岡グルメブログ「はらぺこリズム」を運営中。グルメの分野から静岡を盛り上げたい!気に入った飲食店をランチ・ディナー問わず紹介、全力で応援しています。
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