【牧之原・菊川】茶畑や田園風景に癒される、のどかな「和」のひととき
womo編集部鈴木です。お茶で有名な牧之原台地では茶畑の真ん中でお茶が味わえる「茶の間」体験が話題。その反対側では、田んぼが階段状に連なる美しい日本の原風景が広がります。おいしいものいっぱいの「実りの秋」。五穀豊穣を祈り、感謝し、静岡らしい秋の体験で心癒されるひとときを。
牧之原市「釜炒り茶 柴本(大地の茶の間)」
茶畑を貸し切り! 「大地の茶の間」で香り豊かな「釜炒り茶」を味わう
茶畑の真ん中に作られた貸し切りのウッドデッキで、おいしいお茶が味わえるという、静岡ならではの体験が話題の「茶の間」。静岡県内各地にいくつかの「茶の間」があり、牧之原台地にある「釜炒り茶 柴本(大地の茶の間)」は、天気が良ければ茶畑の向こうに駿河湾や富士山も見える爽快なロケーション。
こちらでは、蒸したお茶が多い静岡では珍しい「釜炒り茶」が楽しめます。生の茶葉を釜で炒る製法で、独特の香ばしさと豊かな旨みが特徴。蒸す製法の日本茶は和食に合いますが、釜炒り茶は渋みが少なくスッキリとした飲み口なので、洋食や中華などにも合うそう。
また、「釜炒り茶 柴本」では「草、虫と仲よく、地域自然と共に持続可能なお茶つくり。」をモットーに、ヤギさんたちに茶畑まわりの雑草を食べてもらい、その堆肥を使ってお茶を栽培。名付けて「ヤギ農法」。
ヤギさんたちが、安心安全のお茶をつくるお手伝いをしているんですね!
「茶の間」は完全貸し切りのプライベート空間。茶畑の真ん中で個性豊かな釜炒り茶を味わいながら、自由にゆったりのんびり。これ以上ないほど開放的で贅沢な時間が過ごせます。
料金:1人3000円(お茶セット付)。3日前までにHPから要予約
問い合わせ:054-251-5937(するが企画観光局)
見て、飲んで、香って……五感でお茶を満喫した後は、牧之原台地の反対側、菊川市上倉沢地区の「千框(せんがまち)の棚田」へ。「大地の茶の間」からは車で約25分の距離です。
菊川市「千框(せんがまち)の棚田」
棚田を守る人々の想いが伝わる、美しい日本の原風景
お茶で有名な牧之原台地の西斜面・菊川市上倉沢地区に広がる「千框(せんがまち)の棚田」。400年の歴史をもちながら、昭和50年代に激減したものの、NPOの活動により少しずつ景観を取り戻しています。
入り組んだあぜ道が描くラインが美しく、田んぼが水をたたえた風景は一見の価値あり!
棚田に水をはるのは1月末頃。棚田を守る人々の想いが伝わる貴重な風景は、きっと心に刻まれるはず。
幻想的なあぜ道アートは毎年3月末に開催。
茶草場農法で育てた茶葉を使った和紅茶づくり体験などのイベントのほか、棚田の休耕田で育てたそばを収穫し、そば打ち体験なども開催しています。
詳しくはHPやFacebookで確認を。
【千框の棚田】せんがまちのたなだ
□電/090-3251-1390(NPO法人せんがまち棚田倶楽部)
□所/菊川市倉沢1121-1(上倉沢公会堂)
□P/上倉沢公会堂25台、見晴らし台20台
茶畑に棚田。アートのように美しくも、ホッと心あたたまる風景に、うっとりの連続。
ノスタルジックで素朴な風景を見ると、どうしてこんなに泣きそうになるんですかね……。ここで生まれ育ったわけでもないのにあふれてくる「ふるさと感」が心に沁みますね。
そして最後は、車で約20分ほどの場所にある「さがら子生れ温泉会館」へ。和の風情が心地いい源泉かけ流しの天然温泉で、たっぷり癒されましょう。
牧之原市「さがら子生れ温泉会館」
冷えや疲れた体があたたまる、源泉かけ流し100%の天然温泉
隣接する大興寺の「子生れ石」にあやかり、「長寿の湯・子授けの湯・安産の湯」として親しまれている、源泉かけ流し100%の天然温泉。木のぬくもりあふれる「荻の湯」と、岩造りで力強いイメージの「愛鷹の湯」があり、毎週月曜日に男女入れ替え。ハイビスカスの湯やひまわりの湯などの変わり湯も好評です。
食事処では信州直送のそばの他、大井川水系5施設で開催した「イケ麺グランプリ」優勝の「ヘルシーチャンポン」が女性に人気。たっぷりの野菜、コラーゲンを含んだ豆乳ベースのまろやかなスープで、ごま油がアクセント。スープまでさっぱりと飲み干せちゃいます。
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