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【低糖質おやつとコーヒー ロッコ(Locco)】小麦粉・砂糖不使用のおやつを提供するお店が11/14(土)に移転オープン

毎週月曜は静岡にオープンした気になる新店をご紹介! 今週は、砂糖や小麦粉を使わず糖質を抑えたおやつと、丁寧にハンドドリップで淹れるコーヒーを提供している「低糖質おやつとコーヒー ロッコ(Locco)」。藤枝駅南口近くにあったお店で、2020年11月14日に蓮華寺池公園近くに移転オープン。お店を営む畑山夫妻のご主人・大介さんにお話をうかがった。

11/14(土)OPEN! カフェ・藤枝「低糖質おやつとコーヒー ロッコ(Locco)」

「低糖質おやつとコーヒー ロッコ(Locco)」は藤枝・蓮華寺池公園近くの古民家内に移転オープン

藤枝市にある蓮華寺池公園の西側に民家が建ち並ぶ路地がある。古民家を改修したお店があるなど、歩いてみるとなかなかいい雰囲気で、散策にぴったりの場所。その中の一軒が「低糖質おやつとコーヒー ロッコ(Locco)」。民家の表側は複数のショップが入る「ニシカ(nicica)」があり、「低糖質おやつとコーヒー ロッコ(Locco)」は裏側に入り口が。「ニシカ(nicica)」から入ることも可能。グレーの内装に温かみのある北欧インテリアを合わせ、居心地がよいお店になっている。

「低糖質おやつとコーヒー ロッコ(Locco)」が提供するのは、砂糖・小麦粉は不使用で、糖質が抑えられたおやつ。血糖値が上がりにくいため、糖尿病の人、糖質制限をしている人、ダイエット中の人にもおすすめだそう。「カマンベールチーズケーキ」「抹茶クリームチーズ」「ガトーショコラ」「こだわりのプリン」など、ラインアップは普通のケーキ屋と変わらない。いただいてみると、しっとりとしていて、深みがあり、上品で丁寧な味がする。これで砂糖なし、糖質は抑えられているなんて不思議。砂糖不使用だからといって、決して甘みがないわけではなく、羅漢果(らかんか)やステビア、エリスリトールといった天然由来の甘味料を使用。小麦粉の代わりには、小麦ふすま粉や大豆粉、アーモンドパウダーなどを使っている。糖質が少ない上にミネラルが豊富。おいしく食べられて体にもやさしいなんて、嬉しいことばかり。その他の材料も、藤枝・瀬戸ノ谷の平飼い卵、北海道産の純正生クリームを採り入れ、一つひとつの材料にこだわり、丁寧に手づくりしている。

藤枝、ロッコ、コーヒー

「低糖質おやつとコーヒー ロッコ(Locco)」のコーヒーをはじめとするドリンクメニューにも注目

コーヒーは、畑山さんが縁あって知り合った静岡出身のコーヒーハンターとして知られる川島良彰氏の「ミカフェート(MI CAFETO)」のコーヒー豆を使用。メニューでは「ハンドドリップコーヒー」とだけ記載されてあるが、その日のおすすめや、「苦いのは苦手」「酸味は苦手」などという要望も聞いて豆をセレクトし、一杯一杯、ハンドドリップで丁寧に淹れてくれる。
その他のドリンクも、「はちみつハーブティー」「和紅茶」「クロモジ茶」「みかんジュース」など藤枝産のものを中心に、静岡県内のものを提供している。みかんと牛乳を合わせた「みかんオレ」も興味深く、取材時、ちょうど常連と思わしき男性が慣れたような感じで「みかんオレ」を注文されていた。

藤枝、ロッコ、店内

「低糖質おやつとコーヒー ロッコ(Locco)」は実は紆余曲折あってオープンしたお店

「低糖質おやつとコーヒー ロッコ(Locco)」には、実は前身のお店がある。畑山夫妻は結婚後、2人で世界旅行をするためにそろって会社を退職。南米を中心に回っていたが、家族の事情で緊急帰国。これからの暮らしをどうしようかと考えていたところ、大介さんの両親が営むレストランで、営業時間の合間にお店をやることを薦められる。こうして2014年頃にオープンしたのが「もでカフェ」というお店。低糖質のおやつとコーヒーを提供することをスタートした。

「なぜ低糖質のおやつを?」と疑問に思う人も多いはず。奥さまの響子さんは、お店を開く前は管理栄養士として働いていたそう。食べることが大好きで、特に「おやつの時間」が大好き。おいしいドリンクにおいしいスイーツとの組み合わせは至福の時間になっていた。しかし、1型糖尿病を発症。同じ糖尿病でも、生活習慣病である2型糖尿病とは異なり、血糖値を下げるインスリン注射が必要。エネルギー摂取量が決められており、その範囲内でしか食事ができない。管理栄養士だったので知識こそはあっても、大好きなスイーツも食べられず、ストレスばかりの日々を過ごしていたという。
そんな暗い日々の中で出合ったのが「糖質制限」。糖質制限とは、糖質を多く含むもの(ご飯やパン、うどんなど、糖分を多く含むもの)の摂取量を減らすこと。今では“糖質制限ダイエット”としても知られている。野菜や肉・魚は食べられるので、響子さんはこの糖質制限を実践することで、比較的満足いく食生活を送ることができるようになったという。そして、好きだったお菓子づくりの腕を生かし、低糖質スイーツをつくるように。

「もでカフェ」をオープンした当初は糖質制限という言葉への認知度も低く、なかなか理解を得られず、「糖質制限とは?」「糖度とは?」といったことから説明していたという。「低糖質おやつは珍しいからヒットするはず!」と思っていたが、立地もあったのかあまり客入りはよくなく、大介さんは他のコーヒーショップやケーキ屋などでアルバイトをするなど、ダブルワーク状態で生計を立てていた。「このままでは駄目だ」と一念発起し、専門機関へ相談。事業計画を立て、デザインのプロに頼んだり、ロゴを考えたりするなど、お店づくりに力を注ぐ。こうして誕生したのが「低糖質おやつとコーヒー ロッコ(Locco)」だ。

藤枝、ロッコ、外観

「低糖質おやつとコーヒー ロッコ(Locco)」の今後の新メニューに期待大

「低糖質おやつとコーヒー ロッコ(Locco)」のおやつは、砂糖や小麦粉は使わないが、生クリームやバター、チーズ、カカオは使うので、濃厚で食べ応えがあるおやつができるという。おやつ好きの響子さんが「我慢せずに、安心でおいしいものを食べたい」。そんな想いから生まれたおやつだ。

「低糖質おやつとコーヒー ロッコ(Locco)」は、イベントなどで出店を通じて、少しずつ認知度をあげ、2016年10月に藤枝駅の南側に実店舗をオープン。藤枝では周囲に恵まれ、やがてテレビやメディアでも取り上げられるように。夫婦二人で営業していたが、問い合わせも増え、今回、思い切ってスタッフを増やし、少し広めの店舗へ移転することになった。
「スタッフも増え、チームとしてまとまってきたので、まだ未定ですが、今後は軽食や生ケーキ、パンなどにも挑戦できたらと思っています。蓮華寺池公園近くという立地ですので、公園で食べられるようなものが提供できたらいいですよね」と大介さんは話す。
体にやさしいおやつだけでなく、軽食やパンもあったら、糖尿病の人はもちろん、ダイエット中の人にも嬉しいはず。やさしい畑山さん夫妻がつくり出す、やさしい味のカフェメニュー。お店でのイートインも可能だが、せっかくなので天気がよい日はテイクアウトをして、近くの蓮華寺公園で日向ぼっこしながら楽しんでみては。

藤枝、ロッコ、低糖質ケーキ

【MENU】
●低糖質おやつ
・カマンベールチーズケーキ……400円
・バニラ&マスカルポーネ……380円
・ニューヨークチーズケーキ……380円
・はちみつブルーチーズ……400円
・抹茶クリームチーズ……430円
・ガトーショコラ……380円
・ラムダークショコラ……380円
・こだわりプリン……300円

●ドリンク
・コーヒー……450円(Lサイズ 50円)
・アイスコーヒー……500円
・カフェラテ(ホット・アイス)……500円
・アメリカーノ(ホット・アイス)……400円
・カプチーノ……450円
・フローズン……550円
・国産はちみつハーブティー(ホット・アイス)……450円
・和紅茶(ホット・アイス)……350円
・黒豆茶(ホット・アイス)……300円
・国産はちみつクロモジ茶(ホット・アイス)……450円
・抹茶ラテ(ホット・アイス)……500円
・チャイ(ホット・アイス)……450円
・みかんジュース……380円
・みかんオレ……380円
・にんじんジュース……350円
・ショット追加…… 50円
・ハチミツ追加…… 50円

「低糖質おやつとコーヒー ロッコ(Locco)」の詳細はwomo店舗ページをチェック

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紹介スポット

藤枝市

低糖質おやつとコーヒー Locco

藤枝・蓮華寺池公園近くでおいしくて食べ応えのある低糖質おやつ&コーヒーを提供

更新日:2021/1/22
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