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働く女性の魅力に迫る「Woman's File」_Couturie’re 代表 前田 実紀さんにインタビュー

静岡の働く女性にインタビューし、その輝きの秘密に迫る「Woman's File」。womo2021年2月号掲載の女性をご紹介

培ったアート技術とサロンケアで 指先にまとう幸せを届ける

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前田 実紀さん

静岡市出身。高校卒業後、電気機器メーカーに営業職として就職。2年間働きながら、都内にある日本ネイリスト協会認定のネイルスクールでネイルの知識・技術を学び、JNA1級ネイリストを取得。その後、静岡市内のネイルサロンに5年間務め、2009年に独立、クチュリエールを開業。


美しさと感動を提供したい ネイリストの道を歩み始める

20歳の頃、友人の結婚式に招待されたことがきっかけで初めてネイルサロンを予約しました。
当時の静岡市にはまだサロンが少なかった時代。そこでスカルプチュアを付けてもらい、「短かった爪が伸びてこんなに美しくなるなんて!」と感銘を受けたんです。

すっかりネイルの虜になってしまい、ネイリストの道に踏み出すことに。
技術を学びたいとスクールを探すも、静岡には学べるところがなく、「どうせやるならしっかり学びたい」と、東京まで通いながらJNA認定資格の取得を目指しました。
2年間の就学中は職場と学校を往復する日々。休日を利用して通っていたので正直辛いときもありましたが、やりたいことだから頑張れました。

無事資格を取得してからは静岡市のサロンに勤務。働きながら技術を磨く毎日に満足はしていましたが、当時のサロンは長く働ける環境が整っていませんでした。「女性がこの先結婚・出産を経て、60歳になるまでここで働けるだろうか」と、将来の漠然とした不安を感じるようになったんです。


お客様に寄り添いながら女性が活躍する環境をつくる

美容室が髪質改善に取り組むように、ネイルサロンも爪の状態に合わせたケアを施すべきだと思っています。しかし、施術者である女性が長く働けないということは、お客さまもその度にサロンを探さなくてはなりません。
いつも同じ担当者に安心して任せるには、女性が長く働ける環境を整えなければ。
そう感じ、一念発起してサロンをオープン。当初は多くの常連さんが来てくれましたが、程なくして価格競争が激化。2か月先まで埋まっていた予約が一気になくなってしまったんです。

周りのサロンは市場に合わせて値下げをしましたが、この店は値下げせずに技術を磨くことにとことん注力。最先端の技術やアートを学ぶのはもちろん、ケアには徹底的にこだわりましたね。
その技術が評判を呼び、今では爪のトラブルに悩む幅広い年代の方に通っていただいています。中には10年以上お付き合いのある方も。

今後もお客さまが安心して長く通えるサロンを目指したい。そのために、働く女性が活躍できるよう、2店舗、3店舗と広げていきたいですね。


前田 実紀さんのTurnng Point

20歳 初めてのネイル体験

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友人の結婚式に出席するため、ネイルサロンを初訪問。一気に長さ出しができるスカルプチュアの技術に衝撃を受け、ネイルに興味を持ち始める。


31歳 サロンを開業

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ネイルスクール、市内のサロン勤務を経て自身のサロンをオープン。当時はまだ静岡にネイルサロンが少なく、多くの常連さんで予約が埋まる。


33歳 長男を出産

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悪阻に苦しみながらも出産直前まで勤務。産後は家族の支援を受けながらわずか3か月で職場に復帰。息子の笑顔がモチベーションに。


35歳 再び技術を磨く

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ネイル= 爪が傷む」イメージを払拭するため、アートの技術と合わせて基礎も学び直す。つねに勉強し、お客さまにより良い技術を提供し続ける。


前田 実紀さんのお仕事風景

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現在はリピーターのみ施術を担当。毎度顔を合わせるお客さまは長い付き合いの方も多く、近況報告から悩み相談まで話題が尽きない。
爪の状態を見てコンディションやトラブルを見極め、寄り添ったケア方法を提案。技術に妥協しない、安心してお客様が通えるような店舗づくりを目指す。

更新日:2022/2/22
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