【トリコジャムアンドベイク(TORICO Jam & Bake)】JR藤枝駅から徒歩1分 笑顔あふれる手づくりおやつのお店が12/8(火)にオープン
JR藤枝駅から徒歩1分、地元民にはおなじみの衣料品店「キリンヤ」内の一角に「トリコジャムアンドベイク(TORICO Jam & Bake)」がオープンした。味の組み合わせがおもしろいマフィンや、ジャム、大きめサイズのクッキーを販売。明るくて素敵な女性・店長の宮崎さんに、お店のお話をうかがった。
12/8(火)OPEN! スイーツ・藤枝「トリコジャムアンドベイク(TORICO Jam & Bake)」
「トリコジャムアンドベイク(TORICO Jam & Bake)」の焼菓子は思わずクセになる味
「トリコジャムアンドベイク(TORICO Jam & Bake)」を知ったきっかけは友人何名かのSNS投稿。みんなに愛されているかわいいお店だなというのが第一印象だった。訪れてみると、初めてお会いしたにもかかわらず、店長の宮崎さんの人柄はまるで昔からの友人に会いに来たよう。
お店が営業しているのは週3日ほど。営業時間は11:00〜17:00までだが、マフィンとスコーンが売り切れたらその日の営業はおしまい。平日は日によっては14:00〜16:00、休日は13:00頃には売り切れてしまうことが多いそうだ。
「抹茶ホワイトチョコマフィン」「シナモンロールマフィン」「りんご&キャラメルマフィン」といった人気の組み合わせから、「いちご大福風マフィン」「ベーコン&メープルマフィン」といった少し変わった組み合わせのマフィンが7〜9種類ほど日替わりで並ぶ。「1種類のみの味にはしていなくて、2種類以上の味を組み合わせたものをつくっています。意外な組み合わせのものもありますが、『こんな組み合わせがあったんだ』と新しい発見になってもらえたら嬉しいですね」。
womoライターが個人的に気に入ったのは、「ベーコン&メープルマフィン」。甘じょっぱくて、やみつきになりそう。「『ここのお菓子はクセになる。オープンしている日は毎回来たくなっちゃうけれど、恥ずかしいから週1回だけにしている』なんて言ってくださるお客さまも。ありがたいですね」。
お菓子の材料はできる限り国産を使用。北海道の小麦粉、北海道の発酵バター、北海道のてんさい糖、奄美のきび砂糖など。お菓子によってブラウンシュガーを使用することも。
「トリコジャムアンドベイク(TORICO Jam & Bake)」のジャムと大きめサイズのクッキーにも注目
「東京に大好きなジャム屋さんがあって、教室にも通わせてもらっていました。フルーツの味がしっかりしていて、ジャムのイメージが一変。私もそんなジャムをつくりたいと、研究しました」。
宮崎さんは東京に住んでることもあったが、そのときから時々焼津に帰省し、地元のマルシェでジャムを販売していたことも。「そのときも結構評判がよかった」と話す。
「ブルーベリー&ラズベリー」「バナナ&ココナッツ」「塩バターキャラメルクリーム」「キウイ&ミント」など、こちらもマフィン同様、2種類の素材を組み合わせたジャム。藤枝のイチゴ、清水のブルーベリー、焼津のレモン、静岡の抹茶など、地元産の素材を使ったものも多い。
藤枝産のキウイを使用した「キウイ&ミント」はリピート率の高いジャムで、キウイのつぶつぶ食感とさわやかな甘味。男性にも人気なのだとか。ヨーグルトにおすすめだそう。
お店のマスコットキャラクター・ブタの「トリコちゃん」が持っているお菓子をイメージしたクッキーは、1枚なんと11~12センチ! クッキーにしてはビックサイズ! 他にもスコーン2種類も日替わりで販売しており、コーヒーや紅茶片手にいただきたくなるラインアップになっている。
「トリコジャムアンドベイク(TORICO Jam & Bake)」の宮崎さんは、東京の会社勤めからの転身!
「トリコジャムアンドベイク(TORICO Jam & Bake)」の宮崎さんは、焼津市出身で、東京で会社勤めをしていた。祖父母の家がパン屋、家も飲食店という環境で育ったこともあり、子どもの頃からお菓子づくりが大好き。幼稚園の頃の夢は「お菓子屋さん」で、学生時代からお菓子づくり教室に通っていたという。
いつか自分のお店を持ちたいと、漠然と思いながらも就職。仕事をしながら、パンやお菓子、料理などを教えるクッキングスクールに通い続け、やがてアシスタントに。いつかお店をやりたいという夢を諦めきれずに、会社勤めをしながら、夜や休日はクッキングスクールのアシスタント、カフェ、ケーキ屋、パン屋などでアルバイトするという生活を送っていた。
そんなときに訪れた新型コロナウイルスによる自粛生活。自分の人生を見つめ直し、本当に好きなことをやろうと地元に戻ることを決めた。
「トリコジャムアンドベイク(TORICO Jam & Bake)」は「低糖質おやつとコーヒー ロッコ(Locco)」があった場所にオープン
JR藤枝駅の大きな通りから一本入ったところにある「キリンヤ」は、昔ながらの衣料品店。お店の前には農産物が販売されているなど、馴染みのお客さんが時折顔をのぞかせていく。そんな「キリンヤ」の一角に、以前新店コラムでご紹介した「低糖質おやつとコーヒー ロッコ(Locco)」(蓮華寺池公園近くに移転)が入っていた。取材時「ロッコ(Locco)」のご主人・畑山さんから、「キリンヤ」のご夫婦にいかによくしてもらったかうかがったばかり。
「東京から帰ってきたので、しばらくは自粛生活を送りました。感染の可能性がなくなったところで、お店のことを考えるように。ちょうどそんなとき、知り合いを通じて『キリンヤ』さんに入っていた『Locco』さんの場所が空くということを知ったんです。3坪しかない小さな小さなお店ですが、自分にはちょうどよいサイズのお店だと思いました。畑山さんからもお話をうかがううちに、やりたいお店のイメージがどんどん広がりました。親しみやすくかわいらしいお店の印象だったので、日常的に食べられるようなおやつのお店をやろうと思ったんです」。
当初、ひとりで準備しようと思っていたそうだが、周囲の人たちが言わずともオープンの協力をしてくれた。「しばらく地元を離れていたのに、みんな覚えてくれていて。本当に助かりました」。宮崎さんの人柄ならそれも納得。友人・親戚からのお祝いの品がお店を彩る。「キリンヤ」のご主人は「夢を持ってやる気がある人を応援してあげたい」と話す。「お菓子を食べて、少しでも幸せな気分になってもらえたら嬉しいです」と宮崎さん。彼女と話すだけでも気持ちの明るくなる、笑顔の絶えないお店だ。
【MENU】 ※いずれも税別
●マフィン各種 380〜400円
●スコーン各種 200円
●クッキー各種 220〜260円
●ジャム各種 550〜630円
「トリコジャムアンドベイク(TORICO Jam & Bake)」の詳細はwomo店舗ページをチェック
編集部の気になる新店 WOMO編集部が今いちばん気になるニューオープン・リニューアル店をピックアップ。