【和紅茶専門店「ニガクナイコウチャ」by green eight】和紅茶などの茶葉やドリンク、スイーツを提供する「グリーンエイトカフェ」が2021/2/5(金)にJR静岡駅ビルパルシェに新店オープン
静岡市清水区和田島にある、栽培から加工、販売まで一貫して行っているお茶屋「グリーンエイト(GREEN 8)」。茶工場のすぐ横に併設された「グリーンエイトカフェ(GREEN∞CAFE)」では、和紅茶やお茶を使ったドリンクやパフェ、スイーツがいただける。そんな「グリーンエイト」が、JR静岡駅ビルパルシェの食彩館にアンテナショップ「和紅茶専門店『ニガクナイコウチャ』by green eight」をオープン。「グリーンエイト」の専務取締役の北條真悟さんにお話をうかがった。
2021/2/5(金)OPEN! グルメ・静岡市葵区黒金町「和紅茶専門店『ニガクナイコウチャ』by green eight」
「和紅茶専門店『ニガクナイコウチャ』by green eight」がJR静岡駅ビルパルシェの食彩館に出店
静岡市北部の中山間地・オクシズの奥清水エリアにある両河内。
静岡茶の茶産地の一つとして知られ、霧に包まれた美しい茶畑が広がる。
そんなのどかな里山の中にある「グリーンエイトカフェ(GREEN∞CAFE)」は、これまで「womo」でも何度か紹介してきた。
和紅茶を使ったアレンジティーやパフェなどのスイーツメニューは、こちらならではの味わい。
近くにある茶畑の中に設置されたテラスでもいただくことができ、写真映えすると県内外から多くの人が訪れる場所だ。
そんな「グリーンエイトカフェ(GREEN∞CAFE)」を営む「グリーンエイト(GREEN 8)」が、JR静岡駅ビルパルシェの食彩館にアンテナショップをオープンした。
「和紅茶専門店『ニガクナイコウチャ』by green eight」の和紅茶はプレゼントや手土産にもぴったり
黒を基調としたスタイリッシュでおしゃれなパッケージは目を引く。
プレゼントや手土産などにしても喜ばれそうだ。
メッセージ付きのパッケージもあり、会社や学校などでのちょっとしたお礼としても活用できる。
「和紅茶専門店『ニガクナイコウチャ』by green eight」のスイーツメニュー
こちらは過去にwomoでもご紹介したことがある和紅茶パフェ。
進化が止まらない!静岡茶ニュースタイル [2/5]茶パフェ編
清水・両河内産の和紅茶と、北海道の牧場牛乳でつくったオリジナルソフトクリームがのっているのだが、さっぱりしていて食べやすい甘さ。
和紅茶の配合に試行錯誤したそうで、フルーツの酸味との相性がいい。
ソフトクリームの上には、アクセントとなるパリパリの茶葉がのっていて、この茶葉がまたおいしい。
他にブラックタピオカ、季節のフルーツ、チョコブラウニー、コーンフレーク、紅茶ゼリーが入っている。
チョコブラウニーのチョコもまたパリパリしていておいしいのだ。
味だけでなく、食感も楽しめるパフェ。大人はもちろん、お子さんにもおいしく食べてもらえる味だ。
「和紅茶専門店『ニガクナイコウチャ』by green eight」の和紅茶が苦くない理由
店名は「グリーンエイト(GREEN 8)」ではなく「ニガクナイコウチャ」にした理由を聞いてみた。
「店名は実は1年以上悩んだんです。『優しい紅茶』『両河内紅茶』など候補はいろいろ考えたんですが、お客さまからよく『苦くない紅茶なんですね』と言われていたので、そのままにしてみました」と北條真悟さんは話す。
お茶は、日光にあたるとカテキンが生成され、苦味・渋みが生まれる。
しかし、霧深い両河内のお茶は、霧が日光を遮り、苦味の生成を抑えているため、苦渋味が出にくいのが特徴。
まろやかで旨みたっぷりのお茶になる。
実は知らない人も多いようだが、緑茶と紅茶の茶葉はどちらも同じお茶の木からつくられる。
加工過程を変えることで、緑茶にも紅茶にもなるのだ。
お茶の木にもさまざまな品種があり、「グリーンエイト(GREEN 8)」では、つゆひかり、おくゆたか、やぶきた、おくみどり、かなやみどり、べにふうきなど、緑茶にもなりうる茶葉を使用。
霧が日光を遮ることで苦渋味が出にくい両河内の茶葉を紅茶に加工すると、紅茶も苦渋味がない紅茶ができる。
それが「グリーンエイト(GREEN 8)」の紅茶なのだ。
「和紅茶専門店『ニガクナイコウチャ』by green eight」の和紅茶の楽しみ方
「グリーンエイト(GREEN 8)」で展開する和紅茶は次の9種類。
Sweet 琥珀スイート(つゆひかり)……和食にも合う優しい甘味
Fresh 琥珀フレッシュ(おくゆたか無農薬)……あんこに合うさっぱりな口あたり
Clear 琥珀クリア(やぶきた長時間発酵)……中国茶風ですっきり
Mild 琥珀マイルド(静7132)……優雅な香りと深いコク
Natural 琥珀ナチュラル(やぶきた無農薬)……すっきりとした甘味と苦み
Royal 琥珀ロイヤル(べにふうき)……スイーツによく合うフルーティーな香り
Bitter 琥珀ビター(やぶきた)……しっかりとした甘みと苦み
Dark 琥珀ダーク(おくみどり)……パンチの効いた強めの甘みと苦み
Wild 琥珀ワイルド(かなやみどり無農薬)……クセのある力強い苦みと香り
「Sweet 琥珀スイート」は、「グリーンエイト(GREEN 8)」の和紅茶を初めて飲む人にまず最初に味わってほしい茶葉。
やわらかい甘さで「これが本当に紅茶?」と思わせる味。
womoライターも初めていただいた時は驚いたことを覚えている。
以来、「グリーンエイト(GREEN 8)」の和紅茶のファンになり、家に常備するようになった。
「砂糖を入れないと紅茶は飲めない」というお子さんにもおすすめしたい。
他にも熱湯で淹れた和紅茶を冷やし、麦焼酎で割った和紅茶割りもおいしいとのこと。
「紅茶というと洋菓子に合わせる印象があると思いますが、うちの和紅茶は実は日本料理にも合うんですよ。焼き鳥やお刺身とも合うので、一度、試してみてくださいね」と教えてくれた。
「Wild 琥珀ワイルド」は香りがスモーキーなのだとか。
紅茶好きの人や個性的なお茶を楽しみたい人におすすめ。
当日店頭に立っていたスタッフの川田さんは、「私の場合、ミルクティーなら『Mild 琥珀マイルド』か『Royal 琥珀ロイヤル』が好きですね。オレンジやリンゴ、レモンなどの生のフルーツと、ミントを入れたアレンジティーもおすすめ。『Sweet 琥珀スイート』の紅茶を熱湯から抽出し、冷めてからフルーツやミントを入れると見た目もかわいくなるので、自宅では来客時につくります。砂糖なしでもおいしいですが、甘さをたしたいなら、ガムシロップを入れるといいですよ」と教えてくれた。
そんなフルーツを使ったアレンジティーはぜひ試してみてほしい。
なお、店頭では、手づくりのゆずジャムが入った「和紅茶フルーツティー」を提供している。
炭酸で割ったスパークリングティーもあり、こちらは夏にさっぱりといただける味だった。
ちなみに、茶葉が広がり、対流を起こしてくれるピラミッド型をしたテトラティーバッグのタイプと、茶葉のみが入っているものと2種類を販売している。
「グリーンエイト(GREEN 8)」の和紅茶はこんなふうにして始まった
「グリーンエイト(GREEN 8)」は、もともと両河内地区の8軒の茶農家が始めた会社。
個人農家の生葉を受け入れ、荒茶加工を行う茶工場としてスタートした。(荒茶とは、茶畑で摘んだ茶葉を蒸す、揉むなどの段階のもので、この荒茶の状態から火入れなどの工程を経て、“お茶” になる)。
しかし、お茶の消費量減少に伴い、荒茶加工の経営だけでは厳しい状況になる。
そこで、事業継承を受けた北條真悟さんのお兄さんにあたる現社長の北條広樹さんが、2012年頃から和紅茶の生産をスタート。
茶工場の横に「グリーンエイトカフェ(GREEN∞CAFE)」を併設した。
「グリーンエイト(GREEN 8)」の紅茶は、マルシェなどの販売からスタートし、次第に地元の百貨店、そして、県外の百貨店などの催事にも積極的に出展し、少しずつ認知度をあげていった。
「ただ機械的に接客するのではなく、和紅茶の魅力や楽しみ方を伝えていきたいと思っています。紅茶を上手に淹れるのは難しいと思っている人も多いですが、うちの和紅茶は本当にかんたん。茶葉を入れっぱなしにしていても渋くならないんですよ。このおいしさを広めたくて、できる限りお客さんと接するようにしています」と北條真悟さんは話す。
両河内のカフェも営みながら、「和紅茶専門店『ニガクナイコウチャ』by green eight」の店頭にもできる限り立つようにしているという。
和紅茶の楽しみ方は、Instagramでも発信しているそうなので、こちらもぜひチェックしたい。
「グリーンエイト(GREEN 8)」の今後の展開
「現在販売している和紅茶はシングルオリジンなのですが、ブレンドをした和紅茶も開発できたらなと考えています。また、新しい品種のお茶の木を植えて、現在、様子をみているところ。一番人気の『Sweet 琥珀スイート』のラインナップを増やせたらとも考えています」と北條真悟さんは話す。
コーヒーにブレンドがあるように、和紅茶や緑茶にもブレンドがあるのだ。
それぞれのおいしいところを引き出し、掛け合わせることでよりおいしい和紅茶ができるはず。
今のままでも十分においしいのだが、今後生まれてくる商品展開も期待したい。
また、「茶氷プロジェクト」にも参加予定とのことなので、そちらも楽しみだ。
「個人的に和紅茶ソフトと合わせた茶氷を食べてみたいです!」と取材時にリクエストしてみた。
「ソフトクリームとかき氷の組み合わせなんて、合うのかなぁ」と首をかしげていたので、違う茶氷になる可能性ももちろん大きい。
果たしてどんな茶氷が生まれるのか、2021年の夏を楽しみにしたい。
なお、余談だが、womoライターはこちらの水出しほうじ茶がお気に入り。
和紅茶もおいしいのだが、緑茶もほうじ茶もおいしいのだ。
よかったらぜひ手に取ってみては。
【MENU】※価格はいずれも税込
●和紅茶(50g)……1026円
●和紅茶(ティーバッグ12個入り)……864円
●和紅茶/緑茶/ほうじ茶
・ストレートティー(HOT or ICE)……540円
・フルーツティー(HOT or ICE)……648円
・ミルクティー(HOT or ICE)……648円
・スパークリングティー(ICE)……648円
・ストレートティー(HOT or ICE、マイボトル)……324円
●スイーツ
・和紅茶ソフトクリーム(コーンorカップ)……486円
・和紅茶パフェ……972円
・ドリンクセット……+486円
「和紅茶専門店『ニガクナイコウチャ』by green eight」の詳細はwomo店舗ページをチェック
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