【掛川】新茶シーズン! カフェから美術館まで、「茶文字」粟ヶ岳周辺おすすめスポット
掛川付近で高速道路を走っていると見える「茶」の文字が気になる人も多いのでは? そこは、伝統的な茶草場農法を150年以上守り続けるお茶の聖地、東山地区の粟ヶ岳。ハイキングの休憩においしいお茶を飲み、秘境ムード満点のカフェや貴重なステンドグラスが見られる美術館へ足をのばしてみよう。
茶畑の間に刈った茶草を敷く伝統的な「茶草場農法」を守り続ける、掛川市の東山地区。良い土壌が育ち、香り豊かで味わい深いお茶ができるそう。
山肌に書かれた「茶」の文字が特徴の粟ヶ岳山頂には「粟ヶ岳世界農業遺産茶草場テラス」があり、美しい茶畑をはじめ、富士山、駿河湾、南アルプスを一望。カフェでのんびりくつろぐこともできます。
車でも行けますが道幅が狭いので、麓に車を停めてハイキングがてら歩いて上る人も多く見られます(約1時間)。
掛川市東山「東山いっぷく処」
のどかな雰囲気の中、東山茶とお茶菓子でほっこり
粟ヶ岳ハイキングの拠点にピッタリ、山麓にある休憩処。
茶草場農法でつくられた深蒸しの東山茶をはじめ、地元で採れた新鮮な野菜や手づくりのお惣菜などが並びます。
「『おしゃべり0円!』『スマイル0円!』でみなさんのお越しを待ってます」という明るく気さくなスタッフさん。無料サービスでお茶を振る舞い、周辺の見どころなども教えてくれます。
東山茶は、春陽(はるのひ)・春風(はるかぜ)・花巡(はなめぐり)など、時期ごとに数種類あり試飲もOK。色や香り、旨み、渋みなどの違いを感じながら、好みの味を見つけてみよう。まるでダシのようにまろやかな、旨みのある味わいに驚くはず。
パッケージがかわいいお茶はお土産にもピッタリ。
茶文字の山をイメージした「茶文字まんじゅう」や「一口羊羹」などのお茶菓子も人気。お店の外にイスも用意されているので、休憩がてら、ほっこりとした空気に癒されよう。
掛川市大野「Antique Cafe Road(アンティークカフェロード)」
緑豊かな木々とレトロ雑貨に囲まれた 渓流沿いの秘境カフェ
旧東海道の宿場町・日坂から、山道を上った先にひっそり佇むレトロなカフェ。
道幅が狭いので、お店の黄色い看板を目印にゆっくり進み、この外観を見逃さないよう、安全運転でお出かけを。
もとは牛舎だった建物をリノベーションした、唯一無二の独創的な空間にワクワク。
古物商のオーナーが集めたアンティーク雑貨や古道具が所狭しと並び、購入も可能。昭和レトロな懐かしいアイテムの数々は、見ているだけでもときめいちゃいますね。
カフェでは、具だくさんのパニーニやスパイシーなオリジナルカレー、コーヒー、スムージー、手作りデザートなどが楽しめます。
初夏~夏の時期には期間限定でかき氷も登場。
鳥のさえずりや風を感じながら渓流を眺める、涼しげなテラス席をはじめ、開放感あふれる店内はどの席も、陽射しと緑が心地いい。
掛川ICから車で約20分という近さながら、秘境ムード満点のカフェで、自然との一体感をたっぷり味わって。
掛川市掛川「掛川市ステンドグラス美術館」
さまざまに表情を変えるステンドグラスの精巧な作りや美しい色彩を間近に
19世紀イギリスのヴィクトリア朝時代に制作されたものを中心に、約70点のステンドグラスを展示。制作工程や道具も展示され、詳細な解説とともにステンドグラス作品を間近で鑑賞し、その技術の奥深さを知ることができる貴重な美術館。
聖母マリアの生涯を描いた9枚組のバラ窓は必見!
そのほか、エントランス正面で出迎える美しい「聖女マグダラのマリア」、複数の工房による「受胎告知」など、時空を超えて19世紀のヨーロッパとつながるような幻想的な空間。
春夏秋冬、時間、天候などによってさまざまに表情を変える自然光と、LED照明による2種類の展示方法で鑑賞ができ、その精巧さと美しさにうっとり。夕暮れ時は特におすすめ。
すべての作品が写真撮影OKなので、SNS映えするようなとっておきの一枚を撮影してみては?
また、ミュージアムショップでは、ポストカードやしおり、クリアファイルなど、オリジナルグッズも充実しています。
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