接着剤だけでつくるスタッキングウッドボックス。初心者でもかんたんDIY
私にもできる♪スタッキングウッドボックスのつくりかた
接着剤だけで完成する『スタッキングウッドボックス』
小物の整理整頓に便利な収納ボックス。プラスチック製の商品は手軽に購入できるけど、ちょっと味気なく感じることも。そこで、木質の材料MDFを使って手づくりをしてみよう。2枚の板をのりしろを残して貼り合わせるので、組み立ては木工用接着剤だけでOK。持ち手をつくり運びやすい工夫も。さらにサイズ違いの小さいボックスの底には滑り止めを付け、スタッキングできる仕様にしているので、置き場所もコンパクトに。キッチンのパントリーで食材ストックを整理したり、子どものおもちゃ箱にしたり、工具や塗料などのDIY道具を片付けたりと、用途に合わせてサイズを調整してみて。耐水性のある塗装でアウトドア用にしてもいいかも。
使ったのはコレ
●MDF 900×900×5.5mm 1,150円
●MDF 900×600×5.5mm 1,080円
●ミルクペイント 200ml 各色(トリトンブルー、クリームバニラ、ゴールデンレッド、インクブラック) 928円
●ゴリラ 木工用強力接着剤 748円
●G17 170ml 398円
●No3 瞬間接着剤 木工用 715円
●鎌毛引 1,980円
●GT ベルトクランプ 1,580円
●GC 旗金 360mm 1,100円
●ジグソー PST800PEL 10,800円
●ジグソーブレード 木工 仕上げ 980円
●インパクトショートビット 18mm 998円
●サンダー、電動サンダー、ハケ、スポンジ、マスキングテープ、ステンシルシート
※最寄店舗に掲載商品がない場合は、取り寄せにて承ります。
※掲載価格は変更となる場合がありますのでご了承ください。
【材料サイズ(見本)】
・MDF 900×900×5.5mm 1枚
(A)380×156×5.5mm 2枚
(B)369×150×5.5mm 2枚
(C)269×156×5.5mm 2枚
(D)258×150×5.5mm 2枚
(E)369×269×5.5mm 1枚
・MDF 900×600×5.5mm 1枚
(a)380×80×5.5mm 2枚
(b)369×74×5.5mm 2枚
(c)269×80×5.5mm 2枚
(d)258×74×5.5mm 2枚
(e)369×269×5.5mm 1枚
(f)257×30×5.5mm(ズレ止め) 2枚
つくりかた
【1】パーツを接着する
材料を各サイズにカットする。図1を参照して、毛引きを使って貼り合わせる位置を出したら、G17を塗り各組み合わせで貼りつける。G17は貼り合わせる面の両方に塗り、5~10分ほど乾かしてから体重をかけるように押さえつけて圧着する。貼り直しができないので、ずれないように注意して。
【2】持ち手用の穴をあける
ボックスの前後の面になるパーツに図2の位置で2か所穴をあける。穴と穴をつなげるように墨付けをして、ジグソーで内側をカットし、持ち手をつくる。カットした後はサンドペーパーで軽く面取りをしておく。
【3】本体を組み立てる
ボックスの接合部分に木工用接着剤を塗り、図3のように枠を組み立てる。枠をベルトクランプで固定したら、接合部に木工用接着剤を塗った底板をはめ込み、旗金で固定し、1時間程度乾燥させ接着する。【1】~【3】の手順で大小二つの箱を組み立てる。
【4】塗装とステンシルを施す
組み立てたボックスの取っ手がある面をミルクペイントで塗装する。塗装しない部分はマスキングテープで養生をしておくこと。塗料が乾いたら、好みのステンシルで装飾をする。ステンシルにはスポンジを使うときれいに仕上がる。
【5】ズレ止めを取り付ける
小さい箱の底板の裏に瞬間接着剤と木工用接着剤を併用して、(f)のズレ止めを取り付ける。接着位置は図4を参照して。
【6】スタッキングウッドボックスの完成
ワンポイントアドバイス!
見た目もすっきり、簡単組み立て
今回は釘やビスを使わないので、薄い板でボックスをつくることができます。見た目もすっきりしておしゃれな仕上がりになりますね。スタッキングできるので、単品でも重ねてもどちらでも使えます。お部屋に合わせてサイズや色を変えて、いろいろと作ってみてください。
使う場所に注意して
素のままのMDFは水気は厳禁
MDFは水気に弱いので、キッチンのシンクの近くやアウトドアなどでは注意して。水がかかるようなシーンで使いたい場合は、耐水性がアップするよう、箱全体にクリアーのスプレー塗料などを吹き付けてコーティングしておこう。#1500のサンダーで表面のざらつきを取っておくと、なめらかできれいな仕上がりになる。
手ぶらでもOK! 気軽に手づくりができる「DIY工房」を利用して
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