日常から離れた場所で本来の自分と向き合う時間

リトリート（re＋treat）とは、仕事や日常生活から一時的に離れ、疲れた心や身体を癒す過ごし方のこと。観光を楽しむのではなく、自分をケアしながらリフレッシュすることを目的とする。日々忙しく過ごす中で、人は自分を「こうあるべきだ」と無自覚に思い込んでしまっているもの。

『リトリート農家民宿このはな』の杉山さん曰く、「いつもの場所、過剰な情報があふれる場所から、少し場面を転換して静かな場所に身を置いてみると、ふと忘れかけていた望みを思い出したり、自分は本当はこう生きてみたかった、という気持ちに気付けたりするものですよ」。

そこは、本来の自分に戻るための“非日常”の場所。

「すると日常に戻ったとき、新鮮な視点で日常の貴重さに気付いたり、新しく取り入れたいことに目が向いたり。もしかしたら、日常をがらっと変えたくなったりするかもしれませんね。そんな場所になれたらいいなと思っています」。

駿東郡小山町｜リトリート農家民宿 このはな

大地のエネルギーを感じ心身のリフレッシュを

ぐるっと一面が田んぼや畑に囲まれ、晴れた日には富士山が裾野まで臨める『リトリート農家民宿 このはな』。季節の採れたて野菜や野草、自家製の米や味噌を味わう食事、裸足で畑の土を踏むアーシング、ヨガなどさまざまな体験ができる。なかでも、オーナーが農家の日常を気軽に体感してほしいと始めた調理体験が人気で、その日に自分たちで採った新鮮な野菜が食卓に並ぶ。その野菜の味の濃さ、美味しさは感動もの! 季節ごとに旬を感じながらゆったりといただく食事の時間はまさに至福のとき。普段の生活環境から離れた非日常的な空間に身を置き、ゆったりと体や心を休ませよう。

DAY1

【15:00】チェックイン

【15:15】ほうじ茶づくり体験
御殿場産のくき茶を軽く炒ってほうじ茶づくり。近所の土手で採れたヨモギ茶やスギナなどの季節の野草や三島産レモングラスなどとのブレンドもおすすめ。部屋中に和のアロマが広がる。

【15:45】野菜・野草収穫体験
施設内の畑にて季節の野菜を収穫。今の時季は新玉ねぎやじゃがいも、えんどう豆、キュウリやトマトなどの夏野菜がたわわに実る。

【16:00】アーシング
裸足で畑の土や大地を踏むアーシング。スマホやパソコンに触れている身体に帯電した電気を地面に流してスッキリ。

雨の場合は室内でできる体験やヨモギ団子づくり（オプション）など、季節によりさまざまなプログラムが。

【17:00】夕食の調理体験
夕食の一部を共同調理。この日は収穫したえんどう豆をむいて中の豆を取り出す体験。

【18:00】温泉
宿から車で10分ほどの距離にある『あしがら温泉』がおすすめ。外で遊んだ身体をゆっくり湯につかって癒そう。　※自宅風呂もあり（その場合、よもぎ湯またはハーブ湯）

【19:00】夕食
調理体験でむいた豆は、こしひかりにたっぷり乗せた豆ごはんになって食卓にならぶ。

メニューは他に、野草の天ぷらや、新玉ねぎの蒸しものなど。

DAY2

【6:00～ 8:00】起床・散歩
自然を感じながらのんびり散歩。田んぼを吹きわたる爽やかな風、富士山の伏流水にふれ、身体を浄化・リフレッシュ。アーシングしながら歩くのも。

【8:00】朝食

【10:00】 チェックアウト

『リトリート農家民宿 このはな』代表 杉山さんご夫婦からのコメント

『このはな』は豪華ではありませんが、過剰さとは無縁の旬の食材と、心和むおもてなしで静かな時間を過ごすことで、自分と向き合える場所でありたいと思っています。

リトリート農家民宿 このはな

住所／静岡県駿東郡小山町下小林55-1
電話／0550-78-0745

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