【ユーデンタルクリニック(U DENTAL CLINIC [U歯科・矯正歯科])】歯医者のイメージが覆るような、ゆったりとリラックスできる空間を目指した歯科医院が2021/9/01(水)葵区幸町にオープン
デンマークの家具や照明を採り入れ、雰囲気にこだわった歯科医院がオープンした。医院を開業したきっかけや治療に対する思いについてなど、院長の内野雄介先生にお話をうかがった。 (写真提供:「ユーデンタルクリニック(U DENTAL CLINIC [U歯科・矯正歯科])」)
2021/9/01(水)OPEN! 歯科・葵区幸町「ユーデンタルクリニック(U DENTAL CLINIC [U歯科・矯正歯科])」
「ユーデンタルクリニック(U DENTAL CLINIC [U歯科・矯正歯科])」はあたたかみのある雰囲気の歯医者さん
歯医者についてどんなイメージを持っているだろうか。「真っ白な空間で、オルゴールの音楽が流れている」「待合室には歯を削る音が聞こえてきて、ちょっと怖いところ」「ともかく嫌なところ。行きたくない」……。
「ユーデンタルクリニック(U DENTAL CLINIC [U歯科・矯正歯科])」は、そうした不安や不満を、安心に変えながら、これまでの歯科医院のイメージを変えていきたいという思いのもとに開院したという。
デザインハウスのような白くて四角い建物の中に入ると、温かみのある空間が広がり、スタッフが笑顔で出迎えてくれた。1階が治療スペース、2階が予防・矯正専用スペースになっていて、1階を院長の雄介先生が、2階が奥さまの真由子先生が担当しているそうだ。
「ユーデンタルクリニック(U DENTAL CLINIC [U歯科・矯正歯科])」のコンセプトは、「歯科医院を通じて、感動を」。「『U DENTAL CLINIC』の“U”には、内野の“U”の意味もありますが、「for you」の意味が込められています」。
一人ひとりの“あなたのために”、それぞれの人生をより良く変えていく歯科医院でありたいからだそうだ。
「今は予防歯科の時代。天然の歯に勝るものはありません。歯を削られないために、予防のために歯医者に来てほしいですね。どうしても歯が痛くなってから来院される方も多いので」と話す。
虫歯や歯周病などにならないために、なる前の予防が大切だと考えられる予防歯科。今はまだ予防歯科の意識を持つ方は、全体の約半数程度だと雄介先生は話す。
「治療技術の腕をあげることはもちろんですが、どうすれば患者さまの負担を軽減できるかどうかを積極的に考えています。また、治療が必要となってしまった場合、患者様さまの歯を残す治療を実現するために、矯正治療を取り入れることでなるべく歯を削らない治療、そして咬(か)み合わせを含めたお口全体の管理をサポートしていきたいです」と話す。
院長である雄介先生と、矯正医、歯科衛生士それぞれの力を合わせ、患者さんを想った治療をチームになって行うそうだ。
歯は一生もの。自分の歯と長く付き合えるよう、チームでサポートしてくれるのはとても心強い。
「ユーデンタルクリニック(U DENTAL CLINIC [U歯科・矯正歯科])」の院長・内野雄介先生が歯科医師になったワケ
石川県金沢市出身の雄介先生が、歯科医師を目指したのは、高校3年生の夏だという。
それまでは英語か生物の教師を目指していたが、なかなか進路を決めきれずにいたところだった。
「祖母がインプラントの治療をしたんです。虫歯や歯周病などが原因で奥歯がなくなっていたのですが、入れ歯は入れたくなくて、ずっとおかゆなどのやわらかいものしか食べられなかったです。歯科医院でインプラントを勧められて治療してみたところ、好きなものが食べられるようになって、元気になりました。祖母の幸せそうな顔を見たとき、歯科医師になろうと思いました」。
雄介先生のお祖母さまは、93歳になった今も元気だという。誰かの人生を豊かにし、明るくできる歯科医師になりたい。そんな純粋な思いで進路変更を決めた。
高校3年生の時点で文系志望だった雄介先生。それから浪人せずにストレートで歯学部に入ったというからすごい。東京の大学では野球部に所属し、卒業後は神奈川県にある、野球部の先輩の歯科医院に就職した。
先輩の医院に勤務しているとき、一人ひとりの患者さんを大切に診ることが大事だということを学んだんです。人を笑顔にできる歯科医になりたい。そんな思いを実現するには、自分の納得した治療方法や歯科器材・材料を選択できる環境を整え、独立開業するしかないと気づきました」。
就職後、1年でそう悟ったという雄介先生は、技術を習得するために先輩の歯科医院に8年間勤務。2017年に真由子先生と結婚し、真由子先生の実家がある静岡で開院することを目指す。
「義父がこの場所で会社をやっていて、いずれはここで開院すればいいのではという話が初期段階でまとまっていました。場所があるのはありがたかったですね」。
金沢市出身、東京の大学を出て、神奈川の歯科医院勤務ということもあり、見ず知らずの静岡の土地や特徴を知るために、2019年からは勉強会で知り合った富士市の長谷川先生のクリニック「はせがわ歯科医院」と、予防歯科を中心として診療している静岡市清水区の「いぬい歯科医院」へ勤務。住まいを真由子先生とともに静岡に移し、徐々に土地に慣れながら、静岡に住む人たちのあたたかな人柄にも触れることができたという。
「ユーデンタルクリニック(U DENTAL CLINIC [U歯科・矯正歯科])」は空間のデザインも素敵な歯科医院
2019年、静岡県内の歯科医院への勤務をはじめた頃から、開院の準備もスタートしている。
「他の歯科医院の写真を見ていたとき、いいなと思った東京のデザイナーさんにInstagramのDMを通じてアプローチしました。気に入って使っていたノートの色がくすみグリーンの色で、この色に合う歯科医院をつくってほしいと依頼しました」。
光にこだわりがあるデザイナーさんで、壁紙でなく、あえて塗装仕上げに。くすみグリーンのほか、白やグレーを使用し、陽の光が入る時間帯によって、陰影や雰囲気が変化する。カフェのような雰囲気にしたかったそうで、歯科医院にありがちな掲示物は貼らないなど、院内の雰囲気を壊さないような工夫がなされている。
確かに、差し込む光がとてもきれいで穏やかな気分になれる。なんだか歯科医院にいることを忘れてしまいそうなくらいの空間に仕上がっている。
院内にはデンマークの照明メーカー、ルイスポールセンの照明が使用されている。所々にある柔らかな形の家具ひとつひとつが、無機質で冷たい印象になりがちな歯科医院の雰囲気をふわりとあたたかくしている。
2階のカウンセリングルームも、カフェに置かれているような家具を使い、居心地の良い雰囲気に。矯正治療は年月がかかるため、何度も通う患者さんをいつでもアットホームな雰囲気で迎えられるよう、意識しているという。
「ユーデンタルクリニック(U DENTAL CLINIC)」からwomo読者へ向けたメッセージ
最後に、womo読者に向けてメッセージをいただいた。
「みなさまにはぜひ、自分の天然の歯を大切にしてほしいですね。自分の歯に勝るものはありません。痛くなったら歯医者に行くのではなく、健康な歯を維持するために予防や検診などにも気軽に来ていただければと思います。私たちは健康な歯を維持する架け橋になれればと考えています」とのことだ。
若い世代は、仕事もプライベートも忙しい。だからどうしても痛くなるまで歯を放置しがちだ。「痛くないから歯医者に行く必要はない」と思うかもしれないが、痛くなくても虫歯などが潜んでいる可能性もある。自分が歳をとった時、歯が原因で食べたいものが食べられないのはとても悲しいこと。若いうちに定期的な検診も行っておきたい。
「ユーデンタルクリニック(U DENTAL CLINIC [U歯科・矯正歯科])」では、初診時は90分ほどの時間をかけてカウンセリングや相談にのってくれる。一般的には30〜60分程度なので、ほかよりも長いと感じるかもしれないが、その分歯の大切さについての話をスライド等でわかりやすく説明し、今後の方針について親身になって考えてくれるそう。
ぜひこの機会に、自分の歯について、改めて考えてみてはどうだろう。
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