電源を使わない木製スマホスピーカーの作り方。初心者でもかんたんDIY
手軽にいい音が楽しめる!『木製スマホスピーカー』
今や、音楽はスマートフォンで気軽に聴ける時代。自宅ではそのまま流しているという人も多いのでは。より良い音で聴くためには市販のスピーカーが優れているけれど、リラックスタイムは、ちょっぴりアナログ感を楽しんでみるのはいかが。今回作るのは、いつもの音楽をまろやかな音質に変えてくれる木製のスマホスピーカー。開口部のサイズは手持ちのスマートフォンに合わせて調整を。電源不使用なのでコードがなく、場所を選ばず使えるのも魅力。LEDの連結電球などを内部に仕込めば、スピーカーの穴からもれる光が夜のくつろぎ時間をぐっとおしゃれにしてくれる。スピーカー穴がひとつのコンパクトサイズにしてもかわいい。
使ったのはコレ
●MDFボード 600×300×5.5mm 528円
●MDFボード 600×300×9mm 628円
●竹用ドリル 15mm 1,750円
●竹用ドリル 12mm 1,500円
●竹用ドリル 4mm 948円
●ボンド木工用速乾 50g 98円
●アロンアルファ No.3 20g 715円
●ジグソー PST800PEL 10,800円
●ミリタリーペイントアーミー 200ml ブルイッシュグレイ 1,080円
●充電式インパクトドライバー、サンダー、ハケ、クランプ、コンパス、サンドペーパー等
※最寄店舗に掲載商品がない場合は、取り寄せにて承ります。
※掲載価格は変更となる場合がありますのでご了承ください。
【材料サイズ(見本)】
・MDFボード600×300×9mm 1枚
(A)240×70×9mm 2枚
(B)57×70×9mm 2枚
(C)100×70×9mm 1枚
(D)30×70×9mm 2枚
・MDFボード600×300×5.5mm
(E)240×75×5.5mm 2枚
つくりかた
【1】材料を加工する
天板になる(A)の一枚に、図1のように15mmの穴をふたつあけ、ジグソーで穴と穴をつなぐように切り抜く。(C)には図2のように15mmの穴をあけておく。
【2】接着剤を使って組み立てる
加工ができたら、(A)、(B)を組み合わせて、外枠の部分を組み立てる。次に写真のように中の部分((C)・(D))を組み立て、(A)であけた穴の下に取り付ける。組み立てにはネジや釘は使わず、木工用接着剤と瞬間接着剤を併用して接着する。
【3】スピーカーの穴をあける
(E)の1枚に、写真のように墨付けをして両サイドに竹用ドリル4mmで放射状に穴をあける。下の部分に12mmの穴を2個あけ天板と同じようにジグソーで切り抜く。穴あけができたら、【2】の前後になるように接着剤で取り付け、箱状に組み立てる。
【4】塗装をする
サンダーなどで面取りと開口部のサンディングをしたら、ミリタリーペイントアーミー(ブルイッシュグレイ)で全体を塗装する。
【5】木製スマホスピーカーの完成
ワンポイントアドバイス!
スマホに合わせて調整を
今回はあえて寸法を入れた図面は載せませんでした。(C)の穴あけや、開口部の大きさなどはお手持ちのスマートフォンのスピーカーの位置やサイズを確認してからあけてください。内部の構造をスマートフォンに合わせて工夫してみるのもいいでしょう。
音響機器に使われるMDFボード
BGMにピッタリな音質に
MDFボードは、音響用スピーカーの素材としても用いられているもので、程よく高音を吸収してくれる。電源を使わないスピーカーなので、音量が大きく変化することはないが、いわゆる“シャカシャカ音”が軽減され、優しく、まろやかに響く音質なるので、勉強中や、静かに過ごしたいカフェタイムのBGMにおすすめ。
手ぶらでもOK! 気軽に手づくりができる「DIY工房」を利用して
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