vol.02 モザイクタイルのコースターを作ろう/WOMO DIY LABO 初級編
「おうちにあったらいいな」と思うアイテムを自分で作ってみたい!そんなWOMOスタッフの声から「WOMO DIY LABO」が始動。経験もレベルもさまざまな3名が、『ジャンボエンチョー』DIYアドバイザーの教えでどんどんレベルアップしていく様子を全6回でお届け。工具の扱いに慣れてきた 第2回目は「モザイクタイルのコースター」をDIY!
DIYにチャレンジするWOMOスタッフをご紹介
「おうちで使うインテリアや小物は、わたしだけのお気に入りを使いたい。それなら自分で作っちゃえ!」そんな“こだわりたい派”のWOMOスタッフ3名が『ジャンボエンチョー』のDIY工房に集結。
それぞれDIYレベルはさまざま。写真左から紹介。
DIYレベル★★★・子供2人のママ。夫のDIYを手伝ったことがある
DIYレベル★・工作するのは学生時代の授業ぶり
DIYレベル★★・趣味で小物のDIYをしているが、工具は未だ使い慣れない
今回DIYするのは「モザイクタイルのコースター」
今回WOMOスタッフがDIYするのは、おうちでのティータイムがちょっと特別になる「モザイクタイルのコースター」。
所要時間はおよそ2時間だが、前回より細かい作業と工程が多いので、前回より少しだけレベルアップ。
<完成サイズ>厚み12mm・90mm角の正方形
アドバイスしてくれるのは…
ジャンボエンチョースタッフ 金子さん
DIYアドバイザー歴10年以上。プライベートでは、なんと趣味の釣り道具をDIY! 工具の扱いはプロ級。初心者がつまずきやすいポイントも、優しくアドバイスしてくれる。
制作の前に…材料をそろえよう!
必要な材料と道具とはこちら
<材料>
●ひのき加工棒 L型 900×12mm 1本318円
→90×12mmで4本にカット
●モザイクタイル(好みの色) 30枚入り 128円×2
●カットベニヤ 600×300×3mm 1枚288円
→79×79×3mmで3枚にカット
●ソリッドカラー(好みの色) 1個90g 1180円
●タイルの目地材 1Kg ホワイト 468円
●ボンド クイック 30(エポキシ接着剤) 15g 628円
●アロンアルファ プロ用No.3 20g 878円
●ゴリラ 強力木工用接着剤 118ml 880円
<道具>
●ゼットソー ハンディー150 精密目 1980円
●シリコンコーキングヘラ 38mm 平面用 428円
●シンワ ステン止型スコヤ 1980円
●マスキングテープ 128円
●中目サンダー(やすり)、プラスプーン、水、ウェットティッシュ、ビニール袋、ビニール手袋、差し金、ピンセット等
※価格は税込表記
ジャンボエンチョーのカットサービスでひのき加工棒、カットベニヤをカットしてもらうと手間が省ける。
モザイクタイルは豊富にカラーが取りそろえられているので、好みのカラーをいくつか選ぼう。
今回は3人が自由に選べるように16色を用意。
それぞれどんなコースターができるか楽しみだ。
材料と工具がそろったら、さっそく制作開始!
図面(作り方や寸法、材料が書いてあるシート)を見て、自分たちで作業を進めていく。
図面はジャンボエンチョーの公式サイトでダウンロードしておこう。
STEP1 桧加工棒を4本にカットする
止型スコヤを使って90mm、66mmの位置に斜めに線を引き、のこぎりで4本にカット。
止型スコヤは斜め45度の墨付けを楽に行える優れもの。
「長いとぐらぐらしてしまって安定しにくい…!ちょっと抑えてて〜」
「カットサービスで切ってもらうのも便利だけど、自分でのこぎりにチャレンジしてみるのも楽しいね」
接着面以外の尖った角の部分は、さっと中目サンダー(やすり)で削るとなめらかな手触りになる。接着面を削ってしまうとくっつけるときに角が合わなくなってしまうので気をつけよう。
STEP2 枠と土台を作る
4本にカットした加工棒を四角形に組み立て、枠を作っていく。
四隅をアロンアルファでくっつける際に、差し金の角を使うとうまく90度に接着できる。
速く乾かすにはウェットティッシュを活用!
接着面をウェットティッシュで濡らしてからアロンアルファでくっつけることで、水分に反応し速く乾くので時短に。ちょっとした一手間をかけることで効率よく進めることができます。
枠ができたら内側にベニヤを取り付ける。
アロンアルファと強力木工用接着剤を併用する事で、木工用接着剤の水分に反応しアロンアルファが早く固定される。
「ベニヤの表と裏をしっかり考えて…内側はタイルで隠れるから、きれいな面を裏にすると仕上がりがきれいだね」
「ギューッと上から10秒くらい押して…。よし、しっかりはまったかな!」
接着剤が乾くまでしばらく置いておく。その間に次の工程を進めよう。
STEP3 モザイクタイルのデザイン
土台ができたらいよいよタイル選び!
もう1枚ベニヤを用意し、その上にタイルを乗せて思い思いにデザインしていく。
「めちゃめちゃ悩む〜!どうしよう。カラフルなのもシンプルなのもいいな〜」
「ほんとに迷う!かわいい感じにしたいな。とりあえず好きな色を置いていってみよう」
「私はブルー系でまとめてみようかな。タイルがつやつやしていてきれい!」
「渋めの色をランダムに並べていたら、アンティークっぽいテイストになってきていい感じ」
今回は7列×7列でタイルがぎっしり詰まったものに。
6列×6列で間隔を広く取ってスッキリとした印象に仕上げてもOK。
タイル選びのコツは考えすぎないこと
ポイントで差し色を入れると、まとまった印象に。
でも考えすぎず、好きな色を並べていくと案外いい感じに仕上がります!
タイルを選んでいる間に枠が完全にくっついたら、角を中目サンダー(やすり)でさっと削っておく。
STEP4 モザイクタイルの接着
ボンドクイック30(エポキシ接着剤)のA剤とB剤を同量ずつ出し、付属のへらでよく混ぜたら、枠の内側に薄く塗っていく。
※エポキシ接着剤とは
エポキシ樹脂剤と硬化剤を混ぜることで化学反応を起こし硬化させる接着剤。
耐熱性と耐水性に優れており、今回のコースターには最適!
「ああっ、間違えて裏にちょっと塗っちゃった...!表と裏間違えないように気をつけよう…」
慣れないうちはどのくらいの量を塗ればいいか見当がつかなくて、ついつい多めに塗ったり足したりしがち。ボンドは出しすぎると枠からはみ出たりして、上に塗装が乗らなくなるなどの原因になるため、必要最低限の量を使うようにしよう。
ボンドを塗ったらピンセットでモザイクタイルを置いて、間隔を調整していく。
ボンドクイック30(エポキシ接着剤)は30分で硬化するので、手早く置いていこう。
「きれいに並べるのが難しい。斜めになったりズレたりガタガタだ〜」
「7列だとタイル同士がぎっしり埋まってるから、間隔の調整がなかなか難しいね」
均等な幅で、まっすぐに並べなきゃ…と結構時間をかけがちだが、少しくらい曲がってしまっても、手作り感があって味が出る。
「みんなきれいに並んだね〜。3人とも個性が出てて、全部違う(笑)どれも素敵!」
色の組み合わせによりまったく違う表情が出るのが、タイルを使った作品の醍醐味だ。
STEP5 枠の塗装
ボンドが乾き、タイルが完全に固定されたら、枠の部分を塗装していく。
塗装剤(ソリッドカラー)もさまざまなカラーがあるので、タイルに合った色を自由に選ぼう。
手袋をはめ、ウェットティッシュに少量取って薄く塗り重ねていく。
ウェットティッシュはノンアルコールタイプを使用する。
濃さはお好みだが、薄く塗ることで木の風合いを楽しむことができる。
「ウェットティッシュだと簡単に薄く塗れるね。タイルに塗料が付いても拭けば取れるみたい」
「枠に色がつくとまた違った雰囲気になって素敵!もう少しで出来上がるね。わくわくする!」
STEP6 目地を埋める
枠を塗り終わったら、最後の仕上げとして目地(タイルとタイルの間)を埋めていく。
枠に目地材が付かないように、四方にマスキングテープを貼ろう。
マスキングテープを剥がしたときに塗料や木目がはがれないように、やさしく貼っておくのがコツ。
準備ができたら目地材を作ろう。
ビニール袋に目地材を大さじ4杯程度、水を小さじ2杯程度入れ、耳たぶくらいの硬さになるまでよく混ぜる。混ぜても粉っぽい場合は水を少しずつ足し、逆にゆるくなった場合は目地材を足して調整する。
「耳たぶくらいの硬さになったかな〜。硬すぎるとひび割れの原因にもなるみたいだから、気をつけよう」
目地剤の水量は少しずつ調整を
目地剤を水で溶くときは、パッケージに表示されている標準の水の量よりも少なめにして、硬めにしておくと扱いやすく乾燥も速くなります。
ちょうど良い硬さになったら、手袋をしてタイルの隙間に指で押し込んでいく。
目地材を全体に埋めたら、ヘラで余分なところを取り除いていく。
タイルに付いた目地材は、完全に乾いてから拭き取ればピカピカになる。
「目地材を取っていくとタイルがピカピカに光る!このツヤツヤした感じがたまらない〜」
最後にウェットティッシュで余分な目地を拭き取る。
「さぁ、最後にマスキングテープを剥がすよ〜。どきどき」
マスキングテープを剥がすときは慎重にゆ〜っくり!
完成の一歩手前…はやく仕上げたくて、マスキングテープを剥がす最後の工程を焦ってしまいがち。勢いよく剥がすとペンキや木材ごと剥離する原因となるため、慎重にゆ〜っくり!
「できた〜!すごくかわいく仕上がってうれしい!」
モザイクタイルのコースターが完成!
タイルの魅力に大興奮の3人。今回も楽しくDIYを進めることができた。
それぞれの個性が光る完成作品と感想をご紹介。
「小さい頃からタイルが好きなので、作る前からとても楽しみでした。いろんな色のタイルから選んで自分好みのデザインが作れるのは、とてもわくわくしました。とても好みのカラーに仕上がったので、インテリアとして部屋に飾ろうと思います」
「タイルの色や並べ方、枠の塗料の色選びで、人によってまったく違うものが出来上がるのが、この作品のおもしろいところ!そして、一番時間をかけたいなと思えたところでした。ハマって何種類も作りたくなることを見越して、最初に木材の切り出し本数や材料の準備を多めにしておくのも良いかも!作った作品は、アクセサリートレイにしようと思っています」
「3人ともまったく違う色、テイストのものができておもしろい!タイルを並べるのも楽しかったけど、目地材を埋めているときは、タイル職人さんになった気分を味わえました。
娘が好きなブルー系なので、プレゼントしようと思います」
今回作ったモザイクタイルのコースターの詳しい作り方は以下からチェック。
今回DIYを体験した店舗はこちら
今回DIY体験をしたのは、『ジャンボエンチョー 静岡店』。
静岡店以外にもホームアシスト清水駒越店など、5店舗に設置されているエンチョーの「DIY工房」では、さまざまな手工具や電動工具を自由に使うことができ、木材のカットサービスも対応。作り方のコツや工具の使い方を教えてくれるなど、DIYアドバイザーによるサポートもあって初心者にも安心だ。
ジャンボエンチョー静岡店 DIY工房
住所/静岡市駿河区大和2-3−25
営業時間/9:30〜19:00
TEL/0120-956-863
「DIY工房」イベント開催中
「DIY工房」では、楽しいDIYイベントを随時開催中。DIY初心者・経験者問わず参加OK。DIYアドバイザーが講師だから、作り方のコツが聞けたり、わからない箇所の質問も自由にできる。1人で参加しても、作っている間に気づけばDIY仲間が増えているかも。
内容はDIYのほかガーデニングや網戸補修など幅広く、自分の目的に応じて選べるのもポイント。まずは気になるイベントに参加してみよう!
エンチョーではDIY女子倶楽部会員も募集中!/DIY女子倶楽部
DIY女子倶楽部会員なら、会員証提示で木材の直線20カットが無料!そのほかうれしい会員特典もいっぱい。詳しくは以下のページでチェックしてみよう。
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