選手にとっての「食べる」って何だろう。/おいしいスポーツ〜開幕戦が待ちきれない。〜Vol.1
WOMOスタッフいちのスポーツ好き「なな」が、スポーツの観点から「食べる」について考える企画「おいしいスポーツ」。第1弾は、昨シーズンB2昇格を成し遂げ勢いづく、静岡市を拠点に活動する男子プロバスケットボールチーム「ベルテックス静岡」に訪問。2023-24シーズンのキャプテン、加納誠也選手と「ベルテックス静岡」の飲食事業部「ベルメシ」のお弁当を食べながら、加納選手にとっての「食べる」ということについてお話を伺った。
加納選手の食事に関する“マイルール”
加納 誠也選手 プロフィール
背番号/#41
生年月日/1989年4月9日
出身/愛知県
出身校/筑波大
身長・体重/196cm・95kg
ポジション/PF(パワーフォワード)
「早速ですが、食について加納選手にいろいろと質問させていただきます!普段の食事で気を付けていることはありますか?」
「あります!シーズン中、基本的に脂ものを食べないようにしています。あとは、バランスよく野菜が食べられるように準備したり、朝ごはんは大体決まったものを食べるかな」
「朝ごはんは、具体的に何を食べるのですか?」
「プロテイン、果物、オートミールに加えて、サプリメントも欠かさず飲むようにしています」
「オートミールは意外でした!なんとなくダイエットの時に食べるイメージがありますが…」
「僕、太りやすくて(笑)。朝起きてすぐでも吸収しやすいものを食べるんです。
“日本人の朝食”って聞いて思い浮かべるような、味噌汁や鮭、お米を食べていた時期もあったんだけど、実はあんまり体に合わなくて。いろいろ試してみて、自分に合うものを探してきました」
好きな食べ物はたこ焼きです
「加納選手の好きな食べ物は何ですか?」
「たこ焼きです!お祭りのたこ焼きとかはよく買いますね。たこ焼きの看板を見ると、つい買いたくなっちゃう…」
「お祭りのたこ焼きってなんであんなにおいしいんでしょうね(笑)」
「あとは、お肉も!シーズン中は脂っこいお肉は食べられないんだけど、好きなんだよな〜。魚より肉派の僕は、夕飯が魚だと夜中にお腹がすいちゃって(笑)」
「お肉、私も好きです〜!逆に嫌いな食べ物はありますか?」
「嫌いなものかぁ…実は今日のお弁当の中にも入ってるけど、トマトかな。でも、好んで食べないだけでちゃんと食べれますよ…!(苦笑)」
「屈強なイメージの加納さんにも、苦手なものがあるのですね(笑)。試合後のごほうび飯はありますか?」
「炭酸ですね!いつもは飲まないけど、試合に勝った日の夜とかは飲んだりします。あとは、脂を気にしない食事。焼肉とかね!ラーメン屋さんで瓶ビールとかも最高ですね〜」
「時には息抜きも大切ですよね!ラーメン屋さんで瓶ビール…ご一緒したいくらいです(笑)」
加納選手にとっての「食べる」とは?
「最後に、加納選手にとって『食べる』とは何ですか?」
「体を作るための手段です。どの年代の誰にとっても、やっぱりごはんが一番大事。食べるものを選ぶことも、あらゆる人にとって生きるための1つの選択肢だからね」
「アスリートにとっても、スポーツをしない人にとっても、食べることは生きていくうえで欠かせないものですよね。バスケをしていて、食べることが活力になっていると感じますか?」
「そうですね。丈夫で健康な体がないと、バスケがいくら上手くても戦えない。僕たちは、体が資本だから、体調を崩しやすくなったら練習はできないし、試合では大きい選手を相手にしなければならないのでね。それに、心技体はどれもつながっていて、体が充実すると心も技も充実すると僕は思っています」
「生活の楽しみや息抜きとしての『食べる』と、体を作る手段としての『食べる』をバランスよく考えているからこそ、心も体も健やかに、強くいられるのですね!加納選手、今日はありがとうございました」
「こちらこそ、ありがとうございました!」
日々を楽しむために「食べる」。そして、日々戦うために「食べる」
日々戦うスポーツ選手の体を作るために、欠かせない「食」。
日々の楽しみや息抜きとして暮らしに幸せを与えてくれる「食」。
加納選手にとっても、私たちにとっても、「食べる」ということは、毎日を豊かに生きるパワーの源なのだ。
「食」を通して強い体と心を作りあげる加納選手は、コートでどんなプレーを見せてくれるのだろう。
週末は試合会場を訪れ、加納選手の応援に行こう。
今日も開幕戦が待ちきれない。
開幕戦情報
VS神戸ストークス
日時/10月5日(木)、6日(金)19:00 TIP OFF
会場/静岡市中央体育館