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玄関先に差をつける、おしゃれな宅配ボックスをDIY

玄関先に差をつける、おしゃれな宅配ボックスをDIY

やさしい木の風合いでオリジナリティを!宅配ボックスの作り方

屋外でも安心して使える、木製の『宅配ボックス』

私たちの生活で、今やなくてはならないオンラインショッピング。さらに、最近は置き配が普及、受取時間を気にせずに外出できるメリットがある一方で、玄関先にそのまま荷物を置きっ放しになるのがちょっと心配。さまざまな宅配ボックスも販売されるようになっている。「市販のものではデザインが味気ない」「玄関先のスペースに合ったちょうどいいサイズか見つからない」という時は、DIYしてみよう。材料には木材を使うが、撥水性、耐候性に優れた、コーティングと塗装が一度にできる塗料で仕上げるので、作業時間も短縮できて、屋外使用でも安心だ。蓋を開けた状態で固定できるステーを上蓋につけておけば、荷物の出し入れの際に役立つ。

使ったのはコレ


●SPF 1×4 10F 3050×89×19mm
●SPF 1×6 10F 3050×140×19mm
●ホワイトウッド 小割り材 1820×30×19mm
●黒ヌリ丁番 76mm
●ステー S-16(左右セット)
●ステンストロング掛金 25mm
●スタンダードハンドル IK195 ブラック 108mm
●自在キャスター ゴム 38mm 420G-R
●キャスター取付ねじ(4.5-5)×16mm
●ステンスリムねじフレキ 3.3×30mm
●ステンスリムねじフレキ 3.3×35mm
●ガードラックアクア メープル 270ml
●INNOVA ワンタッチコテバケセット 150mm
●ドリルドライバー、ドライバー、サンダー、差し金、止め型スコヤ、クランプ、刷毛、木工用接着剤、ステンシルなど

※最寄店舗に掲載商品がない場合は、取り寄せにて承ります。

【材料(見本)】
・SPF 1×4 10F 3050×89×19mm 3本
(A)550×89×19mm 10本
(B)331×89×19mm 8本

・SPF 1×6 10F 3050×140×19mm
(C)550×140×19mm 4本

・ホワイトウッド 小割り材 1820×30×19mm
(D)310×30×19mm 4本
(E)270×30×19mm 2本

つくりかた

【1】印をつけ下穴をあける


図1:下穴の位置(A)(C)


図2:下穴の位置(D)(E)


カットした(A)9本、(C)2本、(D)4本、(E)2本に、下穴をあける位置に印をつける(参照 図1、図2)。同じ材料が複数ある時は、最初に1本だけ横幅を測り、その後、写真のようにスコヤを使いながらまとめて印をつけていくと効率が良い。印をつけたらねじを入れる下穴をあける。

【2】表面の研磨と面取りをする


サンダーを使って、すべての材料の表面と、(B)以外の角の面取りをする。SPFやホワイトウッドのように表面が粗い木材の場合は、しっかりと研磨しておくことで塗料のノリが良くなり、塗装後の仕上がりがきれいになる。

【3】塗装をする


すべての材料を、ガードラックアクアで塗装する。細かい面は刷毛で、広い面はコテバケで塗るのがおすすめ。コテバケは広い平面を塗るための道具で、ムラなくスピーディーに仕上げることができる。約45度の角度で当て、先端から同一方向に一直線に塗るのがポイント。最後にかすれてしまったら、反対側から同じように一気に塗り重ねて。

【4】ボックスを組み立てる


図3:側板組み立て図(B)(D)


図4:組み立て全体図


35mmのねじを使い、(B)と(D)を組み立て側板をつくる(参照、図3)。その後(A)を側板に取り付け箱状にしたら、(A)1本と(C)2本を底に取り付ける(参照、図4)。組み立ての時は木の接合部に木工用接着剤をつけてからねじでとめる。

【5】上蓋をつくる


図5:上蓋組み立て図(A)(C)(E)


30mmのねじを使い、(A)と(C)と(E)で上蓋をつくる(参照、図5)。

【6】金具を取り付ける



図6:丁番


丁番を取り付ける位置に下穴をあける(参照、図6)。上蓋側からボックス側の順に、ねじで固定する。丁番が直角になる高さの端材などを敷くと、作業がしやすい。
次にステー(上蓋用)の取り付け位置を決め、下穴をあけてから固定する。

(ステーの取り付け方)
ステー(上蓋用)は、アームが180°開いた時にロックがかかる。固定したい角度に合わせて取り付け位置を決めたら、下穴をあけねじを締める。取り付け位置によっては蓋が閉まらなくなる事もあるため、よく確認してから固定して。

【7】掛金、キャスター、取っ手を取り付ける




図7:掛金


図8:キャスター


底板にキャスターを、上蓋とボックスに掛金を、最後に上蓋に取っ手(ハンドル )を取り付ける(参照、図7、8)。好みに合わせてステンシルで装飾をして完成。

【宅配ボックスの完成】


ワンポイントアドバイス!

木材に耐久性をつける保護塗料

今回の宅配ボックスのように、屋外で使うものを木材でつくる時の塗料には、水系木材保護塗料「ガードラックアクア」がおすすめ。防虫、防腐、防カビ成分が含まれ、撥水性、耐候性にも優れているので、1本で木材の保護、着色をすることができる。さらに一度塗りで仕上げられるので、乾燥時間が短く(完全乾燥16時間以内)、作業がしやすいのも魅力。

上蓋を固定する

ステーは、蓋や扉を一定の角度で開閉するための支えとなる補助金具。今回の作品は、上蓋用ステーを取り付けることで上蓋が開きすぎてしまうということがなくなるので、荷物の出し入れがラクになる。取り付ける時は、固定したい角度に合わせて調整し、左右の位置がズレない様に取り付け位置に印をつけておくと失敗しない。

手ぶらでもOK! 気軽に手づくりができる「DIY工房」を利用して

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更新日:2025/4/22

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