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天板が取り外しできるアイアン風ローテーブルをDIY

天板が取り外しできるアイアン風ローテーブルをDIY

軽量で持ち運びにも便利な、アイアン風ローテーブルの作り方

インテリアや気分に合わせて天板を付け替えできる『アイアン風ローテーブル』

アイアンとレッドパインの組み合わせのローテーブル。脚はアイアンペイントで塗装した木製なので、とても軽量。ラクラク移動でき、リビングやベッドルームなど家中のいろいろな場所で活躍する。コンパクトなサイズはひとり暮らしのお部屋にもぴったり。天板と脚は簡単に外せるので、使わない時は分解しておけば収納も場所を取らない。他の木材でつくった天板に取り替えができるのも魅力。部屋の模様替えや気分に合わせてチェンジしてみよう。分解できる家具づくりは難しそうに思われるが、脚と天板の接合部に鬼目ナットを埋め込んでおき、組み立てにはジョイントボルト(コネクター)を使うだけ。今回は作品と同じ木材からダボをつくる方法も紹介する。

使ったのはコレ


●北欧レッドパイン集成材 18×350×600mm
●エゾ松材 1820×45×24mm
●鬼目ナット M6×13mm
●ステンワッシャー 6×16×1.0
●ジョイントボルト(コネクター) M6×35mm/GB 六角
●埋木錐 8mm
●皿取錐 3×8mm
●竹用ドリル 6mm、9mm
●速切木工ボアビット 六角軸 18mm
●アイアンペイント 200ml アイアンブラック
●未晒し蜜ロウワックス 100ml Aタイプ
●ドリルドライバー、差し金、止め型スコヤ、サンダー、ミニかんな、六角レンチ(4mm、6mm)、木槌、ダボ切りのこ、スリムねじ(55mm)、
木工用接着剤、スポンジ、ウエスなど


【材料(見本)】
・エゾ松材 1820×45×24mm
(A)300×45×24mm 4本
(B)232×45×24mm 4本

・北欧レッドパイン集成材
(C)18×350×600mm 1枚

※最寄店舗に掲載商品がない場合は、取り寄せにて承ります。

つくりかた

【1】材料に下穴をあける



図1


図2


それぞれの材料に下穴をあける(参照 図1、図2)。(A)は皿取錐で穴をあける。(C)は9mmのドリルを使い、鬼目ナットを埋める穴をあける。ドリルの先端から鬼目ナットが埋まる深さの13mmのところにテープで目印をつけておくと作業がしやすい。

【2】座堀をする



図3


(B)の穴あけ位置に印を付け、木工ボアビット(18mm)を使って3mmの深さで座堀をする(参照 図3)。座堀とは、ボルトの頭を木材の表面に収めるために浅く穴をあける技法のこと。座堀ができたら竹用ドリル(6mm)で中心に貫通穴をあける。

【3】埋木錐でダボをつくる



ダボを8個つくる。作品に使う木材と同じ種類のエゾ松(共木)を用意する。埋木錐を木材に対して垂直に当て、回転させながら押し込む。ダボができたら埋木錐を抜き、マイナスドライバーなどを差し込んで根元から折り取る。木が欠けやすいので、回転は一定に保ち、少しずつ削るときれいに仕上がる。

【4】面取りをして脚を組み立てる




各材料の面取りをする。脚になる(A)(B)は、かんなで外側の面のみ削る。スリムねじ(55mm)を使って脚を組み立てる(参照 図4)。当て木を使いながら直角になっているか、面が合っているかを確認しながら組み立てると、がたつきを防ぐことができる。

【5】ダボ埋めをする



ダボ穴に接着剤をつけ、ダボを埋める。残った部分をダボ切りのこで切り落とし、切断面をサンダーで整える。

【参照】vol.160デスク周りの小物をすっきり収納する卓上ミニチェストのつくりかたを参考にしてみよう

https://womo.jp/column/detail/42636/

【6】塗装をする



脚をアイアンペイントで塗装する。スポンジで上からポンポンと叩くように塗料をのせると、鉄のような風合いに仕上がる。天板は蜜ロウワックスを木目に沿って刷り込むように塗り、一面塗るごとにウエスで余分な塗料を拭き上げる。

【7】金具を取付ける



【1】で(C)にあけた穴に、鬼目ナットを埋め込む。次に(B)の座堀穴からジョイントボルトとワッシャーを通し、(C)の鬼目ナットに取り付ける。この時、鬼目ナットの締め付けには6mmの六角レンチを、ジョイントボルトには4mmの六角レンチを使う。

【ポイント】


天板と脚はジョイント金具で取り付けているので、取り外しが可能。他の素材や塗料を変えた天板もつくってみよう。写真はアカシア集成材でつくった天板。

【木製ローテーブルの完成】


ワンポイントアドバイス!

目立ちにくい共木のダボ

ネジ頭を隠す「ダボ隠し」。市販品もあるが、埋木錐を使えば材料と同じ木(共木)でつくることができる。共木のダボを使うことで、断面が自然で美しく仕上がる。埋木錐を使うポイントは、電動ドリルやインパクトドライバーの回転を最大にし、少しずつまっすぐ下ろすこと。無理に押さえつけず、垂直を保ったまま回転を止め、同じ角度でゆっくり引き上げると折れにくい。

ジョイント金具を使って取り外し可能に

分解できる家具づくりに役立つ鬼目ナットとジョイントボルト(コネクター)。テーブルを使わない時は分解して収納すれば場所を取らない。キャンプやバーベキューなどでアウトドアに持ち出す時にも便利。取り付け方を覚えれば様々なDIYに応用することができるので、ぜひ挑戦してみて。

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更新日:2025/10/17

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