映画「アントマン」の日本語版“ルイス”役小杉竜一さん (ブラックマヨネーズ)にインタビューしました!
映画「アントマン」の日本語版“ルイス”役小杉竜一さん (ブラックマヨネーズ)にインタビューしました!
スパイダーマン、アイアンマンなど、数々の魅力あふれるキャラクターを生み出してきたマーベル・スタジオの最新作「アントマン」が、いよいよ9月19日(土)より公開。日本語版声優として主人公スコットを支える友人「ルイス」役を演じた小杉竜一さん(ブラックマヨネーズ)がwomo編集部のインタビューに答えてくださいました。演技からプライベート、メッセージまでたっぷり伺いましたので、womo女子のみなさま必読です!
【アントマン 公式サイト】
http://marvel.disney.co.jp/movie/antman.html
やったことのないことにチャレンジする時は、全てを白紙に戻す
--はじめまして、静岡にようこそ! 小杉さんは静岡には今回が初めてですか?
いえ、静岡といっても伊豆ですが、ちょくちょく来てます。この間は稲取へ行きました。海も山も温泉もあって、のんびりできるし、なんたって料理が美味しいですよね! そうそう、今回は、動物園<伊豆アニマルキングダム>にも行きましたよ。家族みんなで楽しめる伊豆は最高ですね。
--それはよかったです!ところで、小杉さんにとって、実写映画の吹き替えは初めてとお聞きしましたが、最初にお仕事の話を聞いた時はどんな気持ちでした?
自分は何を隠そう「アイアンマン」以来のマーベルファンなんです。だから、マーベル映画の吹き替えをやらせてもらえると知ったときは「本当に~?やれるの~?」という感じで、ただただ嬉しかったですね。でも、始めてみて大変なことはいっぱいありましたが。
--初めてのことにチャレンジするときって勇気も必要ですよね。womo女子の中にも、新しい仕事や生き方にチャレンジしている方がいるのですが、「こうしたらいいよ」というアドバイスありますか?
そうですね、自分がこれまでやったことのないことにチャレンジする時は、まずは自分の中で全てを白紙に戻すこと。そして、その分野の人から言われたことは、全て吸収する。
もちろんね、「えっ?」と思うこともあると思う。でも、まずはゼロからスタート。自分の持っている知識だけで物事を判断したり、決めつけたりするのはやめておいた方が賢明だね。
--今回の吹き替えでも、いろんな人のアドバイスを受け止めてチャレンジされたんですね。
ゼロに戻って、みんなのアドバイスを全部受け止めて、「そうなんやー、こうゆうものなんやー」って感じてやりました。
乗り越えられないピンチもある(笑)。大事なのは同じミスをしないこと
--今回吹き替えをしたルイスはどんなキャラクターですか?小杉さんと似てるところ、違うところを教えてください。
ルイスは主人公のスコットの友人で、楽して稼ぐことを常に探している楽天家。ぽっちゃりした外見は「お、似てる」と思ったけれど、喧嘩が強いルイスに比べて、自分はまるっきり弱い(笑)。そこは全く似てないですね。でも、ルイスってかっこいいんですよ。どんなに喧嘩に強くても、それをオラオラって表に出しませんから。親しみやすくて優しくていいヤツ、でも本当は強い…ってかっこいいと思いませんか?
--ルイスがやっつけた敵を最後に連れて逃げるところ、本当にいいかっこいいですよね。
そうなんですよ、この映画はただのアクション・エンターテイメントじゃないんです。優しさがいっぱい詰まっています。
アントマンの仲間はアリで、敵のラボに突入して戦うんですが、傷を負ったアリを助けるアリもいれば、連れ帰るアリもいるんですよ。「仲間一匹も置いてかないぞ!」っていうあの強さと優しさ。あのシーンなんて、何度観ても泣きそうになりますよ(笑)。
--今回の主人公であるスコットは、まさに絶体絶命のピンチから「アントマン」になるわけですが、小杉さんにとって絶体絶命のピンチってありました?
絶体絶命のピンチはですね、いや~いっぱいあるな~(笑)。
コントのことですが、例えば、「おまえカラオケ何歌うんね?」ときかれたら「俺、BEGIN歌います」「あ~BEGINな~、ハゲわたる~♪」「いや晴れ渡る~だから!」とか、「なだそうそう」と言えば、吉田が「髪少々」とか答えたり、そういうくだりってご飯食べてる時や、しゃべってる時に自然にでき上がっていくんです。なのに、ある番組の収録中、明石家さんまさんから「おまえカラオケ何歌うんねん?」と振られて、「B’zです」って答えちゃったんですね。その時のさんまさんの顔、殺されちゃうかな~と思うほどすごかった、「おまえなんやねん!それ?まともに答えてどうすんねん?」みたいな。
自分の天然さかげんに愛想がつきました。まさにあの時は絶対絶命でしたね。
--それ、どうやって乗り越えたんですか?
いや、乗り越えられなかったんですよ!乗り越えられないピンチもある…ということをwomo女子のみなさんにも伝えておきます。ま、大事なのはその後同じミスをしないということです。あ、ただ自分はね、このミス2回もやっちゃいましたが(笑)。
年を重ねるのもいいもんです、「もっと生きていたい」って思いますもん。
--2回やっても何とかなる…ってことですね、安心しました(笑)。ところで、最近「マーベル女子」というヒーローにはまる女性が増えているらしいのですが、小杉さんからみて、女性がマーベル映画にハマる理由はどんなところにあると思いますか?
そうですね、「草食男子」とか、男性のタイプにも流行り廃りがあると思いますが、マーベルに出てくるヒーローは「ザ・肉食系」の男。かっこよくて強くて優しい、本道のヒーローはやはり女性にとって魅力的なのかもしれませんね。
でも今回の「アントマン」の主人公であるスコットは、バツイチで仕事もなく、マーベル作品の中では初の人生空回り男なんです。でも、娘のために頑張るひたむきな姿は人間味にあふれていて魅力的ですよ。それもwomo女子のみなさんに見てほしいところかな。
--小杉さんもスコットのように、息子さんにとってヒーローでありたいですか?
そりゃそうですよ(笑)。世の中のお父さんはみんなそうなんじゃないかな。自分も頑張りますよ。
--womoには輝く女性の生き方を紹介する「リアルライフ」というコーナーがあるのですが、夢中になってることや休日の過ごし方など、小杉さんのリアルライフをちょっと聞かせていただいてもいいですか?
自分のリアルライフですか~? そうですね、独身の頃は、お客さんに笑ってもらったり、出演できる番組が増えるたりすることが何よりも嬉しかったですが、今は、子どもの成長が楽しみかな。4歳になる息子がいるんですが、彼が2歳になる頃から、二人でよく出かけています。
最初の頃は車に自転車積んで公園に行っていたのに、そのうちに家から自転車をこいで行くようになり、最近では「ここでアイス食うよ、これ買ってあげようか?」って仕切られてます。こんなふうに息子の成長を見れることが幸せですね。家族と一緒に日々の生活を重ねていき、いろんなことを感じることが、こんなに楽しいとは思いませんでした。
年を重ねるのもいいもんです、「もっと生きていきたい」って思いますもん。
--womo女子の中にも、育児に奮闘して悩んでいる女性も多いと思うのですが、アドバイスまたは、メッセージをお願いします。
いや、もうね、子どもが生まれて、育児や家事手伝うでしょ。子育てと家事の大変さが身にしみてわかりましたよ。「これを毎日やってるってすごいな~」と、もう世界中のお母さんを尊敬しちゃいます。でもね、一人で頑張り過ぎはよくない。旦那さんや家族、「この人にはわかってほしい」という人には、「私こんなにがんばってるの!」って言っちゃいましょう。それでぶつかることになったとしても、本当に大切な人はきっとわかってくれると思いますよ。
--最後に映画についてメッセージを!
これまでのヒーローは大きくなりましたが、「アントマン」は身長約1.5cm、映画史上最小のヒーローです。
オモチャや掃除機が脅威となるなど、これまで観たことのない世界観とアクションが最高に面白いですよ。驚いて、ちょっとホロリとして、大きな声で笑ってほしい。最高のリフレッシュになると思います。9/19(土)から全国でロードショー。ぜひ劇場に足を運んでくださいね!
(撮影・取材:有馬奈美/インタビュー:womo編集部 池戸)
上映情報
「アントマン」は、静岡県の下記の映画館で9月19日(土)より上映。
■静岡エリア:静岡東宝会館/藤枝シネ・プレーゴ/MOVIX清水/シネシティザート
■浜松エリア:TOHOシネマズ浜松/TOHOシネマズサンストリート浜北/TOHOシネマズららぽーと磐田
■東部エリア:シネマサンシャイン沼津/ジョイランドシネマみしま/シネプラザ サントムーン/イオンシネマ富士宮
小杉竜一さんの声が聞けるのは”日本語版”。 上映時間は、各映画館のホームページなどで確認してね。
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