【第ニ回】スタート前夜、尋常じゃない緊張感におそわれる
旅の準備 ②
womoライターで寄り道担当の妻【こしあん】と、下調べと三脚担当の夫【つぶあん】。「あんこは、こしあんかつぶあんか」のような、ある意味どうでもいいけれど永遠のテーマを時おり議論しながら、東海道五十三次を“コマ切れ”で歩きます。お供は磐田市イメージキャラクター「しっぺい」です。日頃まったく運動せず、極度の面倒くさがりである二人が、どこまで頑張れるか、どうぞ笑いながら見守ってください。(筆者:つぶとこし)
「コマ切れ東海道あるき旅」連載一覧
http://womo.jp/column/index/series/8/
第二回 スタート前夜、尋常じゃない緊張感におそわれる
旅の準備はまず装備から!
歩き旅にとって一番大事なのは、何はなくともシューズです。いろいろと探した結果、私たちが選んだのはこちら。
「YONEX パワークッション」
高反発・軽量衝撃吸収材「パワークッション」は、生卵を7m上から落としても割れず、なおかつ4m以上跳ね返るほどクッション性が高いそう。
実際、本当に軽くて歩きやすくて疲れにくかったです。江戸時代の人は“草履”ですからね~。しかも着物。そんな装備で歩き続けるなんて、本当に尊敬します。
そしてリュックはこちら。
「Coleman ウォーカー25」
胸と腰の2ヶ所にカチッと止められるベルトがあるのが大きなポイント。リュックが上下に動かないので重さをあまり感じません。
唯一の難点は、ベルトでカッチリ締めることで身体のパツパツ感が強調されてしまうこと(-_-;) これは自分自身のふがいなさが問題なので、頑張ります…。
さて、写真を見てお気づきかと思いますが、不覚にも、シューズもリュックもおそろいになってしまったのがお恥ずかしい限りで…。色は違うので、まぁいいかなぁと。機能性重視なので許してください。
と、ここまで商品をベタ褒めしていますが、決してステマじゃありませんので(笑)
ちなみに、江戸の日本橋から京都の三条大橋まで、江戸時代の人々はだいたい12泊13日の日程で旅をしていたそうです。距離にすると約492km、1日約40km、10時間も歩くなんて! しかも草履で! 江戸時代の人と闘ったら、絶対勝てませんよ。まぁ、闘う理由も機会もありませんけど…。
現代人の私たちは、早朝6時出発の高速バスでまず東京へ向かうので、前夜は早く寝ようと思っていたのに、やけに緊張してしまいなかなか眠れず、さらにお腹の調子まで悪くなるという(>_<) 普通の旅行とはまったく異なる緊張感!!!わくわくするというよりも、何か修行にでも出るようなプレッシャー。そんな精神状態のまま、なんとか眠りについたもののもちろん熟睡はできず、ご近所トラブルに巻き込まれ警察がうちに来るというリアルにちょっとイヤな夢を見て目が覚める…(-_-;)
まだ真っ暗な午前5時。むちゃくちゃ寒い。コンディションも最悪。「行くのやめちゃおうかなぁ~」という思いもよぎる。こんなんでこの先、東海道旅を楽しむことができるのかーーー!?
つづきは次回!
連載履歴
「コマ切れ東海道あるき旅」連載一覧
つぶとこしの『コマ切れ東海道あるき旅』 文章担当の妻【こしあん】と写真担当の夫【つぶあん】。日頃まったく運動せず、極度の面倒くさがりである二人が、東海道五十三次を“コマ切れ”でゆるゆると歩きます。