vol.03 ワイヤースタンドサイドテーブルを作ろう/WOMO DIY LABO 中級編
「おうちにあったらいいな」と思うアイテムを自分で作ってみたい!そんなWOMOスタッフの声から「WOMO DIY LABO」が始動。経験もレベルもさまざまな3名が、『ジャンボエンチョー』DIYアドバイザーの教えでどんどんレベルアップしていく様子を全6回でお届け。レベルアップに挑戦する第3回目は「ワイヤースタンドサイドテーブル」をDIY!
DIYにチャレンジするWOMOスタッフをご紹介
「おうちで使うインテリアや小物は、わたしだけのお気に入りを使いたい。それなら自分で作っちゃえ!」そんな“こだわりたい派”のWOMOスタッフ3名が『ジャンボエンチョー』のDIY工房に集結。
それぞれDIYレベルはさまざま。写真左から紹介。
DIYレベル★・工作するのは学生時代の授業ぶり
DIYレベル★★・趣味で小物のDIYをしているが、工具は未だ使い慣れない
DIYレベル★★★・子供2人のママ。夫のDIYを手伝ったことがある
今回DIYするのは「ワイヤースタンドサイドテーブル」
今回WOMOスタッフがDIYするのは「ワイヤースタンドサイドテーブル」。ワイヤースタンドの高さを変えることでサイドテーブルとしてもプランタースタンドとしても使える。
所要時間はおよそ2時間だが、天板の丸カットなど難しい工程が多いので、前回よりグンとレベルアップ!
<完成サイズ>
天板:300mm✕300mm
ポールスタンド:高さ200m・300mm・400mm(3種類から選択)
アドバイスしてくれるのは…
ジャンボエンチョースタッフ 金子さん
DIYアドバイザー歴10年以上。プライベートでは、なんと趣味の釣り道具をDIY! 工具の扱いはプロ級。初心者がつまずきやすいポイントも、優しくアドバイスしてくれる。
制作の前に…材料をそろえよう!
必要な材料と道具はこちら
<材料>
●アカシア集成材 910×15×350mm 1780円
●オールドウッドワックス(ウォルナット) 3280円
●ミルクペイント(好みの色)450ml 1880円
●ボールプランタースタンド 40cm 878円
●スリムビス25mm 598円
<道具>
●ボッシュ ジグソー(電動ノコギリ)PST800PEL 14200円
●ボッシュ 吸塵マルチサンダー(電動研磨機)PSM80A 10800円
●ベニヤ端材、ウエス、ビニール手袋、ボッシュトリマー、電動ドリルドライバー、スポンジ、ステンシルシート、釘、玄能、クランプ(留め具)等
※価格は税込表記
天板部分に使用するアカシア集成材を探しにジャンボエンチョーの木材コーナーへ。
アカシア集成材の木目や色味は1枚1枚個性があるので、好きなものを選ぼう。
材料と工具がそろったら、さっそく制作開始!
図面(作り方や寸法、材料が書いてあるシート)を見て、自分たちで作業を進めていく。
図面はジャンボエンチョーの公式サイトでダウンロードしておこう。
STEP1 天板とズレ止めに墨付けをする
まずテーブル部分になるアカシア集成材は天板350mm✕350mm、ズレ止め300mm✕300mmにカットしておく。
ジャンボエンチョーのカットサービスを利用すると便利。
カットしたら天板、ズレ止めともに、差し金で材料の角から対角線を描き、板の中心を出す。
次にベニヤ端材を中心と合わせて釘で打ち、定規の代わりにする。
天板は半径150mm、ズレ止めは125mmの位置に印を付け、それぞれ直径300mm、250mmの円を描く。
「ベニヤ端材がコンパス替わりになるんだ!おもしろい」
「ちゃんと押さえるときれいに線が引けるね」
STEP2 天板とズレ止めをカットする
ここからは難易度が高い円形のカット。
天板とズレ止めに描いた円の線に沿って、ジグソーで丸くカットしていく。
ジグソーは電動ノコギリの一種で、金属製のノコギリ刃を上下に動かして木材や金属、樹脂などの素材を楽々カットできる。
まずは天板とズレ止めをクランプで作業台にしっかり固定。
固定できたらジグソーで線に沿って切っていく。
ジグソーのコードは、一緒に切ってしまわないよう肩にかけて作業しよう。
スイッチをつけたら円の線に向かって端から切り込みを入れ、線に辿り着いたらそのまま丸く切っていく。
「わわわ、音が大きくてびっくり!怖い…!」
「上からしっかり押さえないと切り口がななめになっていく〜!」
初心者の場合、力の入れ方が偏ってどうしても斜めになりやすい。
ジグソーのガイド部分を板に対して平行にすると切り口がまっすぐになるので、難しい場合は他の人に上から支えてもらうと安定する。
「ちょっと斜めになっちゃったけど、いい感じ!
はじめは音と振動にびっくりするけど、怖がらずにガイドをよく見てやるのがコツだね」
「切り進めていくと削った木の粉で線が隠れて、線から逸れちゃった…
ふーっと木の粉を吹き飛ばしながらやるといいかも」
「斜めになってないか横から見てて〜!
慣れればのこぎりでカットするより力を使わずにできるね」
ジグソーはある程度速い回転で
ジグソーは、慎重になりすぎて遅い回転で切り進めると、アカシア材の硬い部分で引っかかり、カーブの歪みの原因に。安全を確保した上である程度速い回転で進めるのがポイントです。
「ちょっといびつになっちゃったけど、それも味だよね」
カットできたら、次にトリマーで面取りをする。
斜めになってしまった断面はトリマーで削ることで多少調整ができる。
「トリマーも勢いがあってけっこう力がいる!」
「ああ〜回転させたまま手を止めたから天板が焦げちゃった…(泣)」
「回転させたまま、素早く天板からトリマーを離すのがコツだね。
でも焦げた部分はサンダーで削れば大丈夫!」
「斜めの断面もだいぶまっすぐに調整できてよかった〜」
面取りは天板の表だけ!
ズレ止めも面取りしてしまうとスタンドのサイズと合わなくなってしまうので、面取りをするのは天板の表だけにしましょう。
次にサンダーで表面や側面の凹凸を整えていく。
「サンダーで削るとすごく滑らかになって、いびつな所も目立たなくなった!よかった〜」
「やればやるほどきれいになって楽しい!ずっとやってしまう…」
「このくらいでいいかな〜。すべすべで気持ちいい。テーブルっぽくなってきた!」
サンダーでズレ止めのサイズ調整を
カットしたズレ止めがスタンドよりも大きかった場合は、電動サンダーで側面を削り少しずつ調整をしましょう。
STEP3 天板を塗装する
オールドウッドワックス(ウォルナット)をスポンジに少し多めに取り表面に刷り込むように塗り、ウエス等ですぐに拭く。
天板は表裏全て、ズレ止めは接着面以外を塗っていこう。
「木材の元の色味によって、ワックスの色味も変わってくるね。私のは深みのある茶色になった」
STEP4 好みのステンシルをペイントする
天板ができたらステンシルでペイントをして、思い思いのテイストに仕上げていく。
今回使用するミルクペイントはさまざまなカラーがあるので、好みの色を選ぼう。
ステンシルも好きなものを選んだら位置を決め、マスキングテープで軽く固定する。
ミルクペイントをスポンジに取って、ウエスに余分な液を落として少しずつペイントしていく。ポンポンとやさしく叩くようにしてインクを乗せていくのがコツ。
「文字は緑にしたけど、このヤシの木は黄色にしたいな〜。うまくできるかなぁ」
「できた!いい感じ。でも少しにじんじゃった〜」
ミルクペイントは本当に少量で
ミルクペイントはにじみやすいので、ほんの少しずつのせていきましょう。
ウエスで余分な液を拭き取ってからやるのがうまくいくポイント。
「私はパーツごとに色を変えて4色で!どうかな〜」
「わぁ〜イメージ通りかわいくできた!うれしいな」
木材の色味やステンシルで、三者三様の仕上がりに大満足。
STEP5 ズレ止めを取り付ける
ペイントができたら最後の仕上げ。
ズレ止めを天板の中心に置き、対角線上の4か所に印をつけていく。
印をつけたらスリムビスをドライバーで打っていく。
ビスを打つ前に下穴をあけておくとキレイに打つことができる。
STEP6 ワイヤースタンドサイドテーブルの完成
それぞれスタンドにはめたら…
「できた〜!今回は難しかったから達成感があるね!」
ボールプランタースタンドの高さでアレンジを
ボールプランタースタンドはいろいろな高さがあるので、用途に合わせて好みのものをチョイスして。天板をはめる部分の直径はすべて共通なので、あとから置く場所にあわせてスタンドだけ取り替えることもできますよ。
難しいジグソーでの円カットを乗り越え完成!
1つ1つ思い入れのある作品に仕上がった。
それぞれの作品と感想をご紹介。
「最初はジグソーやトリマーなど、 初めてみる機械を見て『怖そうだな…』と不安な気持ちが強かったのですが、使い方の説明をしっかり聞けば安全に楽しむことができました。ジグソーは想像以上に体に振動が伝わってきてびっくり。体重を軽く乗せながら動かすと、とてもやりやすかったです!
ステンシルでデザインする前も味があっていいなと思いましたが、自分で色やデザインを決めて完成させるとさらに愛着がわきました。DIYってやっぱりいいですね」
「大きな音が出るジグソー。最初は使うのが怖かったのですが、一度動かしてみることで工具の特性を自分の手と感覚で知ることができるので、『次はもっとこうしてみよう!』という向上心に変わりました。
こだわったポイントはステンシルです。4色を贅沢に使って楽しいイメージに。ちょっと滲んでしまったのはご愛嬌(笑)。おうちのサボテンを置くテーブルとして大切に使います」
「ここまで大きなものを作ったのははじめて。ジグソーやトリマーは振動と音がすごくて躊躇しましたが、思い切ってやればなんとかなる!(笑)
集成材は切り取る部分で味わいが違うので、同じものでもそれぞれ表情豊かな仕上がりになっておもしろいですね。私はシンプルなものがすきなのでステンシルも控えめに。
スタンドは高さ300mmのものを選んだので、ソファのサイドテーブルとして使います」
今回作ったワイヤースタンドサイドテーブルの詳しい作り方は以下からチェック。
今回DIYを体験した店舗はこちら
今回DIY体験をしたのは、『ジャンボエンチョー 静岡店』。
静岡店以外にもホームアシスト清水駒越店など、5店舗に設置されているエンチョーの「DIY工房」では、さまざまな手工具や電動工具を自由に使うことができ、木材のカットサービスも対応。作り方のコツや工具の使い方を教えてくれるなど、DIYアドバイザーによるサポートもあって初心者にも安心だ。
ジャンボエンチョー静岡店 DIY工房
住所/静岡市駿河区大和2-3−25
営業時間/9:30〜19:00
TEL/0120-956-863
「DIY工房」イベント開催中
「DIY工房」では、楽しいDIYイベントを随時開催中。DIY初心者・経験者問わず参加OK。DIYアドバイザーが講師だから、作り方のコツが聞けたり、わからない箇所の質問も自由にできる。1人で参加しても、作っている間に気づけばDIY仲間が増えているかも。
内容はDIYのほかガーデニングや網戸補修など幅広く、自分の目的に応じて選べるのもポイント。まずは気になるイベントに参加してみよう!
エンチョーではDIY女子倶楽部会員も募集中!/DIY女子倶楽部
DIY女子倶楽部会員なら、会員証提示で木材の直線20カットが無料!そのほかうれしい会員特典もいっぱい。詳しくは以下のページでチェックしてみよう。
こちらもチェック!
WOMO DIY LABO 「おうちにあったらいいな」と思うアイテムを自分で作ってみたい!そんなWOMOスタッフの声から「WOMO DIY LABO」が始動。経験もレベルもさまざまなメンバーが、『ジャンボエンチョー』DIYアドバイザーの教えでどんどんレベルアップしていく様子や、自分だけの作品を作っていく様子をお届け。