WOMO

中部電力
自然豊かな菊川をレンタサイクルで巡る〜自然満喫コース〜

自然豊かな菊川をレンタサイクルで巡る〜自然満喫コース〜

自然を感じながら、たくさんのまちの魅力に出会いたい…そんな人におすすめなのがレンタサイクル。静岡県の菊川市内2か所で電動自転車の貸し出しを開始!今回は、菊川市の自然を満喫できるさまざまなスポットをレンタサイクルで巡る。

菊川市内の2か所で、菊川市観光協会がレンタサイクルを開始!

JR菊川駅前と「菊川市営保養センター小菊荘」の2か所で、菊川市観光協会がレンタサイクルのサービスを開始した。2024年2月まで無料で利用できる。

基本情報

・貸出ステーション/JR菊川駅前サイクルステーション(菊川市堀之内1432)、菊川市営保養センター小菊荘(菊川市大石88)
・利用時間/9:00~15:30(12月~2月は〜15:00)
・料金/2024年2月まで無料キャンペーン中
・台数/菊川駅前10台、菊川市営保養センター小菊荘5台
・貸出品/電動アシスト自転車、ヘルメット
・必要なもの/本人確認ができるもの(免許証など)

利用する場合は事前にWEBで予約をしておこう。

事前予約はこちら

自然豊かな小笠エリアを巡るサイクリングルート

小笠は菊川市の南に位置するエリアで、田んぼや農園など自然が多く、四季の移り変わりが楽しめる。
今回は下記のルートで小笠エリアを巡った。

小笠エリアのサイクリングルート

「菊川市営保養センター小菊荘」で自転車をレンタル

田んぼアート菊川会場で徳川家康の田んぼアートを楽しむ

「ブルーベリーの郷」でブルーベリー狩り

「遠州茶家」で季節のランチを楽しむ

「安興寺」で歴史にふれる

「Bake and Cake ぱふ」でフルーツサンドを味わう

老舗和菓子店「ポエム新月」でお土産さがし

徳川家康公ゆかりの地「獅子ヶ鼻砦跡」へ

「菊川市営保養センター小菊荘」で自転車を返却

◆まずは小菊荘で自転車をレンタル

「菊川市営保養センター小菊荘」は2023年4月1日から休館し、現在はレンタサイクルの貸し出し施設として営業中。

事前にWEBで予約の上、窓口で手続きを行う。

自転車をレンタルして準備ができたら、小笠エリアを巡るサイクリング旅スタート!

◆徳川家康公の田んぼアートを見に行こう

田んぼアートの会場を目指して進む。
「電動自転車だから、すいすい漕げていいね!」

田んぼのそばを駆け抜けると、さわやかな風が気持ち良く、暑さをしばし忘れる。
少し実りはじめた緑の稲穂も美しい。

田んぼアート菊川会場に到着。
入場料200円を払ってやぐらに登ると、田んぼ全体が見渡せる。
そこにはなんと、大迫力の徳川家康公のモチーフが!

色の異なる古代米の稲を使って、水田に巨大な絵を描いているそうだ。

徳川家康公の田んぼアートが見られるのは8月15日(火)まで。

田んぼアート菊川会場の詳細情報

◆完全無農薬のブルーベリーが味わえる「ブルーベリーの郷」

次に訪れたのは、菊川市で人気のブルーベリー農園「ブルーベリーの郷」。

住宅街から山の入口へ少し入ると、かわいらしいログハウス風の建物が現れた。

「ブルーベリーの郷」は豊かな緑の中にあるアットホームな農園。
6〜8月には、園内でブルーベリー狩りが楽しめるほか、なんと魚釣りやバーベキュー(予約制)もできる。

入園すると迎えてくれたのはスタッフの西下さん。園内の周り方やブルーベリー狩りのコツを明るくユーモアを混ぜながら教えてくれる。
濃い紫色に色づき、ヘタから落ちそうになっているものが食べ頃なのだそう。

「ブルーベリーの郷」には、約40種類2000本ものブルーベリーの木が植えられており、
品種や植えられた場所によって収穫時期が異なるため、6〜8月と長い期間でブルーベリー狩りが楽しめる。

園内は「妖精の森」「小人の森」「ふくろうの森」「ネコの森」「くまの森」「恐竜広場」
などのさまざまなエリアが。各エリアの名前に合うオブジェがあるので、歩きながら探してみよう。

「『妖精の森』には妖精が隠れているんですよ。きれいな心の人は見えるかも…?」と西下さん。自然に囲まれ、子どもの頃に返ったようなワクワクした気持ちになれるのも魅力だ。

さっそくブルーベリー狩りを楽しむ。
教わった通り食べ頃の実を狙って…

口に入れるとジュワ〜っと濃厚な果汁が!
「みずみずしくておいしい!味もこんなに濃いなんてびっくり」
甘酸っぱい味わいに元気をもらえる。

「ブルーベリーの郷」のブルーベリーは、完全無農薬。一粒一粒が、雨の恵みと栄養豊かな壌土で力強く育った自然の力の結晶だ。

「恐竜広場」では、恐竜のオブジェたちがお出迎えしてくれる。
大人も子どもも乗って遊んで記念撮影!ブルーベリー狩りだけでない楽しみ方もできるのがポイント。

ブルーベリー狩りを楽しんだ後は、園内の喫茶コーナーでブルーベリーを使ったドリンクを味わおう。
2人は、「ブルーベリー40%ドリンク」とブルーベリーの秋の葉を使用した「藍宝茶」をセレクト。
さっぱりした味わいで暑い日にぴったり。

最後に釣りにもチャレンジし、思う存分園内を楽しんだ。

「ブルーベリーの郷」公式ホームページ

◆「遠州茶家」で楽しむ季節のグルメ

菊川市に本社工場を構える遠州の菓子店「たこまん」の本店に併設された「遠州茶家」では、うどんやそばなどの食事や、季節のフルーツが楽しめるスイーツもあり、ランチ休憩にぴったり。

テーブル席から座敷席まであり、幅広い年代の方が訪れる。

夏に人気なのは、地元野菜をたっぷり使ったサラダうどん。ランチセットを注文すると飲み物とパフェがついてとってもお得。

「さっぱりしていて、暑い時期でもつるっと食べられるね。地元のお野菜もおいしい!」

ランチセットのパフェはモンブランをセレクト。
セットメニューとは思えないほどのボリュームでびっくり!
モンブランはたこまんの自社農園で育てた栗を使用しているため、年間を通して注文することができる。

季節の果物を使ったパフェも大人気。
8月中旬ごろまではクラウンメロンのパフェが楽しめる。

2人でスイーツもたっぷり堪能。

「遠州茶家」公式instagram

「遠州茶家」を後にし、20分ほど走って次のスポットへ。

◆500年前に創建された由緒あるお寺、「安興寺」へ

「安興寺(あんこうじ)」は、1514年に創建された歴史あるお寺。

境内はとても綺麗に清掃されており、清らかな気持ちになる。

「安興寺」の六角堂は、1798年に建立されたお堂。
形は京都の六角堂を模しており、正面に聖観音像を安置している。普段は中へ入ることはできないが、お盆の8月17日に“1日限定”で御開帳される。

お堂の中心部にはお経本が収められており、時計回りに回しながら願いごとを祈る。

お堂の中にはぐるりと33体の観音像が祀(まつ)られている。

「安興寺」の隠れスポット「常不軽(じょうふぎょう)菩薩」は、別名「たわし菩薩」とも呼ばれている。
たわしとバケツを使って、肩こりや腰痛などの病のある場所をこすり洗うと、快方に向かうとの言い伝えがあるそうだ。

年に1度の8月17日の御開帳の日には、写経会が行われる。
子どもから大人まで誰でも参加可能なので、ぜひチェックしてみて。

「安興寺」公式instagram

◆季節のフルーツサンドが人気の「Bake and Cake ぱふ」

「安興寺」から自転車で10分ほど走ると、パンと洋菓子のお店「Bake and Cake ぱふ」がある。
しっとりとしたシフォン生地に季節のフルーツをサンドした、絶品フルーツサンドが人気のお店だ。

フルーツをお花に見立てた「お花サンド」は数種類のフルーツの組み合わせが楽しめて、見た目もかわいらしい。
スイカやパイナップル、ぶどうを使用した「お花サンド」を堪能。

「フルーツが大きくて、食べごたえがあるね!」

日本経済新聞のレモンケーキ特集で第3位に輝いた、大人気のレモンケーキはお土産にもぴったり。販売時期は11月下旬〜夏頃までで、なくなり次第終了。

「Bake and Cake ぱふ」公式ホームページ

◆お土産を買うなら、菊川の老舗和菓子店「ポエム新月」へ

「Bake and Cake ぱふ」から10分ほど走ったところにある、創業59年の老舗和菓子店「ポエム新月(しんげつ)」で、お土産を購入。

名物の「とうふ菓子」は、近隣市の豆腐店から取り寄せたしぼりたての豆乳をたっぷり使ったカステラに、抹茶やブルーベリーの餡をサンドしたヘルシーなお菓子。
味は抹茶、ブルーベリー、黒ゴマ、カボチャ、ゆず、栗、煎茶、イチゴの8種類。
冷やして食べるのが、よりおいしくいただくポイント。

和菓子のほか洋菓子も販売しており、 夏にはかき氷も楽しめる。
素材や味わいにとことんこだわり、菊川市民にもながく愛されている。

◆徳川家康公ゆかりの地、「獅子ヶ鼻砦跡」

最後に、自転車を借りた「菊川市営保養センター小菊荘」の近くにある徳川家康公ゆかりの地、「獅子ヶ鼻砦跡(ししがはなとりであと)」へ。

自転車を停めて砦への階段をのぼっていく。

「獅子ヶ鼻砦跡」は、徳川・武田両軍が攻防戦を繰り広げた高天神城(たかてんじんじょう)を包囲攻撃するため、1580年に徳川家康によって築かれた。
中村(山)砦・能ヶ坂砦・小笠山砦・火ヶ峰砦・三井山砦などとともに築いた6砦のひとつ。

砦跡からの展望はすばらしく、高天神城跡も見える。

東側からは天候が良ければ富士山が見えることも。

「獅子ヶ鼻砦」の詳細情報

山を下って小菊荘まで戻ったらサイクリングツアー終了!

菊川市の魅力にたっぷり触れた1日。
静岡県を訪れた際は、菊川市のレンタサイクルで自然と歴史にふれてみよう。

更新日:2023/8/10

よみものシリーズ