「ストレンジシード静岡」ってなんだ?
「ストレンジシード静岡」は、駿府城公園や青葉シンボルロードなどの静岡市のまちを舞台に、演劇、ダンス、音楽など、ジャンルを越境したパフォーマンスが繰り広げられるストリートシアターフェスティバルだ。
景観や音、観客までもがパフォーマンスの一部になっていく光景に、子どもも大人も思わず「なんだ?なんだ?」と惹きつけられる。
見慣れたまちの中で、出演者と観客が一緒にステージを作り上げていく。それがストリートシアターの魅力!
「ストレンジシード静岡」ホームページ
「ストレンジシード静岡」X
「ストレンジシード静岡」Instagram
2024年5月4日(土・祝)〜6日(月・振休)の3日間で披露された演目の一部を、臨場感たっぷりの写真とともにご紹介!
ワワフラミンゴ「タヌキのへそくり」
たぬきが駿府城公園 東御門・巽櫓(たつみやぐら)に現れた!ギターの生演奏とともに繰り広げられる脱力会話劇に、思わずぷっと吹き出す観客たち
「3000円、あげる!」あれ?たぬきの手には、葉っぱが…?独特なペース、ゆる〜い空気感。時折、子どもたちの「ワハハ!」という笑い声が響く
たまたま上から鑑賞していたお客さんに手を振る場面も。こうした屋外での台本にない楽しいハプニングも、ストリートシアターならでは
「ゆるい会話劇を通して、演劇へのハードルが下がるといいなと思って演じました」と出演者の北村恵さん(写真左)。「家族連れの方がいらっしゃったのも嬉しかったですし、すごくいい雰囲気でした」と演出を担当した鳥山さん(写真右)
MICHInoX(ミチノークス)「オチャー・ウォーズ エピソード4/新たなる茶坊 OCHA WARS -EPISODE Ⅳ A NEW HOPE-」
「お前らの中に、お茶を飲んでいる者はいないか!」「ジュースを飲め!」この世からお茶を排除しようと、暗黒卿ジュース・サイダー率いる邪悪な帝国軍が現れる
帝国軍からお茶を守るため、カテキン・ウマイウォーチャーとその相棒、CHA2-K-2(チャーツーケーツー)の冒険が始まる!観客たちを巻き込みながら繰り広げられる、青葉シンボルロードを使った移動型パフォーマンス
静岡ならではのお茶ネタやギャグ要素たっぷりのハイテンション茶番劇に、観客は大爆笑。スピード感のあるかっこいい殺陣(たて)にも注目が集まった
「え〜!そうなるの!」と誰も予想できなかった結末。歌とダンスの賑やかなフィナーレに、会場いっぱいの拍手が巻き起こった
Co.SCOoPP(カンパニースコープ)「まちなかサバイバル!」
青葉シンボルロードを使った移動型パフォーマンス。“事件だらけの現代を必死に生き抜くサバイバルな私たち”を表現した白いモコモコの生き物たち。どこに行っても馴染めない彼らが逃げ出す先は…?
アコーディオンの演奏に合わせて、ゲートに登ったり、ベンチに座ったり、踊り出したり…コミカルな動きであちこちをさまよう。観客たちも一緒にそのあとを追っていく
力を合わせてフワリフワリと空中へ
上演後、「ストレンジシード静岡」にも何度も足を運んでいるという女性にインタビュー。「登場する白いモコモコたちは一体どんなことを考えているんだろう?と、自分なりに予想しながら見ていました。動きや衣装もかわいくて、思わず見入ってしまいました!」
BONG n JOULE(ボン エン ジュール)「The Road to Heaven」
静岡県庁本館前から二の丸広場への移動型パフォーマンスで、「チャイニーズポール」とよばれるサーカスアートと、韓国の伝統的なパフォーミングアートを組み合わせた韓国の最新現代サーカス
長いポールを肩に乗せてやってきた若い男性。ポールを使って石垣をよじ登り、歌いはじめる。見慣れた景観と、アーティストの表現が混ざり合う不思議な光景だ
広場に出るとポールを垂直に立て、その突先へと登っていく。登り切った矢先、男性は雄叫びを上げながらポールをつたって急落下し、地面ぎりぎりで静止。息を呑むようなパフォーマンスに、どよめきが起こった
歩き、登り、落ち…太鼓や笛の迫力ある音色とともに繰り返されるのは、ある男の天国への道程
ボロボロになりながらも前を向き、人生とは何かを体現するその姿に胸が熱くなる。最後には、観客から大きな拍手が送られた
パフォーマンスを観るだけじゃない!「ストレンジシード静岡」の楽しみ方
訪れていた親子連れの方は「お出かけにぴったりの季節。いつもより賑やかなまちを歩くだけでもワクワクとした気持ちになれました。子どもと大人が一緒になって楽しめるプログラムばかりで、また来年も遊びに来たいです」と話してくれた
同時開催の「ふじのくに⇄せかい演劇祭2024」とのコラボ企画「フェスティバルgarden」には、地ビールや地元の食材を使ったグルメが味わえる飲食店が出店
インフォメーションブースでは、公式グッズも販売。サコッシュはパンフレットもすっぽり入って便利!
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「ストレンジシード静岡」は「まちは劇場」の取り組みのひとつ!
「まちは劇場」通称“まち劇”は、静岡市が行うまちづくりの一環だ。
まちかどで繰り広げられる大道芸にお腹の底から笑ったり、偶然聞こえてきた生演奏の音楽に心がほっとしたり。時には自分がステージに立ってみたり、そのステージを支える人になってみたり。
そんな何気ない日常に喜びを感じられるまち、誰でも自分らしく活躍できるまちを目指して、さまざまな仕掛けづくりに取り組んでいる。
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WOMOでは「まちは劇場」の取り組みについてのコラムも公開中!画像をクリックして見てみよう。
静岡市の芸術文化を支える、「まちは劇場」の存在。
「まちかどコンサート」で、気軽に生演奏を楽しんでみよう。
「まち劇スポット」で楽しむ、迫力満点のパフォーマンス!