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「大道芸ワールドカップin静岡 2024」イベントフォトレポート

「大道芸ワールドカップin静岡 2024」イベントフォトレポート

静岡の秋の風物詩として愛される、国内最大級のパフォーミングアーツ・フェスティバル「大道芸ワールドカップin静岡」。アーティストたちの熱いパフォーマンスがまちを彩った開催期間中の様子を、臨場感たっぷりの写真とともにお届け!

住み慣れたまちが劇場に!静岡市は気軽にパフォーマンスが楽しめるところ

静岡市「まちは劇場」「まち劇スポット」

「まちは劇場パフォーマンススポット」略して「まち劇スポット」という名前を聞いたことがあるだろうか。
静岡市が行うまちづくりの一環「まちは劇場」の取り組みの1つで、「誰もが表現者になれるまち・多様な表現を楽しめるまち」を目指し、静岡市から認定されたパフォーマーが、静岡市内各所に設けられた「まち劇スポット」で日々パフォーマンスを行っている。
大道芸、音楽、ダンスなどジャンルは幅広く、現在は約100組の認定パフォーマーがいる。

魅力は、普段よく知っているまちが劇場に変わり、気軽にさまざまなパフォーマンスを楽しめること。パフォーマーと観客の距離が近いので、掛け合いが盛り上がることも。

パフォーマンスに心を動かされたら、ぜひ大きな拍手を送ってほしい。
観客の拍手や驚きの声、歓声は、パフォーマーにとっての大きな糧となる。感動の気持ちを「投げ銭」で伝えることができるのも、まちかどでのパフォーマンスならでは。
目の前で繰り広げられるパフォーマンスは迫力満点!通りかかった際には、ぜひ立ち止まってみよう。

「まちは劇場」ホームページ

「まち劇スポット一覧」

こうして普段からパフォーマンスを気軽に楽しむことができる静岡市。中でも、まちが一層活気に満ちあふれる秋の風物詩イベントがある。それは、「大道芸ワールドカップin静岡 2024」だ。

「大道芸ワールドカップin静岡」って?

「大道芸ワールドカップin静岡」

「大道芸ワールドカップin静岡」は、1992年に始まって以来、静岡の秋の風物詩として愛される、国内最大級のパフォーミングアーツ・フェスティバル。
いつもの街角を、非日常の舞台に変えるのは、国内外から参加する一流のアーティストたち。
まちを歩くとあちこちでパフォーマンスが繰り広げられ、驚きと感動、普段とはまた違った静岡市の魅力に気づくことができる。

2024年は11月1日(金)〜4日(月・祝)の開催期間中に披露された演目の一部を、臨場感たっぷりの写真とともにご紹介!

「大道芸ワールドカップin静岡」

韓国出身のポールダンスパフォーマー「ソ・ナンジェ」

「大道芸ワールドカップin静岡」「ソ・ナンジェ」

パフォーマンスがスタートすると、おもむろにいくつかの短いポールを取り出した。彼のパフォーマンスは、なんとポールを立てて固定するところから始まるのだ

「大道芸ワールドカップin静岡」「ソ・ナンジェ」

すると今度は、数人の観客をステージに呼び出し、ポールを固定する紐を四隅から引っ張り、支えるように指示した。言葉は使わず、ジェスチャーのみ。言語の壁を超え、観客を巻き込んだパフォーマンスに息をのむ

「大道芸ワールドカップin静岡」「ソ・ナンジェ」

ポールを支える誰か1人でも手を離せば命の危険がある中、彼の身長の3倍を超えるポールを登っていく。ポールを支えるのは力だけではなく、観客とアーティスト同士の信頼関係

「大道芸ワールドカップin静岡」「ソ・ナンジェ」

「大道芸ワールドカップin静岡」「ソ・ナンジェ」

ポールの頂上で手を離し、真っ直ぐに空を見つめる。観客からは歓声と大きな拍手が送られた

突然街角でパフォーマンスが始まる!?予測不能!「ウォーキングストリート」

「大道芸ワールドカップin静岡」「ウォーキングストリート」「ジェンガ金次郎」

アーティストが場所を決めずに街中でパフォーマンスを行う「ウォーキングストリート」。背中にジェンガの薪を背負った「ジェンガ金次郎」は、目があったら最後…その場でジェンガ対決が始まる!

「大道芸ワールドカップin静岡」「ウォーキングストリート」「KISSER(キッサー)」

観客に囲まれてマジックを披露するのは、静岡県を中心に全国で活動するマジシャン「KISSER(キッサー)」。近くで見ても、角度を変えても、何度も見ている常連さんも…タネや仕掛けが全くわからない

「大道芸ワールドカップin静岡」「ウォーキングストリート」市民クラウン

道化師のような格好のボランティアスタッフ「市民クラウン」は、道案内をしたり、一緒に写真を撮ったり、待ち時間を飽きさせないように楽しませたりと、大道芸ワールドカップin静岡の会場を盛り上げる役割を担っている

「大道芸ワールドカップin静岡」「ウォーキングストリート」「モア ザン マイム シアター」

世界でもトップクラスのスタチュー(立像)パフォーマンス「モア ザン マイム シアター」の2人。「生きているみたいによくできた像だな〜」と近づくと、急に動き出してびっくり!

「大道芸ワールドカップin静岡」「ウォーキングストリート」「モア ザン マイム シアター」

「大道芸ワールドカップin静岡」「ウォーキングストリート」「BiGRoots(ビッグルーツ)」

足長の巨人3人が現れた!「BiGRoots(ビッグルーツ)」のパフォーマンスは遠くからでも一際目立つため、子どもたちも大集合

「大道芸ワールドカップin静岡」「ウォーキングストリート」「BiGRoots(ビッグルーツ)」

大道芸の魅力を、体感・体験して知ろう!「しずおか大道芸のまちをつくる会」

「大道芸ワールドカップin静岡」「しずおか大道芸のまちをつくる会」

「しずおか大道芸のまちをつくる会」のブースでは、子どもも参加できるパントマイム体験やディアボロ体験など、「大道芸、私もやってみたい!」という思いを後押ししてくれる体験会を開催した

「大道芸ワールドカップin静岡」「しずおか大道芸のまちをつくる会」

笑いと感動、ドタバタコメディの一輪車サーカス!「Witty Look(ウィッティ ルック)」

「大道芸ワールドカップin静岡」「Witty Look(ウィッティ ルック)」

一輪車元世界チャンピオンのDAIKIと、クラウンでサーカスアートディレクターのCHEEKY!!で結成された「Witty Look」。2024年で結成18年のベテランアーティストだ

「大道芸ワールドカップin静岡」「Witty Look(ウィッティ ルック)」

演技途中にも、2人の明るい掛け合いと一輪車パフォーマンスに引かれて、多くの観客が押し寄せる

「大道芸ワールドカップin静岡」「Witty Look(ウィッティ ルック)」

アクロバティックなパフォーマンスの数々は、観客たちを飽きさせず、会場のボルテージも最高潮に

「大道芸ワールドカップin静岡」「Witty Look(ウィッティ ルック)」

「大道芸ワールドカップin静岡」「Witty Look(ウィッティ ルック)」

毎年恒例、新技お披露目のコーナーでは、5つの車輪が付いた一輪車に挑戦!観客もドキドキしながら見守り、成功の瞬間には大きな歓声が!迫力満点のパフォーマンス、そして笑いと感動を届けてくれた2人。会場にはあたたかい拍手が送られた

「大道芸ワールドカップin静岡」「Witty Look(ウィッティ ルック)」

パフォーマンス後には、投げ銭をするために多くの観客が2人のもとへ。投げ銭は、素晴らしいパフォーマンスを見せてくれたアーティストへの感謝を伝える手段でもあり、アーティスト自身がパフォーマンスを続けていくための大切な応援のかたち。金額に決まりはないので、拍手や言葉とともに気持ちを伝えてみよう

これまでのバルーンアートのイメージを覆す「Ray麗」

「大道芸ワールドカップin静岡」「Ray麗」

マジック要素を取り入れたバルーンショーを披露するのは、バルーンアート全米チャンピオンの実績を持つ「Ray麗」

「大道芸ワールドカップin静岡」「Ray麗」

パフォーマンスをこの目で見ようと、会場には多くの観客が集まった。彼女によってどんどん形を変えていくバルーンの数々に目が離せず、その儚げで美しい演技にも圧倒される

「大道芸ワールドカップin静岡」「Ray麗」

クライマックスでは、バルーンで形作られた虹色の鳳凰が登場。まるで生きているかのようにはばたき、会場を魅了した

世界観に引き込まれる没入型ディアボロパフォーマー「ファン ティン リャン」

「大道芸ワールドカップin静岡」「ファン ティン リャン」

イベントも終盤に近づいた夕暮れ時。マレーシア出身のディアボロパフォーマー「ファン ティン リャン」の演技が始まった

「大道芸ワールドカップin静岡」「ファン ティン リャン」

流れるような動きと音楽に合わせて、ディアボロが美しい軌道を描く。技が決まるたびに湧き起こる観客たちの拍手と声援を聞き、その動きにさらに熱がこもっていくようだった

「大道芸ワールドカップin静岡」「ファン ティン リャン」

情熱にあふれるその世界観へどんどん引き込まれていく

「大道芸ワールドカップin静岡」「ファン ティン リャン」

空を切り裂くように、高くまっすぐに上がったディアボロ。観客たちもそれを追うように空を見上げる

「大道芸ワールドカップin静岡」「ファン ティン リャン」

「大道芸ワールドカップin静岡」「ファン ティン リャン」

「大道芸ワールドカップin静岡」「ファン ティン リャン」

最後の技が決まると同時に、割れんばかりの拍手が送られた。それを受け、彼自身の目にも涙が。

「大道芸ワールドカップin静岡」「ファン ティン リャン」

演技終了後には、「僕がディアボロと歩んできた16年間の中での最高の瞬間は、国際大会で金賞をとったことではなく、これまでの失敗や挫折、お客さん一人ひとりからの励ましや声援です。これからも皆さんが好きなことに勇気を持って挑戦し、人生を楽しんでいけるよう願っています」と話した

「この日を誰もが楽しめるように」市民ボランティアたちが支える「大道芸ワールドカップin静岡」

「大道芸ワールドカップin静岡」

毎年大勢の市民ボランティアが参加する「大道芸ワールドカップin静岡」。市民ボランティアの支えや活躍が、これまでの大会の歴史をつないできたのだ。パフォーマンスを楽しみに足を運ぶ人たち、アーティスト、市民ボランティアなど、”誰もが主役になれるまち”が形になった4日間だった

「大道芸ワールドカップin静岡」

「大道芸ワールドカップin静岡」

多くのお子様連れも来場するため、「みんなが安心して参加できるように」と、子どもが付ける番号付きの迷子札も用意された

「大道芸ワールドカップin静岡」

「まちは劇場」のブースで、まち劇の妖精「まちこ」のぬり絵をする子どもたち。歩き疲れたお母さんやお父さんたちも一緒にひと休み

「大道芸ワールドカップin静岡」

多くの人たちの素敵な想いやワクワクが詰まった「大道芸ワールドカップin静岡」。来年もお楽しみに!

「大道芸ワールドカップin静岡」

次回の「大道芸ワールドカップin静岡」に行ってみたくなった方は、ホームページやSNSで続報をチェックしよう!

「大道芸ワールドカップin静岡」ホームページ

「大道芸ワールドカップin静岡」Instagram

「大道芸ワールドカップin静岡」は「まちは劇場」の取り組みのひとつ!

「まちは劇場」

「まちは劇場」通称“まち劇”は、静岡市が行うまちづくりの一環だ。
まちかどで繰り広げられる大道芸にお腹の底から笑ったり、偶然聞こえてきた生演奏の音楽に心がほっとしたり。時には自分がステージに立ってみたり、そのステージを支える人になってみたり。
そんな何気ない日常に喜びを感じられるまち、誰でも自分らしく活躍できるまちを目指して、さまざまな仕掛けづくりに取り組んでいる。

「まちは劇場」ホームページ

「まちは劇場」Instagram

「まちは劇場」X

WOMOでは「まちは劇場」の取り組みについてのコラムも公開中!画像をクリックして見てみよう。

静岡市の芸術文化を支える、「まちは劇場」の存在。

静岡市の芸術文化を支える、「まちは劇場」の存在。

「まちかどコンサート」で、気軽に生演奏を楽しんでみよう。

「まちかどコンサート」で、気軽に生演奏を楽しんでみよう。

「まち劇スポット」で楽しむ、迫力満点のパフォーマンス!

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「ストレンジシード静岡 2024」イベントフォトレポート〜ストリートシアターってなんだ?〜

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「まちは劇場」によるインタビューアーカイブや、過去のプロジェクトをまとめた「まち劇アーカイブ」も必見!

「まちは劇場 まち劇アーカイブ」はこちら

更新日:2024/12/9

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