静岡パルコ×WOMO「ちいさなローカルクリエイティブ展」11/29(金)〜12/8(日)開催!〜part.1〜
2024年11月29日(金)〜12月8日(日)に開催する静岡パルコとWOMO「ちいさなローカルクリエイティブ展」は、静岡県内の「ちいさなクリエイティブ」をテーマに開催される展示イベント。2023年11月に続く第2回目の開催で、テーマは「ショップカード・ZINE・フライヤー」。期間中の土曜・日曜の週末限定で、展示されているショップカードやZINE、フライヤーの配布も!今回企画にご参加いただいた、県内の個店や団体による「ちいさなローカルクリエイティブ」を一挙ご紹介!
静岡パルコ×WOMO「ちいさなローカルクリエイティブ展」って?
「ちいさなローカルクリエイティブ展」は、WOMOが「静岡パルコ」とコラボして企画した、静岡県内の「ちいさなクリエイティブ」がテーマのポップアップイベント。
2023年11月に続く第2回目の開催のサブテーマは、「ショップカード・ZINE・フライヤー」。好評につき第1回目と同テーマでお届け。
店舗情報としての機能だけでなく、イラストやロゴ、紙、印刷技法などのこだわりが詰まった「ショップカード」と、個々の深い思いや「好き」が詰まった「ZINE」、ワクワクするような取り組みをまとめた「フライヤー」は、どれも私たちの手の中に収まるくらいの小さなサイズだが、大きく心が動かされる。
期間中、土曜・日曜の週末限定でショップカードやZINE、フライヤーの配布ブースを設置。自分の気になった「ちいさなクリエイティブ」を持ち帰ろう!
※ポップアップイベントでの配布は数に限りがございます
静岡パルコ×WOMO「ちいさなローカルクリエイティブ展」概要
開催日/2024年11月29日(金)〜12月8日(日)
開催時間/ 平日 10:30~19:30、土・日曜 10:00~19:30、12月6日(金)~全日 10:00~20:00
開催場所/静岡パルコ1階 入口横(紺屋町口)
展示・配布予定の「ちいさなクリエイティブ」たちをご紹介!
それぞれのお店・活動についてや、デザイン、質感、注目したいポイントなどを、店主やデザイナーに伺った。
aardvark tea Astand(アードバークティーエースタンド)
【ティースタンド/静岡市】
日本茶、紅茶から烏龍茶、ボタニカルまで。
お茶とくらしに、自由あれ!
くらしの中に、あってほしいお茶をとどける
静岡発のクラフトティーブランド aardvark TEAが手がけるティースタンド。
香り、味わい、そして余韻まで、
オーケストラさながら、茶葉と素材の織りなすケミストリーをおたのしみください。
手触りのある質感、チャーミングなロゴをつつむ愛らしいフォルム。
思わず連れ出したくなるショップカードをめざしました。
「aardvark tea Astand(アードバークティーエースタンド)」Instagram
Atelier&Store BERN(ベルン)
【アトリエ・アクセサリー/静岡市】
静岡市の新通でシルバーアクセサリーのアトリエ兼ショップを営んでいます。アトリエでは自身の制作のほか間貸しも行っているため飲食やギャラリー展示としても使っていただけます。
アトリエの写真をゆがませて私が好きな煙のモチーフをデザインで表現しました。自分の好きなことを表現することはとても勇気のいることだなと私自身、今も感じていて、何かに挑戦したい方へ「こんな場所があるんだよ」と伝えたい気持ちをカードのアトリエの様子がわかる写真や、ステッカーの余白に込めました。なんだろう?と興味を持っていただけたらうれしいですね。
「Atelier&Store BERN(ベルン)」Instagram
おやきとおやつKinomi
【おやき・焼き菓子/島田市】
「おやきとおやつのKinomi」では、米粉を使った焼き菓子やベーグルなどのおやつと、国産小麦と米粉をブレンドした薄皮モチモチ生地のおやきをご用意しています。メニューは定番の野沢菜、なす味噌や、チーズカレー、台湾ルーローなどの多国籍・季節限定などさまざま。地元の食材を老若男女・全国の人に食べてほしいと、手のひらサイズのおやきにたくさんの具をつめこんで一つひとつ包んでいます。
デザイナーさんによるショップカードは、島田市のお茶畑を彷彿とさせるグリーンを基調に、店名にもあるKinomi(木の実)をイメージし、【福をなす】【幸せな家庭】の花言葉がある南天の実を描いていただきました。おやきを囲んで家族団欒してほしいという願いが込められています。
KADODE OOIGAWA
【体験型フードパーク/島田市】
緑茶・農業・観光の体験型フードパーク「KADODE OOIGAWA」は、「農業」と「地域」と元気にする!をコンセプトに島田市にオープンしました。“ここに集まる野菜も人も背景にはそれぞれの物語がある。KADODE OOIGAWA で出会い、旅立つ、すべての門出を祝おう!ここでは毎日が特別な一日(ハレの日)になる。”パンフレットの表紙には、そんな私たちの想いをKADODEを象徴する熊手とともに描きました。マップには店舗情報だけでなく、館内を楽しく巡るヒントがちりばめられています。パンフレットを片手に、「KADODE OOIGAWA」で楽しい一日を!
CurryDeDeux(キュリードドゥ)
【カレー/静岡市】
元フレンチシェフが営むグルテンフリーレストランです。店名にはカレーとありますが、毎月メニューが変わる少し変わったお店です。日本人の身体に合った優しい料理をテーマに、さまざまなものを作っております。
ロゴに黄色を使っているのは、カレーだからではなく、店主のラッキーカラーだからです(笑)。裏面のデザインは、静岡市のイラストレーターumi(うみ)さんに依頼。伝えたい事をシンプルにまとめてもらいました。マットな紙の質感もポイントです。
「CurryDeDeux(キュリードドゥ)」Instagram
cotory
【雑貨/静岡市】
「新静岡セノバ」 バスターミナル近くの裏通り、ビルの2階の雑貨店です。
大切に使われてきたものと、大切に使い続けたいものをお取り扱いしています。
主張しすぎないけれど、他に無いショップカードになるように正方形のサイズをを選びました。
シンプルであることが逆に印象を残すよう、静岡市出身のグラフィックデザイナー 遠藤 教倫さんににお願いしたオリジナルフォントのロゴを、マットな紙にシルバーの箔押しで。
酒場 詠(えい)
【居酒屋/静岡市】
小皿料理を中心に静岡おでん、フライ物を提供しております。お一人様から2名様でご利用しやすい料理内容と価格帯でございます。おすすめのメニューは、肉焼売、海老焼売、静岡おでん。
ショップカードには、焼売を食べている女性のイラストを、愛媛県出身のアーティスト・渡邉城大さんに描いていただきました。
しずおかのひみつ
【おみやげ・私設図書館/静岡市】
静岡ならではの雑貨や食品を扱うギフトショップと、54名の本棚オーナーが選書した個性豊かな本が無料で借りられる「みんなの図書館」がある場所です。カフェや駄菓子屋としても営業中。ロゴは店内の窓から見える昔の石垣の景色と、街中の看板から1文字ずつ採集してきたタイポグラフィ。窓外の石垣に群生しているマメヅタをリボンに見立てて、デザインやラッピングのトレードマークにしています。まちづくり集団「シズオカオーケストラ」が運営しています。
CHILLIN COFFEE(チリンコーヒー)
【コーヒー/吉田町】
「カフェから始まるまちづくり」が合言葉。吉田町にある地域のコミュニティの場のようなコーヒースタンドです。ショップカードは、大人気の달고나(ダルゴナ)ラテとブランドカラーの赤色を差し色にしたデザインしています。レトロやチープといった言葉が合うような、手馴染みのよいざらっとした質感に、すこし霞んだような仕上がりの印刷。あえてパリッと決めすぎず、未完成な感じがお気に入りです。コーヒースタンドなので、お客さんとの距離が遠すぎずカジュアルな空気感でいたいという思いも込め、店舗のプリンターで印刷しています。
「CHILLIN COFFEE(チリンコーヒー)」Instagram
中国飲茶館
【中華/静岡市】
中国を何度も訪れ、食べ歩いた経験を持つ店主が、中国の街角の味を楽しんでもらいたいと創業した本格中国料理店「中国飲茶館」。創業30年を記念して、看板メニューをメインにした、初めてのクリスマスイベントを企画しました。
フライヤーは、中華らしさをパッと伝えるため、白背景に赤を基調としたデザインに。馴染み感を持たせつつ写真を鮮明にツヤっと見せるため、コート紙を使用し、クリスマスの唐揚げイベントなので、ロゴの店主の頭にサンタ帽の鶏をのせて遊び心も。情報をコンパクトにまとめ、店頭に置きやすいA5サイズを採用しています。
ツバキコーヒー
【コーヒー/島田市】
「ツバキコーヒー」は島田市の古い街道沿いにある自家焙煎コーヒーとマフィンやキッシュなどを販売しているお店です。コーヒーと人、人と人が繋がる誰かの為のサードプレイスをテーマに、おうちの様なお店を目指しています。
ショップロゴは飼っている猫のツバキをモチーフに、手作りの消しゴムハンコで作りました。ナチュラルなカラーと紙面に若干の凹凸感があるのがポイントです。店名の「ツバキコーヒー」は、お子さまでも読めて、海外の方にもキャッチーさを感じて欲しいとの想いでカタカナにしました。
駿府の工房 匠宿
【伝統工芸体験施設/静岡市】
「駿府の工房 匠宿」は、3年前にリニューアルした、国内最大級の工芸体験施設。多数の工芸体験はもちろん、ミナ ペルホネンや隈研吾と匠宿のコラボ体験もできるほか、工芸品のギャラリー兼ショップや工芸に触れられるカフェも併設。近隣には、匠宿を運営する創造舎が手がける宿や食事処も続々オープンしております。ますます盛り上がりを見せる周辺エリアにもぜひご注目ください。冊子「TM 匠宿magazine」は、常に進化を続ける匠宿の今がわかる一冊です。体験内容はもちろん、新オープンのお店や、匠宿のある丸子・泉ヶ谷の魅力もご紹介。冊子はエントランスや各工房、カフェなど全館で配布中です。
toki
【カフェ/静岡市】
tokiは大自然に囲まれた西里という地域にあるカフェです。ショップカードはシンプルなフォントを基調とし、落ち着いた店内の雰囲気に映えるポップな配色でアクセントを加えました。
周辺MAPは、自然豊かで魅力あふれる西里地域を、思わず笑みがこぼれるようなゆるいイラストでご紹介しています。用紙には丈夫な厚紙を使用し、周辺探索の心強いお供としてお使いいただけるようにしました。
花のあるくらし研究所
【生花・花のサブスクリプション/静岡市】
「花のあるくらし研究所」は、「花のあるくらしを日常に」をテーマにお花の楽しみ方を伝えるべく、さまざまなことにチャレンジしております。
そのひとつが、花屋さん以外のいろんなお店でも日替わりブーケが受け取れる「花パス」。帰り道はお花と一緒に。
リーフレットは、そんな思いと活動内容をイメージしてもらうために、手描きイラストで誰にでも手に取ってもらえるようなデザインに仕上げました。
花八珈琲焙煎所/本とかや
【コーヒー・古本/島田市】
島田市初倉地区の珈琲屋、「花八珈琲焙煎所」と古本屋の「本とかや」です。ショップカードの絵は店主が兄のように慕っている友人の弟であり、オープン日に自身の作品を抱えて来店してくれた画家、ようへいさん(Instagram : @yo_hey043)によるものです。絵を描く時は彼にしか聞こえない声と対話しながら着色されているそうです。絵を観ていると元気が貰えて、商売繁盛しそうな気がしてくるので気に入っています。毎週木・土曜の営業日には、ようへいさんが来店して似顔絵屋もやっています。気になる方はぜひお越しください。
船とハナウタ
【クラフトイベント/静岡市】
港町で栄えた清水に新たな形の【港町】を創りたい。そんな想いから立ち上げた『循環型クラフトイベント』です。
全国から夢を持った創り手を招き入れ、清水に集まる人やモノを全国、世界へとアピール出来る場やコミュニティ作りを目指し、船とハナウタをきっかけに、清水や静岡の魅力に触れていただき、花のような笑顔や、思わず鼻唄が聞こえてくる様な世界観のあるイベントをお届けしたく、メインビジュアルに関しても船とハナウタに合うアーティストさんにお願いし、毎回描いていただいています。
フライヤーとしての役割は勿論ですが、そのまま飾っていただける様にも制作しています。
ふわとろたこ焼き あじたま
【たこ焼き/静岡市】
忍者の看板が目印!清水区有東坂のたこ焼き屋あじたまです。外はふんわり中はとろ〜り、本場大阪のふわとろたこ焼きをできたて熱々で提供しています。たこ焼きはまだまだリーズナブルな印象があるので、ショップカードは気取らずに、誰でも手に取りやすく、気軽に持って帰ってもらえるような、一般的な質感のものを選びました。お店のキャラクターのあじたまくんを目立つようにレイアウトし、初めて見た人には何これ!と興味を持ってもらい、お店のイメージカラーでもある赤と黒で印象に残るようなデザインにしました。
メガネのミヨシヤ
【眼鏡/静岡市】
創業からもうすぐ100年、静岡市葵区駒形通りにある「メガネのミヨシヤ」です。装も昔のまま、4代目の兄弟2人と母の3人で営むこのお店で、永く使える大切な1本に出会ってもらえるよう、昔から変わらずお客さんとの会話を大切にしています。
ショップカード兼ステッカーのロゴは、昔からある「メガネのミヨシヤ」のロゴから「ミ」だけを抽出したもの。眼鏡屋であることや眼鏡のイラストはあえて入れなかったのは、この謎のステッカーを見て「なんのお店だろう?」と一歩踏み込んでもらえたり、発見があるといいなと思ったから。ぜひ手に取ってみてくださいね!
うちわは、過去の安倍川花火大会開催に合わせて作成したノベルティです。駒形通りを通りかかった人に配ろうと思っていたのですが、花火大会が中止になってしまって…。 それでも、こうして形に残るものってやっぱり素敵ですし、作って良かったなと思っています。デザインは、絵描きのHISAさんによるもの。会場でぜひご覧ください!
ものがたりを着るお店choosy(チュージー)
【古着/静岡市】
”ファッションは全ての人に平等である"をスローガンに、静岡市葵区でセレクト古着とアップサイクル商品を取り扱う「ものがたりを着るお店choosy」です。
”服のものがたりの循環"をテーマに2016年にリューアル。廃棄予定の洋服のアップサイクル活動なども行なっています。衣食住の"衣"から、環境問題やエシカル消費などにも興味を持ってもらえたらうれしいです。
ショップカードは現在3代目。1代目は幼稚園跡地への移転の際に作成したもので、イラストのすべり台は今は撤去されてしまいました。2代目はお店の取り組みをまとめたもの。3代目はお店紹介と活動内容、3R (リデュース・リユース・リサイクル)+1R(リスペクト)の4Rについてなどをまとめ、見開きにすることで物語性を演出しています。イラストはどれも静岡市のイラストレーターumiさんによるもの。表現としてのありのままのナチュラルさが気に入っています。
「ものがたりを着るお店choosy(チュージー)」Instagram
LUNLUN
【かき氷/静岡市】
清水銀座でルンルンしよう
Y to C(ワイトシー)
【スコーン・居酒屋/静岡市】
オープンから4年目を迎えた「Y to C」では、国産の小麦粉とバターを使用し、外はサクッと中はフワッとしたスコーンを作っています。
ロゴとショップカードは、ネットで調べていた時に心惹かれたデザイナー松永克輝さん(株式会社GRIZZLLY.DESIGN)に依頼しました。昼はスコーン専門店、夜は月1回ほど居酒屋を営業しているため、料理と焼き菓子のお店という事がわかるロゴに。店名の読み方がわかるよう、ふりがなをつけていただきました。料理に関するものとしての「お箸」と、焼き菓子の材料である「小麦」を掛け合わせたデザインを格子状にすることで、お客さまと夫婦の料理・お菓子が掛け合わされていく様子が表現されています。裏面にはQRコードとシンプルな地図、そして春に満開になる桜並木のある場所に、桜のマークをデザインしていただきました。
渡辺モータース商会
【自動車販売・整備/静岡市】
1956年創業の当社。“静岡で1番おしゃれな車屋さん”として、車のメンテナンスや販売、保険やレッカー業務はもちろん、カーライフだけでなくライフスタイルまで提案できるお店を目指し、カーライフアイテムはもちろん、輸入雑貨やオリジナル雑貨も取り扱っています。カードデザインのポイントは、ミントグリーンとグレーを基調としたカラーリング。当店の外壁のグレーと店頭で看板代わりにもなっている1950年代のイギリス車モーリスマイナーのカラー、ミントグリーンは、ショップカードからお店のイメージがつたわるよう配色しました。
あひる図書館
【図書館/三島市】
「あひる図書館」の運営母体である、子育て情報サイト「ママとね」のあひるのキャラクターをロゴに。ママのためだけの施設と思われてしまわないよう、名前は「ママとね」ではなく「あひる図書館」としました。パンフレットを見ただけで本を連想できるよう、表面の一部を短くして線を入れ、ページがちらっと見えるようデザインにしました。
本のようなパンフレットの中には、街の人たちで図書館をつくるにいたった経緯などの思いを綴りました。周辺マップなども入れ込み、図書館のパンフレットを通じて三島の街を楽しんでもらえたらと思っています。
伊豆白浜 温泉民宿 勝五郎
【民宿/下田市】
昭和39年にじいちゃんとばあちゃんが始めた民宿です。古い建物ですが、思い出や歴史がたくさん残っています。良いところを残しながら、自分たちらしくリニューアルしました。生まれ変わった勝五郎で、みなさんの楽しい旅の話を聞かせてください。あの頃と変わらない、海の見える丘の上で、営業しています。
読書のお供のしおりとしても使えるショップカードは、表は優しいイメージでオーナー手描きのイラスト&施設情報を。裏はスタイリッシュに館内写真を。本に挟むと温泉マークがひょっこり。読書の途中、少しだけ勝五郎のことを思い出してください。
CasaBlanca(カーサブランカ)
【イベント企画・ギャラリー/富士宮市】
「ギャラリーCasa Blanca」では、「作り手は作品と想いを」「使い手は感謝と尊敬を」互いに届けあう場として展示会を企画したり、月に一度「喫茶リリィ」という喫茶店をOPENし、日常の肩書きを脱ぎ捨て、一息つく場を深夜まで提供しております。
今回のショップカードには「Casa Blanca-カーサブランカ-」から始まる物語が収められており、ページをめくると、これまで紡いできた風景や届けたい想いが端々に描かれ、それらはひとつの線で結ばれており、人と人、場所と場所の繋がりを感じさせるデザインとなっています。この物語を包むのは、この地を象徴する空、海、富士山のブルー。そのすべてが溶け合い、訪れる人々を優しく迎え入れるように、この地の風景、私たちの想い、そして新たな繋がりともリンクしています。
「CasaBlanca(カーサブランカ)」Instagram
cafe ノジノ
【カフェ/裾野市】
2024年6月、静岡の裾野駅裏にひっそりとオープンした「cafe ノジノ」です。店名を悩んでいた際、たまたま再会した旧友がノジ(店主)の好きなものを集める店、ノジノは?と言ってくれて決まりました。ロゴも裾野に迎え入れてくれたグラフィックデザイナーsummitさんが、私らしいシンプルな線で、右肩上がりに上っていく素敵なデザインに仕上げてくれました。
別の友人が提案してくれたテーマカラーの赤は、たまたま物件の屋根の色、ショップカードにも使っています。これまでの出会いやいろんな偶然が繋がってできたお店です。
蕎仙坊(きょうざんぼう)
【そば/裾野市】
築400年の古民家で手打ち蕎麦を提供し、四季折々の蕎麦料理をお楽しみいただけます。
店内から眺める庭では、四季ごとに移り変わる木々の表情や野鳥の姿も堪能できます。
ショップカードは全4種類あり、季節ごとに異なる絵柄を採用しています。
今回は、その中から夏の「ざる蕎麦」と冬の「湯桶」をモチーフにしたデザインを選びました。
木造家屋の趣を活かし、版画のような味わい深いイラストで仕上げています。
虹霓社(こうげいしゃ)/虹ブックス
【出版・読書室/富士宮市】
富士山の西麓、標高700mの朝霧高原(富士宮市)にて、ねじ式Tシャツなどのつげ義春公認グッズの企画制作や築60年の納屋を改装した図書室「山の読書室/虹ブックス」を日々営みながら小さく出版活動をしています。アナキズムを底流に、これまで決して話題になることのなかった〝声〟を拾い上げて、100年後にまで届くような本づくりをめざしています。もし書店で見かけましたら、ご覧いただければうれしく思います。
カードは、フランス在住の映像作家で、装丁も多く手がけている山田勇男さんによる手書きのロゴを大きく配しているのがポイントです。