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「秘密のケンミンSHOW」でも紹介! ~ぬくもりと癒しを求めてオクシズの『縁側カフェ』へ

静岡市葵区の大沢と大間の両地区で、隔週で開催されている『縁側カフェ』をご存知ですか? スタートから8年余り、山里の小さな村に「心の癒し」を求めて、県内外から多くの人が訪れています。5/26木には日本各地のご当地ネタを紹介する、人気番組「秘密のケンミンSHOW」(読売テレビ・日本テレビ系列 ※静岡地区はDaiichi TV))でも紹介され、さらに多くの注目を集めています。 訪れる人の心をゆるやかに癒してくれる『縁側カフェ』の魅力を、womo編集部がご紹介します。

▼「秘密のケンミンSHOW」番組情報はこちら

大沢・大間の『縁側カフェ』にいらっしゃい

●大沢・大間地区ってどこにあるの?

大沢・大間の両地区は、静岡駅から県道27号、189号を車で約1時間北上したところにある、緑に囲まれた小さな集落。「オクシズ」の愛称でも親しまれている静岡市葵区の中山間地域の一部。

●『縁側カフェ』とは?

静岡市葵区の大沢と大間の両地区で、隔週で開催されている小さなおもてなし。
2008年にスタートし今年で丸8年の『大間 縁側お茶カフェ』と、3年目を迎えた大沢地区の『おおさわ 縁側カフェ』がある。

●『縁側カフェ』の基本ルール

基本ルールといっても難しいものではないけれど、自分もみんなも気持ちよく過ごせるように、心にとめておこう。

○車は所定の場所へ。道中は譲り合いの精神で。
○お茶をいただきたいお宅へ行き、300円のお休み料を集金箱に入れる。
○満席で次のお客さんが来た際、すでにゆっくり過ごした後であれば「また来るね」と席を譲ろう。
○それ以外は親戚や友だちの家に遊びにきたくらいの気持ちで、のんびり過ごせばOK。

○もちろんお茶の購入も可能。気に入ったお茶があればおみやげにしても。















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その1:大沢地区の『おおさわ縁側カフェ』

●おおさわ縁側カフェ

大沢地区23世帯のうち、10軒程度が縁側を開放し、お茶と3品程度のお茶請けを提供。開放しているお宅はMAPに記載されており、8軒のシールを集めると大沢のお茶をもらえるという「スタンプラリー」も開催している。
※案内板(写真下)のある集落の入り口でMAPを受け取ったら、車はPマークのある道路の端や大沢公民館へ。狭く勾配のある道のため、ここでも譲り合いの精神が大切。

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【DATA】
■開催日/毎月 第2・4日曜
■時間/10:00~15:00頃
(11~3月は14:00頃まで)
■料金/お休み料300円
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この案内看板が、集落入口の目印。近くに案内人さんがいてマップを渡してくれる

▲おおさわ縁側カフェMAP


案内人は交代で務めているそう。営業しているお宅はMAPにマークがついている。










訪ねたお宅ではシールを貰うのを忘れずに。1日で8コ集めたツワモノもいたそう。









大沢公民館付近からの眺め。小さな集落なので中心部をぐるりと回っても15分ほど。









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【1けんめ】 内野昌樹さんのお宅

内野昌樹さんは縁側カフェの発起人。7代続くお茶農家さん。築200年以上という建物は時代を巻き戻したような佇まいで、流れる時間も交わされる会話もあたたかい。

 「来るたびに寄る」というお客さんも多く、見ず知らずのお客さん同士の会話がはずむこともしばしば。






お茶を淹れてもらいながら、お父さんともおしゃべり。内野さんの息子さんや親戚の方もお手伝い。








その家ごとのお母さんの味が並ぶお茶請けは、お茶請けと呼ぶにはあまりにも充実した品ぞろえ。この日の昌樹さんのお宅は、蒸しパン、大学芋、漬け物。見た目は素朴ながら心のこもったなつかしい味わいで、一口ごとに優しさがじんわりと身体に染み込むよう。







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【2けんめ】 内野了一さんのお宅

「一緒に笑えるのがうれしいの」と優しい声のトーンで話す奥さま・正子さん。その柔らかな物腰が、ゆったり感を生む。お客さんを見送る後姿にも人柄があふれていてほっこり。了一さんのお宅では民宿も営んでおり、静かな環境と地元の素朴な幸が楽しめる(1泊2食付き6000円)。


「ちょっと違うものを」という思いで用意するというお茶請けには、ゼリーや羊かんなども登場。盛り付けもちょっと上品に。








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【3けんめ】 平垣定夫さんのお宅

家族でバーベキューを楽しむためにと作った、ご主人がお手製のウッドデッキが縁側代わり。開放感ある眺めと、ドラム缶で焼き上げる「ドラピザ」が評判。


お茶請けには、直径15センチ程の「ドラピザ」がなんと一人1枚。極力地元&自分の畑で採れた新鮮な旬野菜を使うという。これまた自家製のチリオイルでパンチアップした味も楽しめる。
目の前に緑が広がる特等席でほおばろう。





次々にピザを焼く定夫さん。ドラム缶窯も、もちろん手づくり。
何でも作ってしまう定夫さん、すごい!







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【4けんめ】 白鳥松男さんのお宅

常連さんのお目当ては、「最近若くなったっていわれるだよ」という看板娘、タニさんの笑顔。自分で冗談を言って、誰よりも大きな声で笑うチャーミングなタニさんといると、いつの間にかみんなも笑顔に。話しているだけで元気をもらえる。





縁側は通りから奥まったところにあるが、このディスプレイがオープンのサイン。








この日タニさんが出してくれたお茶請けは、ほう葉もち、落花生の五目煮、みょうがの酢漬け。











若い女性の2人組からご年配の方の集まりまで、いろいろなお客さんが時間を共有。築100年ほどという建物の縁側で、自園自製のお茶を楽しんで。







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【もっと見たい】 こんなところも大沢の魅力

大茶園は大沢地区から車で5分ほど。時間があれば一足のばして。











森や畑には季節ごとの色と風情が。小径までも絵になる。











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その2:大間地区の『縁側お茶カフェ』

●大間 縁側お茶カフェ

●大間地区全5軒のうち、数軒が開催。2008年にこの地区でスタートした『縁側カフェ』は全国でも先駆的な取り組みであったため、現在も視察や取材が続いている。
※あと少しで井川という標高800mの小さな集落は、湯ノ島温泉を過ぎたあたりから、カーブが連続する細い山道となるので運転は慎重に。

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【DATA】
■開催日/毎月 第1・3日曜
■時間/11:00~16:00頃
■料金/お休み料300円
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一期一会の風景が待つ「天空の癒し里」。
特別な眺めに心の霧も晴れていく。









四季折々の風景を眺めているだけで、気分が軽くなっていく。晴れている日は、山々の先に駿河湾が光る。









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【1けんめ】 小櫻家

一番高い所に位置する小櫻家は、縁側お茶カフェを提唱した元静岡大学人文学部教授、小櫻義明さんのお宅。風土に魅せられ、25年ほど前から大間で暮らしはじめた小櫻さんがツリーハウスを開放。山々が連なる景色とやさしい甘さのマドレーヌで迎えてくれる。


入れたてのコーヒーと手づくりと聞いて驚いたマドレーヌ。
















標高があるため、静岡市内とは思えない光景が広がることも。その日、そのときの眺めを楽しみたい。







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【2けんめ】 中村家

縁側には大間の澄んだ空気と築60余年の建物が醸すあたたかみが漂う

中村家のお茶は口に含んだ瞬間、強い香りと甘みが広がりすっと引く清々しい余韻。2煎目、3煎目までその魅力を感じられ、心に残る一杯に。
こちらでは、真摯なお茶づくりを続ける中村敏明さんが、お茶の淹れ方、楽しみ方を教えてくれる。現在はお客さんも交え、大豆栽培からの味噌づくりをスタート。









お茶請けには季節の味覚を。素朴な味わいにほっとする。「遊園地とかにいくより、断然こっちですね」という若いご夫婦とお子さんも。

何気ないやり取りに、心が丸くなっていく

数件の縁側を訪ねているうちに、
いつの間にか自分自身の力みが抜け、
心が丸くなっていくのを感じます。

心がへこんだとき、とがったとき、
ちょっとだけ疲れちゃったときにもまた来たい
「親戚の家」ができたよう。
数回目には「第二のふるさと」になっているかもしれません。

毎日忙しい日々を過ごしている
みなさんも、日曜日には
ぜひ大沢や大間の『縁側カフェ』を訪れてみて。

優しいお茶の香りと明るい笑顔が
「いらっしゃい」と
あなたを迎えてくれるはず。


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更新日:2022/1/11

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