womo編集長コラム「わたしたちが歳を重ねるということ」
womo編集長のコラム[2016年7月] womoで取り上げたテーマへの想いから最近気になるトピックまで。womo編集長が日常で感じるコト・モノ・ヒトについて語ります。毎月第4金曜日に配信。
わたしたちが歳を重ねるということ
先日迎えた、30歳の誕生日。
「わたし、もうすぐ人生の節目を迎えるから」と、3か月ほど前から呪文のように言い続けた甲斐があってか、編集部の先輩スタッフがサプライズパーティを開催してくれました。
それはそれは大感動の誕生日になりまして。
いくつになっても、誕生日というのはどこかソワソワ・ワクワクするものですよね。
ただ、年齢というものに対して女性が非常に敏感なのも事実。
"歳を重ねる"ということが気にならない女性はいない、と言っても過言ではないかと思います。
それにまつわることで、最近、読者の方からこんな感想をもらいました。
「わたしはもうおばさんだから女子とは言われにくいけどウーモが好きです」と。
女子、おばさん、三十路、アラフォー
女性の年齢を表す言葉やそれにまつわるキーワードは、世に多く存在します。
それによって生まれた多くの価値(たとえば「女子会」ブームなど)もありますが、その一方で、わたしたちの生き方を制限してしまっている部分もあるのではと思います。
「もうこの歳だからさ」
一定年齢になったらやらなくなってしまうことや、周りの目を気にして諦めてしまうこと。誰が決めたわけでもないのに、なんとなく。
もちろん、歳を重ねることによる体力的な衰えや家族や仕事など周りの事情はありますが、それ以外の部分で制限してしまうのって一体何のためなんでしょうか。
わたしの場合、過去を振り返ってみると、ほんの少し勇気が足りずに実行できていないときの言い訳に使っていることが多かったように思います。
本気になってやればできること、自分自身と向き合えば達成できること、それに立ちはだかる壁を、年齢という好都合な理由をつけて見て見ぬふりをし、自分の可能性を、自分の手で狭めていたわたし。
それって本当に必要なこと?
そう考えると、"歳を重ねる"ことをネガティブに捉えることが急にもったいなくなってきます。
わたし自身は30歳という2ケタ目が切り替わるこのタイミングで心からそう思うことができました。
だから、今回感想をくださった読者の方や、年齢を気にして新しいことにチャレンジできない女性のみなさんにこそ、まずは"歳を重ねる"ということについてもう一度見つめ直してほしいと思っています。
そして、新しい可能性が広がるのワクワクを感じてください。
前任のwomo編集長がわたしの誕生日にくれた言葉、「30代は、いいよ~!」がシンプルながらも心に響いています。
「いいよ~」の4文字に凝縮された、まだ見ぬ景色を想像させる予告。
それを胸に、今日も1日ずつ、楽しみながら歳を重ねていけたら・・・・・・!
7月号特集「大人の夏やすみ」
夏やすみというのも、誕生日と同じく、いくつになってもワクワクするもののひとつ。
毎日忙しなく、休む間もなく働く女性のみなさんへ、少しでも一息つける瞬間をお届けできればと思い、このテーマにしました。
大人になったからこそ感じることのできる贅沢や子ども心を思い出す風景、季節を愛でる気持ち。
限られた休日を、夏ならではの楽しみ方で過ごしてはいかがでしょうか。
womo読者のみなさんからも、"今年の夏の過ごし方"についてたくさんコメントが集まってきています。
定番の過ごし方はもちろん、「そんな過ごし方ってあるんだ!」という新しい発見もたくさんありそうです。
ぜひ、『womoネット』の「投稿女子トーク」も合わせてチェックしてみてくださいね。
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次回は7/29(金)にアップ予定です
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