<3番ホール>齢44のおじさん、「朝霧JAM」で大はしゃぎ
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部下に代わって、フェス潜入
「唇がとんでもないことになりまして」
編集部のY女史が、なんとも不可解な宣言をしたのは10月3日。
聞けば、とあるwebサイトで「朝霧JAM」に出店している飲食ブースの取材をして原稿を書かなければならないのだが、今の自分の唇の状態では原稿を書くどころか、その飲食物を食べることすらできないというのだ。
その唇の状態は、マスクでがっちり隠されているため「いったいどんな唇なんだ」と思う訳なのですが、本人が言うところによると、唇on唇、みないな状態だという。笑うだけで唇on唇の上の方の唇に亀裂が走ってしまい、唇on唇on唇になってしまい、完治がさらに一週間伸びるらしい。
そんな気の毒な状態の部下に、おそらく楽しいであろうフェスの取材などに行かせると、いったいどんな唇になってしまうのかわかったもんじゃない。
と言うわけで、44歳にして初となる音楽フェス「朝霧JAM」に、部下に代わって出かけることとなったのであります。
そりゃ、ラブ&ピースだから、アレもあるよね。
今年の「朝霧JAM」は10月8〜9日の2日間開催されたのですが、ホールさんは2日目の朝10時頃、現地入り。
でっかい一眼レフを首から下げ、ノート片手にカリカリメモし、せわしなくあちこち移動して、本来の業務を黙々と全うするのであります。
そう、どこへ行っても真面目に全力で仕事する。それがホールさんのモットー。
と、突然、目の前に奴らが。
思いがけない顔ハメ看板の出現にドギマギ
しかも隣には、妙に仲のいい、カエルとクマ。
そして、どいつもこいつもラブ & ピース!
これはまたとないチャンス到来ではないか!
1つの現場で2本の原稿が書けるネタに遭遇するなんて、なんとラッキー!
しかし、ここで重大な問題に気付くのであります。
そう、顔ハメ看板のニケツ問題。
2穴をきちんとだれかの顔で埋めた状態で初めて完成となるニケツ看板。前回は、息子を連れ出しニケツ問題を回避したのですが、今日はあいにく1人。
さすがのホールさんでも、全く見ず知らずの赤の他人を「ご一緒にアナにハマりませんか?」などと粋なお誘いをできるほどの勇気はございません。
と前回書いた時から、勇気レベルは特に変化なし。
しばし思案するホールさん。
と、ここであることに気づくのです。
待った無しの“ニケツ問題”を、あの力で回避
どうやらこの顔ハメ看板、『SWNKA SHANKA』という、全国各地をまわっているフェス飯で有名なお店の看板のよう。
お店ではひっきりなしにビールが売れている。。。
!!
そうだ、ビールだよ、おっかさん!
フェスといえば、お酒を飲みながらリラックスして過ごすのがお決まり。自分は素面であっても、おおよその人がお酒を飲んで多少なりとも酔っ払っている。
となれば怖いものなしだ。一気に声かけのハードルが下がるってもんだ。
ラブ & ピース & アルコール!
照準を、お酒を飲んでいるでいることが明らかな、片手にビールを持ったカップルに定め、ホールさんは顔ハメ看板前であたかも友人と待ち合わせしてる風でスタンバイ。
向こうから、「あの〜、写真撮ってもらえませんかぁ〜」となればこっちのもんである。
庄やの店員ばりに「はい、よろこんでっ!」
と写真を撮って差し上げ、返す刀ですかさず、
「私も撮って欲しいのですが、できたらご一緒にアナにハマってもらえませんか?」だ。
これでいける。
そして撮ったお写真がこちら。
ご一緒いただいた方の、ピースフルな笑顔。癒されます。
もうひとつの「カエル&クマ」の顔ハメもお願いしようとしたら、なんと近くで遊んでいたお子さんが、ちゃっかり顔ハメしてくれるではありませんか。
「えっ? 一緒に写真撮ってくれるの?」
(コクリ)
おぉー!なんという物分かりの良いお嬢ちゃん。
きっとよいお嫁さんになりますよ。
てな具合で、ミッション完了!
やっぱ世の中、ピースが一番、ビールが二番、三、四がなくって、五にホール!
その後、越えられなかったハードルを超えた自分に酔っ払い、必要以上にステージ前でノリノリになって、ジェイクシマブクロのウクレレサウンドや、クラムボンのやさしい歌声と爆発力に酔いしれたのでした。
以上、来年はちゃんとチケットを買って心底フェスを楽しみたいと誓ったホール志水がアナ場からお伝えしました。
「朝霧JAM」の情報はこちら
朝霧JAM 公式HP
ホール志水の『アナがあったらハマりたい』 県内外のお出かけスポット情報を、本筋を外しつつ私感たっぷりに、お届けしたりお届けしなかったりします。そしてハメを外して顔ハメしていきます。