父の日に『ふじのくにシャツ』を買う

秋田で暮らす父へ送る＜父の日のプレゼント＞にいつも悩むｗｏｍｏ編集部の純子。今年は何にしようか迷っているところに・・・。 womo編集部・純子によるリアルレポートをお送りします。

『ふじのくにシャツ』って知ってる？

皆さんは、父の日に何をあげていますか？　私は、いつからか父の日のアイテム選びに時間がかかるようになりました。
お酒や洋服、趣味のアイテムなど、一通りあげてしまって、母の日ですとお花という、いくつあげても困らない商品があるのですが…。
今年もどうしようかなあと思案しているうちに時間がたってしまいそうでした。
そんな時、50歳を超えているであろう元会社の先輩Ｎさんに街でばったり。父とは歳が離れてるけど、何をもらったら嬉しいか聞いてみると、

「これ、今着てるこのシャツ。遠州織物でできてて着心地めちゃいいんだよ。今もチャリで瀬名から走ってきたんだけど、汗かいてもべたつかないし、さらっとして気持ちいいいんだ。値段はけっこうするけどね。」

詳しく聞いてみると、「武襯衣」(むしゃと読みます）というブランドらしく、静岡県が認定している『ふじのくにシャツ』ブランドのひとつで、焼津魚河岸シャツや島田帯シャツもそうらしいです。

「ふじのくにシャツ？」と思いながらも、Ｎさんが着ている感じはちょっとお洒落で、デニムとあわせて洋服のようにスマートに着られるデザインだし、夏に似合うリラックスウエアとしても着られそうな感じがいいな～、などと、父が着ている姿を想像してしまう自分にニンマリ。

Ｎさんが薦めるし、

「さらっとしていて着心地がほんとにいいよ」

という言葉が印象に残っていたので、とりあえず見てみようと思い立ち、販売店を調べたら(Ｎさんは静岡伊勢丹で買ったようですが)、松坂屋静岡店でも扱ってるらしいので会社帰りに寄ってみることに。

まずは下見のつもりが…

２階の紳士服売り場に向かいエスカレーターを降りると『ふじのくにシャツ〈武襯衣(むしゃ)〉』のラインアップがズラリ。思っていたより色々なデザインがあってビックリ！

これは、遠州織物という、古くから遠州に伝わる素材と織り方の品物であるということも売り場の店員さんが教えてくれました。
（その後ネットで発見した記事でより詳しく知ることができました。）

８０年以上紡がれ続けた糸と伝統「ふじのくにシャツ」に織り込まれた地元への愛

http://www.miteco.jp/pr/9316/

同じ綿100％でも、シャツの種類によって織り方が違うことで、手触りも違います。
「これは洗いざらしのシワが出てもいい感じ」
「素材によってはアイロンがけしやすいシャツもあります」
など、母より少し年下くらいの店員さんでしょうか、一緒に手触りを確かめながら、実際に着たり洗濯したりするときのことも一緒にお話できて、これは父のライフスタイルに合いそうかな、という想像がしやすくなりました。

たまの親孝行をしたいという気持ちがムクムクと

私の父は、特に着道楽ということもないと思うのですが、スポーツをしているので、お気に入りのスポーツウエアはいろいろあるみたい。でも、普段着られるシャツはあまり持ってなかったので、着ていて心地のいいもの、肌触りのいいものは、父にも喜んでもらえそうだなと、そんなことを考えながら真剣に選び始めました。

胸に、富士山のワンポイント刺繍がシンプルに入っているんですね、
あと、扇子をぴったり収納できる専用のポケットもついていて、小技が効いています。

父の顔を思い浮かべながら…

父の顔を思い浮かべながら、合いそうな色・柄の一着を選んで、関係ないけど、なんとなく自分にもあてて姿見で確認してみました（笑）。

気になるお値段は…

お値段は税込みで12,960円。
ちょっと値ははりますが、滅多に会えない父に、また、来月70歳になる父に、着心地のよいシャツで今年の夏を過ごしてもらえたらな、とたまの親孝行をしたい気持ちがムクムクと。

これまで静岡のものを贈ったことはあまりなかったけれど、胸の刺繍の富士山が、ほんのり「静岡生まれですよー」って言ってるみたいです。なんといっても『ふじのくにシャツ』ですからね（笑）。

ほんの下見のつもりでしたが、７０歳の節目だし、普段あんまり会えないし、ちょっと高いけど頑張って買うことに決めました。