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【完成披露試写会レポート】久保ひとみさんも出演! 御殿場の現役医師が医療制度の問題に切り込んだ映画『たまゆら』

映画『たまゆら』の完成披露試写会では、久保ひとみさんの司会進行により、監督、出演者たちの舞台挨拶が行われました!

2018年2月3日(土)から上映開始予定の映画『たまゆら』。御殿場の現役医師・土田ひろかず氏が、原案・脚本・監督を務めた作品で、静岡の人気タレント・久保ひとみさんがスクリーンデビュー!
1月11日(木)に静岡東宝会館で開催された完成披露試写会では、土田監督、主演を務めた久保陽香さん、医師役の岡部尚さん、院長役の駿河太郎さんが駆けつけ、舞台挨拶を実施。久保ひとみさんの司会進行で、楽しいトークが繰り広げられました。

『たまゆら』公式サイト

『たまゆら』公式ツイッター

Q どんな想いで映画にしようと思ったのですか?

MCは久保ひとみさん。映画ではレポーター役を好演

【土田監督(以下:土)】
予備校時代、池袋に下宿していたんです。その時何の楽しみのない中で、唯一、池袋の地下街で2本で100円の映画を観に行ったんです。その時観た映画が、皆さんご存知の『卒業』って映画ですね。これだけ多くの人が涙したり笑顔になったり、映画って素晴らしいなって思っていたんですけど、進んだ道は医者で。
皆さんご存知のように、私は外科医でして、一対一の勝負なんですね。それを40何年間かやってきて。そんな中で、長年の夢を実現したいなぁ、と思いたち、60近くになってから、週一回、映画学校へ通い出しました。
そういう縁があって、今回夢が実現しました。

原案・脚本・監督を務めた土田ひろかず氏

Q 脚本を見た時、どんな印象でした?

【久保陽香さん(以下:久)】
この脚本で、医療制度の現実や制度を知ることができたのが一番大きかったです。ありがたい機会をいただけたなと。

異業種から医療の世界へ飛び込んだヒロイン・高杉和代役を演じた久保陽香さん

【岡部尚さん(以下:岡)】
監督の、意志や熱意、想いが詰まっている脚本で。頑張んないと! と。

どこか陰のある医師・白鳥良太役を演じた岡部尚さん

【駿河太郎さん(以下:駿)】
(監督に)初めてお会いした時に、キャスティングが本当に大変だったとおっしゃっていて。僕に対して「受けてくれて本当にありがとう」と言ってくれたんですけど、僕は台本を読んだ時点で、そのリアルというか、監督にしか書けないものだったし、その現状を知っている人しか書けないものだったので、これは面白いなと思って参加させてもらったんです。

豪快な言動の中に繊細さも醸し出す院長・峰山昇太郎役を演じた駿河太郎さん

Q 撮影で苦労したことは?

【久】
医療秘書という仕事があることを、この映画を通じて初めて知りました。撮影に入る前に監督の病院に見学に行かせてもらって、実際に医療秘書さんのお仕事を見させてもらったのは非常に参考になりましたし、勉強にもなりました。

【岡】
基本的に全部大変だったんですが(一同笑)、一番の山場でオペのシーンが、これがなかなか大変でして。監督からの演技指導があるんですが、「これはこーやってこーやれば良いんですよ」と言うんですけど、初めての人にはできるわけないんですよ。
でも、その場にいらっしゃるエキストラの看護師さんたちは、全員、監督の病院のプロの方たちだったんで、そのプロの方たちに助けてもらってなんとかやりきることができました。

©「たまゆら」2017

【駿】
僕の嫁が静岡出身で、静岡と言っても浜松なんですが、だから、静岡駅の周辺に来たのは実は初めてなんです。
僕の演じた役は、多分、監督そのものだったと思うんです。だから、本当はもっとイケメンをキャスティングしたかったんじゃないかなって。とはいえ、いい加減なところの中に、どうやって監督の熱い部分を出そうかな、というのはずーっと考えてやってましたね。

©「たまゆら」2017

【土】
おもしろかったのは、「カット!」ってなかなか言えないんですよ。
僕らは外科医なんで、カットといえば切ることになるんで、最初に言う言葉なんですね。だから最後に「カット」って言ったらおかしいかなって。
制作の現場では、えらい怒られまして。
演技が終わってすぐに「カット」って言うと怒られるんですね。つなぎの部分が必要なので、ちょっと余分をとらないといけないからなんですけど。
だからといって、ずーっと「カット」と言わずに待ってると、スタッフから(はやく「カット」って言えよ)っていうプレッシャーがかかったりと、非常に苦労しました。
あと、、、実は、久保(陽香)さんを一回泣かせてしまって……。
私が途中で訳のわからないことを言うもんだから、もう彼女が現場に来なくなっちゃって……。

【駿】
え~、そんなめんどくさい主演女優やったん? 俺知らんわ、その話~

【久】
監督、それは少し盛ってますよぉ。

Q これから映画をご覧になられる方にひとこと

【土】
映画学校に通った時に、20分くらいの卒業作品を作ったんですね。最初に撮ったこの作品を、同級生でもある原田眞人監督(『関ヶ原』『日本のいちばん長い日』『クライマーズ・ハイ』など)に御殿場に来てもらって観てもらったんですが、感想を求めたら、「観るべきものは、ひとつもなかった」と言われたんですよ。
もうね、「こんにゃろお」って。同級生なんだから、ひとつぐらいお世辞を言えよ、と思ったんですけど、でも、それで臥薪嘗胆ですよ。
この映画を観て、今度はお世辞の一言くらい言ってもらえるようになってるといいなと思ってます。
あと、これまで40年医療に携わっていて、こういった不合理なことが現場に起こっていること、医者も患者さんも、その不合理な仕組みを作っているお役人さんにも観てもらいたい。この一点に尽きますね。

【駿】
監督は、初めての監督であり脚本からということで大変だったと思いますけど、僕が初めて試写を観させてもらって感じたのは、映画として、ちゃんと成立したなぁ、っていう感想でした。
問題提起としては考えさせられる部分がたくさん詰まってますし、それは監督の熱意や今までためてきているものが詰まっているからだと思うんです。
反省点は多々あるかもしれないですが、それも含め、土田監督のメッセージを受け取ってもらえたらと思います。

舞台挨拶の最後には、久保陽香さんに「ハッピーバースデイ」のサプライズ花束とケーキが!


医療現場が抱える問題、医師やスタッフの葛藤を、映画の力でわかりやすく伝えたいという想いで、映画作りに初挑戦した土田監督。『たまゆら』を含め、現役の医師だからこそ描ける、医療問題をテーマにした映画三部作を計画中。実際の事件をモチーフにした第2作目の脚本も完成しつつあるとのこと。

地元・静岡県発の映画『たまゆら』を、ぜひ劇場のスクリーンでお楽しみください!

【ストーリー】

ある出来事をきっかけに、大城病院で医療秘書として働くことになった元CAの高杉和代(久保陽香)は、医師確保が急務の病院で、院長の峰山昇太郎(駿河太郎)と必死に奔走する。そんな中、和代は以前にケガの処置をしてもらった医師の白鳥良太(岡部尚)に声を掛け、医師の鑑のような白鳥に次第に惹かれていく。しかし、白鳥には大きな秘密が……。

©「たまゆら」2017

©「たまゆら」2017

医療制度との葛藤、目の前にいる患者への想い、さらには医師としての人間性、嘘、そして愛……。
実際に起こった事件をモチーフに、医療現場が抱える矛盾と向き合い、医療にとって本当に大切なこと、本物の医師とは何なのかを問う、今までに見たことのない医療ヒューマンドラマ。

©「たまゆら」2017

©「たまゆら」2017

【土田ひろかず プロフィール】

1949年石川県生まれ。関西医科大学卒業後、アメリカ遊学を経て御殿場市にフジ虎ノ門整形外科病院を開業。医師になっても幼い頃からの夢であった映画への情熱は消えず、診療の合間をぬってイメージフォーラム映像研究所に通い、映画作りを勉強。日本の医療の現状を広く世の中に知ってもらうため、初メガホンをとる。
著書には『病院につける薬』(現代書林)、『オムツがとれない日本の医療』(総合法令出版)、『なるほど!選挙に出てわかった野党が勝てない理由』(ファーストプレス)等、多数。
久保ひとみさんとは、K-mixのラジオ番組「人生各駅停車」で共演。

上映情報

【静岡先行上映】

2018年2月3日(土)~9日(金)
午後/夜 1日2回上映
シネプラザサントムーン(駿東郡清水町玉川61-2)

シネプラザサントムーン|公式サイト

【東京地区上映】

2018年2月24日(土)~3月9日(金)
夜1回上映
ユーロスペース(東京都渋谷区円山町1-5)

ユーロスペース|公式サイト

※各館とも初日上映には監督、主要キャストによる舞台挨拶を予定
※上映時間等は各劇場ホームページをご覧ください
※以降、順次全国公開予定

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