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ちばえんさん|イラストレーター・絵描き 3LDK

【profile】
御殿場市在住。多摩美術大学グラフィックデザイン科卒。静岡デザイン専門学校非常勤講師。独自の活動として、平面コラージュや絵、半立体のコラージュオブジェを制作。臨場感と空気感、その時感じたことを大切にしている。

作家の感性の源をチラリのぞき見 カオス感がスゴい作家の部屋

イラストレーターのちばえんさんが暮らすアパートメントには巨大な本棚があって、本がみっしりと詰まっている。「これ、好きそう」と取り出したのは、リチャード・アヴェドンとロバート・メイプルソープの写真集。本や漫画の話題で盛り上がるえんさんと取材班を、背後から"そぞろたち"が静かにじっと見つめる。見回せばクラフト作家の作品が並び、アメリカ映画みたいに家族の写真があちこちに。本棚を見ればその人がわかると言うけれど、えんさんの本棚を見れば見るほどわからなくなって、わからなくなるほどに妙にソソられる。この部屋はまるで、えんさんの頭の中のよう。ネタの多さと底知れぬ奥行きに、すっかり魅了されてしまった。


お気に入りを自由に飾るキッチン。「好きな人が作るものに囲まれていると落ち着くんです」


自分の作品は飾らない代わりに、これまで開催した個展のDMはすべて飾っている


「ごてんばアートクラフトフェア」でのパフォーマンスのために制作した “そぞろたち”


20畳ほどのリビングの壁一面が本棚。棚の上の段ボール箱の中身は、これから作品となる画材たち。一見無秩序に、実は整理整頓されて出番を待つ


ワタシの特等席

連日座りっ放しで腰痛に。アーロンチェアの存在が頭をよぎるが、憧れの北斎が生きた時代にそんなものはないと考え、ふと座る場所を変更。腰痛が消えた本棚の前が特等席に


favoriteアイテム

A/庭師でもある白倉祥充氏の作る木工作品の中から一目で選んだ「ケンタウロス」
B/古葉書の収集も趣味の1つ。何枚もの古葉書がある“謎の探検家”が、ある日突然、本の表紙になっていて驚き、即買いしたそう
C/えんさんが描いた家族のイラストが味わい深く、思わず二度見してしまった


本誌でご紹介できなかったサブカット


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更新日:2019/2/26

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