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【第54回】動画配信で楽しもう! ハッピーな気持ちになる映画5選

外出が難しい今だからこそ、ハッピーな気持ちになれる楽しい映画をご紹介! Amazon prime video、Netflix、hulu、TSUTAYA TV など、動画配信サービスもいろいろあるので、美味しいテイクアウトグルメを味わいながら、おうち映画館を楽しんでみては。

筆者:こしあん
映画・海外ドラマ、Bリーグ、読書、お笑い、カメが大好き。
特技はイントロクイズ(80年・90年代ソング限定)。
怖がりのくせにホラーとミステリーが大好きで、生まれ変わったらFBI捜査官になりたい。
休日にどれだけ家にこもっていてもまったく苦にならない超インドア派。
ゆる~い解説で好きな映画を紹介していきます。

『アイ・フィール・プリティ!』(2018年)

「美醜コンプレックスあるある」の表現が実に的確で、序盤の主人公レネーの気持ちが分かりすぎてツライ…と同時に大爆笑!

見た目が美しいだけで幸せになれるわけじゃないって分かっていても、「あーあ、高橋メアリージュンみたいなルックスだったら人生変わってたのになぁ」と、3日に1回くらい思う。そしたらある日、突然、本当にそうなっちゃった!
それが体験できちゃう映画です。

スポーツジムで頭を打ってから、レネー本人は自分の見た目がナイスバディの超絶美人に見えてるんだけど、周りの人は前とまったく同じに見えてるから、そのズレが面白い。
でもちゃんと会話が成り立ってる。アンジャッシュのコントみたい。

ビキニコンテストのシーンは笑ったわ〜。
デート相手のイーサンが「怖すぎる…」とドン引きするところ、最高! でもイーサン、めっちゃいい人!
コンテストの司会のおじさんの「夜道でパンクした時、一緒にいたいのはどっちの女だ?」ってセリフが好き。

自信をつけたレネーが、どんどん前向きで大胆になって、仕事も恋愛もうまくいくようになるんだけど、見た目が本当に良い人があんな感じだったら、こうはならないんですよね。ただのイヤなヤツになっちゃう。
あの見た目で、ブルゾンちえみみたいに「いいオンナ」ぶってるから笑えて、でも自然体で明るいから魅力的に見えるわけで……。しかも気遣いができて、人を楽しませるのが上手くて、会話のセンスもある。
そう思うと、美人て損なのかな?とも感じました。

最初は良かったのに、調子に乗ったレネーがちょっとイヤな人間になっていくのもリアルで……。そこをちゃんと描いているのもよかった。

誰でも何かしらのコンプレックスを持っていて、そこが変えられないとしたら、じゃあ自分はどこを磨き、何を武器にしていけばいいのか。美しさって何なのか、魅力って何なのか。
大切なことに気付かせてくれて、いっぱい笑って最後はスッキリ! 元気をもらえる作品。

最後のスピーチが素晴らしくて、ちょっとウルッときました。

いつもと全く雰囲気の違う、ミシェル・ウィリアムズもかわいかったです。

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『真夜中のパリでヒャッハー!』(2017年)

ヒャッハー!って……なんでこんな邦題つけたん?
「最近観た映画で何か面白いのある?」って聞かれたとき、ちょっと恥ずかしくてこれススメられないじゃん……。すっごく面白いのに言いづらいじゃん……。

いかにもアメリカのおバカ映画っぽいタイトルだけど、オシャレさんなフランス映画で、ストーリーもちゃんとしてます。
ビデオ映像で何が起きたかが少しずつ明らかになっていくところも、ミステリーチックで楽しいんです。

誕生日パーティーでヒャッハー!しまくる友人たちに振り回されて、主人公が散々な目に遭う話。
カールじいさんとかリアルマリオカートとか、頭からっぽにしてむちゃくちゃ笑えます。

『ハングオーバー』系のめちゃくちゃな展開なので、とにかく笑える。
と思わせておいて、意外にもハートフルなお話。

ホント、邦題だけが残念だなぁ。
あー、でもヒャッハー!ってけっこう使い勝手いい言葉だなぁ。たしかにピッタリかも。うん、ヒャッハーですね。みなさん、おうちでヒャッハーしましょう!

続編で『世界の果てまでヒャッハー!』というのがあるので、気に入った方はそちらもどうぞ。南の島が舞台で、ナマケモノとおばあちゃんが大活躍します。

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『LEGO ムービー』(2014年)

何の気なしに軽い気持ちで観たら、めちゃくちゃ面白くて不意打ちをくらった気分。
これも、もう一つの「トイ・ストーリー」。
中盤まですっっっごく楽しくて、終盤まさかの展開に、エッ?ってなって、そこからのメッセージ性の素晴らしさに泣いてしまったよ。
こういうのが映画の醍醐味なんですよおぉぉぉ。

マニュアル通りに生きて、地味で目立たない作業員がヒーローになるって、もう、その設定だけでわっしょいわっしょいな気持ち。
180度変わるんじゃなく、その性格をちゃんと活かしているところが素晴らしい。

レゴの世界なのに壮大で、アメコミヒーローもののようであり、現実世界を地味にコツコツ生きる“その他大勢の人たち”を応援する人間讃歌でもあり。

イマジネーションの偉大さを感じさせるステキな作品でした!
あの赤いパーツの意味や、なぜ作業員が主人公なのかってことがわかった時、感動の波がぶわぁぁぁと……。
いや、もう、めちゃくちゃ良くできてる!

「しょせんレゴでしょ?」じゃなくて「レゴだからこそ!」の作品。
レゴで一度も遊んだことないけど、そんなの関係ねぇ!
「す〜べては最高〜♪」の歌が、しばらく頭から離れません。

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『TAG タグ』(2018年)

「老いて遊びをやめるに非ず やめるから老いる」

子どもの頃から30年に渡って、毎年5月の1か月間、鬼ごっこを続けてきた男たちの話。
しかも実話を元にしてるとは驚き!
バカバカしいノリだけど、アクションとか騙し合いはなかなか本格的で、テンポ良く飽きさせない展開。

むちゃくちゃ面白くて、ステキな話でした。

特典映像で、実際の彼らのインタビューと鬼ごっこの映像があったのだけど、すっごい楽しそうでキラキラしてた。いい歳したおじさんが全力で遊ぶって、本当に素晴らしい。

こういう友情、いいよねー。

遊び心を忘れずに、歳をとっても全力でどんなことも面白がり、楽しく生きていきたいものです。

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『パディントン』(2014年)

紳士的で礼儀正しいけど、時々、ケモノ感が出ちゃうクマのパディントン。健気でかわいすぎる。
山奥から来たしゃべるクマを、都会の人々がわりとサラッと受け入れちゃうところはご愛嬌ってことで……。
礼儀正しくというおばさんの教えが活きているのです。礼儀大事!

とにかく、パディントンを助けるブラウン一家がみんな素晴らしい! こういう人間でありたいと思う。

ロンドンの街並みとか家のデザインとかファッションもかわいい。
めちゃくちゃ笑えるし、ほっこりするし、ハラハラ感もあって楽しい。パロディ満載で、意外とアクション系だったりします…笑
ニコール・キッドマンが悪役を楽しそうにイキイキと演じているところがまたおかしい。

パディントンの冒険を描きつつ、移民に対する偏見などのメッセージ性もある。
マーマレードが大好きなパディントン。マーマレードは故郷を思い出す味ってことですね。

この映画を観ると、マーマレードたっぷりのサンドイッチ食べたい……ロンドンってステキな街……って思えます。
でも、しゃべるクマが近くにいたら、やっぱり最初はビビるよね……笑

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更新日:2021/3/12
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